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November 25, 2008

グラーツのSバーンがEU地域優秀賞を受賞

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ドイツやオーストリアでは、日本の郊外電車に当たる Sバーンという鉄道があります。おおむね国鉄が運行していますが、最近では、地域交通の一環として、路面電車やバスなどと共通運賃体系をとるのが一般的です。路面電車やバスは、いわゆる交通局が運営していますので、本来は、日本のように運賃体系は別なのですが、利用者の便を図るため、ゾーン制運賃を採用している訳です。

さて、ヨーロッパ地域で、すぐれた新機軸や、目ざましい業績を挙げた計画などに対し、「今年の欧州ナンバーワン」という称号を与える「European Regional Champions Awards」 という制度があるそうです。ジャンル別に十部門あり、運輸部門には、今回三つがノミネートされていました。

今回、この中から、オーストリア・グラーツ都市圏のSバーン(S-Bahn Steiermark)が地域優秀賞に輝きました(トップの写真は、受賞を伝えるグラーツ都市圏SバーンのWebサイトです)。

この表彰制度は、The Parliament誌と、EU内の地方政府の代表で構成される諮地域委員会(問機関)の委員らの投票で決まるものだそうです。

今回、表彰されたグラーツ都市圏のSバーンは、2007年12月のダイヤ改正で誕生しました(オーストリアでは、4番目だそうです)。その際、従来の郊外電車よりも運転本数の増やした他、運転間隔を等間隔とし、時刻表を確認しなくても利用しやすくしました。また、ウィーン圏でも最近投入されている「エアコンを搭載した低床区画のある新型車両」も導入されました。下の写真はウィーン近郊で活躍中の新型電車4024型ですが、これと同じタイプが使用されているようです。

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さらに、交通情報で自動車のドライバーに、新しい公共交通機関が生まれたことをPRした結果、旅客数は前年比で1割増になったことなどが評価されたようです(確かに普通、 マイカーを使う人はSバーンに乗ろうという発想になりませんからね)。

なお、グラーツ都市圏のSバーンですが、現在、S1、S11、S5、S51、S6、S7の6系統(S11はS1から枝分かれした路線、S51はS5の先の部分)ありますが、三段階にわけて路線網が拡充される計画になっています(下はグラーツSバーンの路線図です。クリックすると拡大します )。

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ご存知の方も多いと思いますが、シュタイヤマルク州の州都であるグラーツはオートリアで、第二の規模を誇る都市ですが、日本人には意外と馴染みが薄いですね。市内交通としては路面電車が活躍しています。

ちなみに、1999年に、街の中心部が「グラーツ市歴史地区」として世界遺産に登録されました

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