« ピクトグラムシリーズ 「私に気をつけてね」 | Main | 番外編 ウィーン・クラシックス演奏会 »

November 03, 2008

ザルツカンマーグートの私設博物館

Img_6495_01

オーストリアには大小様々な博物館や美術館があります。当然、公営のものもありますが、私立のものもたくさんあります。今日は、私立(私設)の博物館にまつわる話題です。

バードイシュルの近くに「MUSEUM」(博物館)という名称の施設があります。副題として「FAHRZEUG+TECHNIK」となっていますので、車両と技術を中心とした博物館であることがわかります。毎年、この脇を車で通っていたのですが、正直、入るような気がしない施設でした。というのは、建物が貧弱な上に、看板として駐車場に展示されている蒸気機関車の保存状態から、「博物館」と呼ぶには疑問があったからです。

ただ、見ないことにはコメントのしようもないので、たまたま今夏、時間があったので、移動途中に立ち寄ってきました。そこで見つけたのが、先日、当ブログでご紹介したUボートです。

入場料を入り口で払って中に入ると、平屋の展示棟には、“まぁ、よくぞここまで、色々なものを詰め込んだものだ”と感心するほど、多くの展示物が収納されています。副題の通り、自動車やオートバイ関係が充実しています。特にオートバイは、三段の展示スペースを使って、かなりの数が展示されていました。

Img_6475_01

また、自動車に関しては比較的古いものが中心です(旧東独のトラバントもありました)。変わったところでは、消防自動車や軍用車量なども展示されています。ただ、私設博物館なので、軍用車両については収集が難しいようで、いわゆる武器を装備した兵器は少なくなっています。また、武器を装備した兵器の多くは、旧東ドイツを始めとする東欧圏のものが大多数でした。

Img_6482_01

中庭には屋内に展示できない「大物」が並んでいますが、事実上の雨ざらしなので、状態が極めて悪いのが残念です。ただ、普段はあまり見ることのできない旧ソ連製のMig戦闘機(ただし、翼の一部が破損していました)や戦車が置いてありました(置いてあるという表現がぴったり)。

Img_6465_01

航空機関連では、展示棟内にグライダーやヘリコプター、オーストリア空軍の戦闘機(サーブ29トゥンナン)などが展示されています。

Img_5469_02

このほか、バックヤードにも、多数の収集した車両が置いてあるのが見えました。鉄道ものは、がたいが大きいので少ないのですが、珍品の無火機関車(昔、引火性の高い化学工場など、火を使えない場所で使っていた蒸気機関車。蒸気をボイラーに貯めて走るものです)が、一両だけぽつんと置いてありました。

Img_6468_01

どうやら、個人経営の博物館のようで、親父さんの趣味で始めた博物館というような印象を持ちました。決して、普通の人にお勧めはしませんが、ちょっと変わったモノを見たいという方、時間が余ったら、お出かけになるのもよろしいかと

なお、PRには力を入れており、ザルツカンマーグートの観光案内所やホテルには、この博物館のリーフレットがよく置いてあります。ただ、このリーフレットがくせ者で、イラストで魅力的な展示物が「描かれて」いるのです。が、イラストの展示物は、ほとんどありません(イラストでアメリカの戦闘機F15が描かれていますが、そんなものオーストリアに展示されている訳はありません。写真は別ですが)

ネタバレで申し訳ないのですが、がっかりしないようにお知らせしておきましょう。

|

« ピクトグラムシリーズ 「私に気をつけてね」 | Main | 番外編 ウィーン・クラシックス演奏会 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« ピクトグラムシリーズ 「私に気をつけてね」 | Main | 番外編 ウィーン・クラシックス演奏会 »