« キルヒェンコンツェルト | Main | メルビッシュ・フェスティバル「白馬亭にて」 その2 »

August 22, 2008

メルビッシュ・フェスティバル「白馬亭にて」 その1

Img_7419_01

さて、お待たせしましたメルビッシュの「白馬亭にて」です。Feriも色々なオペレッタが好きですが、なぜか入れ込んでいるオペレッタの一つが「白馬亭にて」です。多分に大好きなザルツカンマーグートが舞台だから…というのもあるのですが…それ以上に、メロディーがFeri好みなのですね。

また、元々湖に面したホテルでのお話。メルビッシュ湖上オペレッタには、ぴったりではないですか!!

まずは、最初にちょっと残念な話題から。毎年、メルビッシュでは、上演演目のイラスト入りワイングラスを提供していました(主にポスターのデザインを採用)。「していました」と過去形でご紹介しなければならないのが、残念です。というのは、今年から上演演目が一切入らない共通仕様のワイングラスになってしまったのです。「白馬亭にて」のワイングラスが欲しかったFeriとしては、来年からにしてほしかったところです。

さて、気を取り直して、まずは出演者のご紹介から。今年も主要な配役はダブルキャストになっています。

給仕長レオポルド役は、Rainhard FendrichとAlexander Puhrer、白馬亭の未亡人女将ヨゼファ役はZabine KapfingerとIngeborg Schöpf(ドレスデン・オペレッタ劇場に出演している方)、弁護士のジードラー役はMarco JentzschとCarsten Süss、ベルリンの企業家ギーゼケ役がKlaus-Dieter Lerche、ギーゼケの娘オッティリエ役はAnja-Katharina Wigger、ギーゼケを相手に裁判中の企業家ジェツルハイマーの息子(ぼんぼんですな)ジギスムント役がKlaus EberhartingerとSerge Falck、昆虫学者のヒルゼルマン教授役がErik Göller、ヒルゼルマン教授の娘クレールヒェン役がIna Nadine Wagler、カイザー・フランツヨーゼフⅡ世役はHarald SerafinとAlbert Rueprecht、ピッコロ役はRafael Schuchterといった面々でした。

実は、プルミエでは主役のヨゼファ役はZabine Kapfinger(チロル地方のご出身とか)がつとめたのですが、出来が今ひとつだったようで、後半はIngeborg Schöpfに変わってしまいました。個人的には、マルティナ・ドラークあたりが好きなのですがね(彼女は、かつてランゲンロイスでヨゼファを演じています)。

さて、「白馬亭にて」は、

第一幕が第一場(観光客で賑わう白馬亭の前)、第二場(牛小屋:オッティリエとジードラーが出会う)、第三場(観光客で賑わう白馬亭の前)、

第二幕が第一場(白馬亭の前でレオポルトが解雇される場面)、第二場(松林:クレールヒェンとジギスムントが打ち解ける場面)、第三場(市庁舎:皇帝の歓迎式典の取り決めと宿泊ホテルの指定をする場面ですが、省略されることが多いようです)、第四場(牛小屋:ヨゼファにレオポルトが皇帝宿泊の件を告げ、ヨゼファがレオポルトに戻ってきて欲しいと懇願する場面。通常は「白馬亭」の前で簡単に行われることが多いのですが、本来は二幕の山場です)、第五場(白馬亭の前で行われる皇帝の歓迎式典)、

第三幕は第一場(皇帝が朝食をとる白馬亭)、第二場(山の避難小屋:ギズスムントがクレールヒェンに発音の指導をする場面、愛の二重唱がある名場面ですね。場面を湖畔に移して行われることもあります)、第三場(白馬亭の前で、三組の結婚式が行われることにあるエンディング)と、たいへん「場」が多いオペレッタです。

通常の劇場の場合、頻繁な「場」の転換はたいへんなので、途中を省略もしくは同じ場所で行うケースが多いようです。
Img_7402_01

メルビッシュの場合、ステージが広いですから、やる気になれば、各場に必要な場面はあらかじめ作っておくことができるので、興味深いところでした。実際、客席から向かって左側には牧草地と山(シャーフベルクあたりでしょうかね。ただ、山の形からすると向かって右側の山の方がぴったりですが)、中央が船着き場、右側がウォルグガング・マルクトという設定でした(とてもインドアではできない舞台設営です)。

また、一幕の冒頭、観光客が白馬亭にやってくる場面では、実際のバス(オープンカータイプ)で登場するなど、大仕掛けはさすがです。当然、二幕の皇帝フランツヨーゼフ登場の場面は、実際に船で登場し、歓迎式典も大人数で行われ、雰囲気が出ていましたね(この場面では、最初、管弦楽団ではなく、実際のブラスバンドが演奏しながら町の人が船着き場に集まるという演出でした)。

全体的にはメルビッシュらしい仕上がりになっており、2009年のミュージカル「マイフェアレディ」につながるような展開でした。

詳しいFeriの感想は、明日のブログでご紹介します。
Img_7404_01

|

« キルヒェンコンツェルト | Main | メルビッシュ・フェスティバル「白馬亭にて」 その2 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« キルヒェンコンツェルト | Main | メルビッシュ・フェスティバル「白馬亭にて」 その2 »