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December 19, 2008

Stefan Mickischがフォルクスオーパーに登場。さて、「お題」は?

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12月17日にフォルクスオーパーでは珍しい、Stefan Mickischによるレクチャー・コンサート「spielt und erklärt…」が開催されました。

知る人ぞ知るStefan Mickischは、ドイツ人のピアニストで、元々は「普通」のコンサートピアニストとして活動をしていました。

ところが、あるときから(何に 目覚めたのでしょうかね)ワーグナーのオペラを中心に演奏(もちろんピアノで)するようになり、最近ではピアノを弾きながらのレクチャー・コンサートをはじめるようになりました。

何と、あのバイロイト音楽祭では、7年ほど前からフェスティバルの期間中、ほぼ毎日のように午前中、レクチャー・コンサートを開催し、お客さまから相当な人気を集めているそうです 。ウィーンにも、ここ数年進出し、レクチャー・コンサートを中心に活躍しています。

さて、今回のテーマは、20日にプルミエを迎えるオスカー・シュトラウスの「愉快なニーベルンゲン」です。この作品、リヒャルト・ワーグナーの「ニーベルングの指輪」のパロディですから、これをワーグナー大好きなStefan Mickischに料理してもらおうという、まぁ、ロベルト・マイヤーが考えそうなアイデアです。コンサートは19時30分開演、22時終演(途中、休憩を含む実質2時間強)でした。

当日は、地元のお客さまで、ほぼ満員。人気の高さがうかがわれます。最初は、オスカー・シュトラウスの解説(当然、リヒャルト・シュトラウスやヨハン・シュトラウスと違うよという話も、演奏入りで入っていました)や他のオペレッタ作曲家との関係などから始まり、ピアノ演奏を交えて「愉快なニーベルンゲン」の楽曲解説、関連してワーグナーの「ニーベルングの指輪」シリーズの解説など、まぁ、幅広いこと。

演奏の途中で、別の作品のフレーズが入ってきたり、ピアノ演奏ながら、様々な楽器のパートで演奏したりと、サービス精神旺盛です。しかし、オペレッタの楽曲解説は、彼も初めてだったかもしれません。

ピアノ演奏は、かなりダイナミックなもの(荒削りという見方も出来ますが)ですが、独自の解釈による解説とユーモアのセンスが光ります。

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ただ、Feriの拙い語学力では、断片的な理解にとどまり、残念ながら「全貌」を把握することはできませんでした 。幸い、「愉快なニーベルンゲン」のCDを聴き込んでいたので、どれが何の曲かということがわかったので、それなりに楽しめました。

そうそう、有名なホレンダーとの確執も、自分で話をして、会場が大いに沸いていましたね。

なお、フォルクスオーパーでは珍しく、彼のCDをロビーで販売していました。お開きの後、これも異例のことですが、ロビーでサイン会をやっていました。好き者Feriもサインをもらいに行くと、Stefan Mickischが“私、ワーグナーとショパン大好きです。日本語難しいです”と日本語で話しかけてきました。予想もしない展開に、思わず、Feriは固まってしまいましたが、なかなかサービス精神旺盛な人だということが実感できました

なお、Stefan Mickischによるレクチャー・コンサートですが、今後、2009年5月(お題は「Fra Diavolo」)と6月(お題は「Ariadone auf Naxos」)に予定されています。

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