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December 03, 2008

特急電車のお話

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今日は鉄道の話題です。

日本では、長らく 新幹線で活躍していた0系が、11月末で引退しました。もちろん、開業当初の車両はかなり前に引退していますが、0系は合計3000両以上も製造されたため、今まで現役で活躍していたという訳です(しかし、高速鉄道用車両が、単一形式で3000両も製造されたというのは、たいしたものです)。

さて、オーストリアには、現在、日本の新幹線にあたるような高速鉄道は、今のところ存在しません(いわゆる高速列車専用の別線)。そのため、特急列車は、機関車が客車を牽引するスタイルが一般的です。とは言っても、最近は隣国のドイツはICEと呼ばれる電車が、特急列車の主流になっており、オーストリアにも乗り入れるようになりました。ウィーン西駅などでも、頻繁に見かけますね。

さて、このICEには、実はオーストリア連邦鉄道ÖBB(今は民営化されていますから、国鉄ではありませんが)のマークが入った車両が存在します(冒頭の写真)。

現在、ドイツ鉄道の特急電車ICEですがICE 1、ICE 2、ICE T、ICE 3という4タイプがあります。このうち動力分散式の振り子電車ICE T(ICE Tilt-technology)が、3編成がオーストリア連邦鉄道に移籍(一応、譲渡という記事を見かけました)し、同鉄道の4011形となって活躍しています。

なぜ、ÖBBがICE Tを導入したかと言うと、2007年12月に行われたフランクフルト-ウィーン間の特急列車インターシティが増発に合わせたものだそうです(下の写真が、ICE Tです)。

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ICE Tは7両編成で、最高速度230km/hです。この車両は、主にドイツ東部方面での運用を目的に開発されたもので、現在、第一次車32編成(1999年~2000年に製造)と、第二次車28編成(ICE T2、2004年~2005年)が製造されています。

ちなみにFeriは、フランクフルトではなく、ミュンヘンでÖBBマーク入りのICE Tを見かけました。実際に車両の表示を見ると「in Kooperation mit ÖBB」となっているので、共同運行といったニュアンスなのかもしれません。編成数が少ないこともあり、大きな検査などの作業はドイツ鉄道に委託している可能性もあります。

ところで、オーストリア国内を走る特急電車に4010型という車両があります。当初は、1965年にウィーンとスイスのバーゼルを結ぶ国際特急「Transalpin」に使用する目的で開発されました。その後、国内特急にも使用するため、29編成製造されています。最高速度は当時の標準である150km/h、6両編成で、食堂車(一部はビュフェ)も組み込まれています。

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電車スタイルなのですが、実は先頭車の4010型が動力車(要するに電気機関車)で、残りの6両はモーターの付いていない客車になっています(反対側の6010型には運転室が付いています)。電車のような形をしていますが、実は専用の機関車が付いている列車という訳です。ドイツ鉄道のICE 1やICE 2もこの方式ですね。最盛期には2編成を連結して、12両編成で運転されていたこともあります。上の写真は、オリジナル塗装の車両ですが、その後、下の写真のように塗り替えられました。個人的には、昔の塗装の方が好きなのですが

さすがに古い車両なので、現在は、活躍する路線も限定されるようになってきました。また、廃車となった車両は、現存する車両への部品供給に使用されているようです。

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