« ご実家に里帰り | Main | 美術館のシャトルバス »

August 01, 2008

労働者にもオペラを!

Img_1134_01

「労働者にもオペラを」と言ってもウィーンのお話ではありません。

先日、新聞を見ていたら、面白い記事を見つけました。ロンドンのコベントガーデン王立歌劇場が、シーズン初日のチケット入手方法を、7月30日発行の大衆紙サンに独占掲載するというものです

同歌劇場によると、サン紙に独占掲載された方法で申し込んだ読者が、抽選で当たった場合、1人につき4枚までチケットを購入できるそうです。今季初日は、9 月8日で演目はモーツァルトの「ドン・ジョバンニ」だとか…(イギリスでもモーツァルトは人気があるのですね)。

階級社会が色濃く残るイギリスでは、至る所に利用者層の区別があります(スーパーマーケットも、アッパー向けからロウワー向けまで、階層別に分かれていますよね)。サン紙は、発行部数約300万で、読者の大半は労働者層だそうです(とは、言っても本当に、その公演が観たかったら、誰でもサン紙を買うとは思うのですが… )。

オペラは自分たちには無縁と思いこんでいる人に、“王立歌劇場は彼らのためにも存在することに気づいてもらい、新たなファンとして取り込むのが狙い”とのこと…。

ご多分に漏れず、同歌劇場にも国から多額の補助金が出てい訳ですが、“一部の 社会階層しか楽しんでいないオペラに税金を使うのはけしからん”(何やら、財政難に苦しむ日本の地方自治体を思い出しました)…という批判があるため、ファン層の拡大が重要な課題になっていると、日本の新聞では報じていました。

また、同歌劇場は、初日公演をイギリス国内各地の 映画館で生中継することも計画しているそうです。ところで、イギリス人というのは、どの程度、オペラに興味関心があるのでしょうかね。

オーストリアでは、料金の問題はあるものの幅広い人たちがオペラやオペレッタを楽しんでいると思うのですが、いかがでしょうか。冒頭の写真は、ご当地、ウィーン国立歌劇場です。

しかし、最も問題になるのは「チケットのお値段」だと思うのですが、実際、当日は、ディスカウントするのでしょうかね。ウィーンでも、秋の新シーズンからは値上げ+ユーロ高が、Feriの お財布を直撃していますから、公演の周知徹底以上に、お手軽な価格帯を考えてもらいたいものです。

ちなみにFeriは、イギリスの歌劇場は行ったことがありませんから、雰囲気を知るよしもありません。

|

« ご実家に里帰り | Main | 美術館のシャトルバス »

Comments

面白いですね。
ウィーンにも階級社会は歴然としてあるのですが
大衆紙を、いわゆる「インテリ」も読んでいます。
(地下鉄の中の無料新聞も(笑))

オーストリアの Hunger auf Kunst & Kultur
http://www.hungeraufkunstundkultur.at/
は、最低賃金労働者、失業者、亡命申請者などを対象にした制度で、経済困窮者にも文化的催物を楽しんでもらおうと言うもの。年金生活になったら、私も、このパス、もらえるかも・・・(本気)
色々な言語で書かれているところが、ウィーンらしいですよね。(でも、何語か、さっぱりわかりませんが。わかる方がいたら教えて下さい)

Posted by: はっぱ | August 02, 2008 01:52

はっぱさん、こんにちは。

>経済困窮者にも文化的催物を楽しんでもらおうと言うもの

へーっ。こういった制度があるんですね。さすがと言うか また、今度詳しく教えてくださいませ

Posted by: Feri | August 02, 2008 06:52

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« ご実家に里帰り | Main | 美術館のシャトルバス »