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September 07, 2008

湖上生活を支える水上救急車

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以前、当ブログで、ノイジードラーゼーでよく観られる「湖上別荘」の話題をお伝えしたことがあります。今日は、この湖上別荘に関連した話題です。

今年、Rustに行った際、SEEBADで見ていたら、明らかに普通の観光客とは違うボートに乗っているグループを見かけました。たまたま週末だったこともあり、恐らく湖畔から湖上別荘へ向かうグループ(家族)のようでした。電気ボートに食料などが入ったと思われる袋などを積んで、沖の方へ向かっていきました。

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さすがに8月下旬になると、利用者は少ないようですが、それでもRustからメルビッシュへ船で向かう途中、湖上生活を楽しんでいるご家族を見かけました。

さて、この湖上別荘ですが、夜間、急病人が発生たような緊急事態のとき、どうするのだろうと常々考えていました。自分が使っている電気ボートで、湖畔の 医療機関まで搬送するのでしょうか。ご存じの方も多いと思いますが、ノイジードラーゼーは夜間、真っ暗になってしまいます。そのため、多くのお客さまを乗せる連絡船の場合は、電子航法装置を備えている上に、照明で前方を照らしながら、ゆっくりと進んでいきます(船の大きさと装備のギャップに驚いたことがあります)。

しかし、通常の電気ボートには、そのような航法装置も、照明装置もありません。逆に電気ボートで、夜間、湖上に出れば、遭難の危険性もあるでしょう

そこで、登場するのが写真の緊急用ボート「水上救急車」です。やっぱりあるんですねぇ。このボートですが、面白いのは平たい甲板の上に救急車のボディを載せたようなスタイルになっていることです(冒頭の写真をご覧になれば、すぐにわかりますが )。

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後ろ側から撮った写真を見ると、キャビンには横に開く扉がありますから、救急車のように患者さんを寝かせることができるようになっているのでしょう。後部甲板が広いのも、救援活動を考慮したためだと思われます。

当然、キャビンの上には、夜間の作業に備えた照明装置も取り付けられています。また、安定性を高めるためか、双胴船になっている点も特徴です。日本では、このように急患輸送に特化したボートといういは、Feriは見たことがありません。

なお、このほかにもノイジードラーゼーには、様々な業務用のボートが活躍しています。
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一つは、消防艇です。こちらはキャビン上部に放水銃とパトライトが取り付けられています。後部甲板は作業用に広いスペースになっているのが特徴です。日本でも消防艇は見かけますが、このように湖専門の消防艇というのは珍しいかもしれません。Rust消防署の所属のようです。

最後はタンカーです。タンカーと言っても、ヨットや湖上別荘に給油することを目的にしているもののようで、非常に小型です。写真をご覧になればおわかりになるように、普通の船にタンクを載せたものです(船体は木製のようですが)。きっと、リクエストに応じて、燃料を届けるのでしょうね。

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このような変わった船が活躍している最大の理由は、湖上で生活をしている人が多いためだと思われますが、サポート体制の充実には、正直驚かされました。きっと、探せば、まだまだ面白い設備を見つけることが出来そうです。

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