« クラシックカー大集合 | Main | 祝日の過ごし方 田舎では… »

August 15, 2008

レハール・フェスティバルに行ってきました

2008_08_lehar_festival

お待たせしました(誰も待っていないかな )。今日から、 夏の現地レポートです。

毎年、夏にザルツカンマーグートのバードイシュルで開催されているレハール・フェスティバルをのぞいてきました。今年は、7月12日から8月31日まで開催されており、オペレッタはヨハン・シュトラウスの「DER ZIGEUNERBARON」(ジプシー男爵)と、レハールの「DER ZAREWITSCH」(ロシアの皇太子)の二作品です。そのほかにも、ガラ・コンサートなど開催されています。当然、Feriは「ロシアの皇太子」を選んだのは言うまでもありません。

ちなみに原題は「Der ZAREWITSCH」というには、皇太子アレクセイは、皇帝ツァールの息子なのでツァーレビィッチと呼ばれるところから来ているようです。

Feriが観た当日のキャストですが、皇太子アレクセイ役がReinhard Alessandri、男装の麗人ソーニャ役がRomana Noack、大公役がGerhard Balluch、宰相役がMatthias Schuppli、イワン役がThomas Zisterer、イワンの妻マーシャ役がTheresa Grabnerといった面々でした。また、指揮はVinzenz Praxmarerがつとめました。ちなみにオーケストラはFranz Lehár- Orchester、合唱団は Lehár Festivals Bad Ischlという名称が与えられています。

Feriは「ロシアの皇太子」は中嶋さんが在籍中にフォルクスオーパーで1回、見ただけですから、細かいところまで、はっきりと覚えていません。そのため、詳細な比較はできません。

Img_6342_01

まず、劇場は小振りながら立派な作りです。夏の間に実施する音楽祭では、数少ない完全室内劇場です。

客席は基本的に平戸間中心になっていますが、後ろの方は高くなっているため、後方でも比較的見やすい劇場です。また、オペラ座の特徴である馬蹄形ではなく、箱形である点も汎用性を意識しているのでしょう。この他、舞台は狭いのですが、オーケストラピットの前に花道を設けているスタイルでした(ただし、花道を常時使用する形態なのかは確認していません)。

Img_6443_01

ところで、このレハールフェスティバルですが、ご来場のお客さまを観ると、男女とも民族衣装の方が多いですね。これは初めての経験でした(Feriの服装はご想像にお任せします)。これも場所柄なのでしょうか。

舞台装置は、事前にフェスティバルのWebサイトで確認していたのですが、シンプルなもので、実質、「装置」と呼べるものはありません。椅子やテーブル、ビーチパラソル(3幕)などの小物だけで対応する方式でした。ご予算が関係しているのかもしれません。

さて、衣装についてもロシア風というよりは、今風の普通の衣装でした。しかし、上演時間が休憩を挟んで3時間15分もあることからわかるように、演出については途中を省略をしないオーソドックスなものでした。ただし、大人向けなのか、結構、お色気ムード満点の場面がありましたね。また、歌手が客席通路から登場し、歌い終わると客席通路へ退場するという演出が頻繁に取り入れられていました。もちろん、舞台袖からも出入りできるのですが、観客との一体感を高めようという工夫なのでしょうかね。

Img_6445_01_2

また、例の花道も比較的多く使われ、舞台装置がない分、歌手や合唱団の動きでメリハリをつけていました。また、舞台袖に小物が置いてあるため、幕を下ろしている間にすべて片付けることができないケースがありました。この場合、上演が再開されてから、こっそり係員が登場し、小物を片付けるという場面も見られました(黒子ですね)。

「ロシアの皇太子」はアレクセイとソーニャ、イワンとマーシャという二組のカップルを中心に物語が展開するのですが、今回改めて、本公演を観たところ、意外とイワンとマーシャの「恋の駆け引き」が充実していたのが印象的でした(一部では、アレクセイとソーニャを喰っている場面もありましたね)。

仕上がりですが、リゾート地のオペレッタ・フェスティバルですが、歌手陣、合唱団、オーケストラともにしっかりとしたキャスティングで、レハールフェスティバルの名に恥じない舞台でした。特に、ソーニャ役のRomana Noackとマーシャ役のTheresa Grabnerが声も出ている上に、お芝居も上手で、なかなか良かったですね。タイトルロールのアレクセイ役Reinhard Alessandriは、なかなかの「イケメン」歌手で、だんだん女性に目覚めていく役を上手に演じていました。また、雰囲気も役にあっていたように思います。

Img_6451_01


公演は23時15分にお開きとなりました。出演者一同には、盛大な拍手が送られましたが、「オペレッタ通」が多いためか、ブラヴァは全く出ませんでした 。しかし、大都会ではないので、お開きの後、夜風に当たりながら、皆さん、三々五々、宿泊のホテルなどに歩いて替えるというのは、また良いものですね。

いずれにしてもオペレッタファンには、お勧めのイベントです。皆さまも、ぜひどうぞ

|

« クラシックカー大集合 | Main | 祝日の過ごし方 田舎では… »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« クラシックカー大集合 | Main | 祝日の過ごし方 田舎では… »