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December 18, 2008

「彼の地から来た従兄弟」にAndrea Bognerが登板!

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今年、9月にプルミエを迎えたエドゥアルト・キュネッケ作のオペレッタ「彼の地から来た従兄弟」ですが、12月公演ではAndrea Bognerが、事実上の主役ユーリア役に起用されました

いぁー、FeriはAndrea Bognerも好きなのですねぇ 。彼女は、器用な歌手ですが、最近の公演で印象に深いのは「伯爵令嬢マリッツア」のリーサ役ですね。とにかく踊りと歌のバランスが見事。というわけで、「彼の地から来た従兄弟」の模様をお伝えしましょう。

ちなみに「彼の地から来た従兄弟」は、9月のプルミエ以来、今回で12回目になりましたが、これは、3ヶ月間としては異常に多い上演回数です。

まず、指揮ですが、9月のプルミエではAlexander Drcarから、Elisabeth Attlになりました。「メリーウィドウ」に続いての登板です。

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主な出演者は、遺産相続人のユーリア役がAndrea Bogner、アウグスト役がDaniel Prohaska、ハイヒェン役がJohanna Arrouas、ローデリッヒ役がBoris Pfeifer、後見人ヨーゼフ役がCarlo Hartmann、クーブロトの妻ヴェルヘルミーネ役がIsabel Weicken、ユーリアのもう一人の後見人エゴン役がDaniel Johannsen、召使いのハンス役がThomas Markus、召使いのカール役がStefan Cernyという面々でした。つまり、ユーリア以外はプルミエのメンバーが、そのまま出演しているという珍しいパターンです。

通常、フォルクスオーパーでは、主要な役はダブルキャストにするのですが、今回はシングルキャストでやってきたと言うことでしょう。ということで、今回の見所は、「伯爵令嬢マリッツア」のリーサ役で見事なダンスシーンを見せたAndrea Bognerがどのようなユーリア役を見せるか…ということに尽きます

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プルミエの時に、「踊って、歌って、お芝居をする」という制作方針を強く感じたのですが、その結果、相対的に歌が犠牲になった部分がありました。しかし、Andrea Bognerの投入により、ユーリアがオペレッタの中で、よりいっそう光るようになりました
彼女は踊れる上に、歌唱力も高いので、ユーリア役にはぴったりです(雰囲気も合っていましたね)。個人的には、プルミエ時のRebecca Nelsenよりも良いと思います。

また、演出はプルミエの時と同じですが、出演者が同じであるため、お芝居がこなれてきており、オペレッタらしい演技が加わるようになりました。

例えば、3幕で 飛行機から落下傘で降下した本当のローデリッヒとハイヒェンが一目惚れする場面では、二人が抱き合っている途中で、演奏を始めようとすると、ローデリッヒが指揮者に“今、良いところだからちょっと待ってね”と声をかけます。そして、熱い抱擁が終わってから、ローデリッヒが、“はい、お待たせしました。曲の続きをお願いします”と指揮者に指示を出すようになっていました。

この他、プルミエの時以上に、ヨーゼフ役のCarlo Hartmannと、妻ヴェルヘルミーネ役のIsabel Weickenがノリノリで演技を行っていました(下のお二方)。

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ところで、1幕の冒頭、ユーリアが自室で行方不明のローデリッヒを思って踊る場面があるのですが、ここではローデリッヒを模した写真が出たところで、ターザンもどきのかけ声を男性が出す演出になっています。プルミエの時は、指揮者が男性のAlexander Drcarだったので、自分で楽しんでやっていました。さて、今日は女性のElisabeth Attlなのでどうするのかと思っていたら、何とオーケストラメンバー数名が交代でかけ声を出していました 。オーケストラメンバーも楽しんでいたようです(ピットが暗いのに建ち上がってお辞儀をしているメンバーもいました)。

今回、Andrea Bognerが入ったことで、より完成度の高いオペレッタになったと思います。今シーズンは、12月16日の公演が最後になってしまいましたが、恐らくお客さまの反応も良かったので、2009/2010シーズンも継続上演されることでしょう(根拠はありませんので、外れた場合はあしからず… )。

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