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December 17, 2008

マリッツアにUlrike Steinskyが登場!

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今日もフォルクスオーパーのオペレッタにまつわる話題です。

最近は、フォルクスオーパーもいわゆる「歌って、踊って、お芝居も見事」という歌役者の方が減ってきているのですが、その中でUlrike Steinskyは数少ない歌役者でしょう。Feriも大好きな歌手です

さて、12月15日の「伯爵令嬢マリッツア」公演(プルミエから数えて31回目)には、本当に久しぶりにマリッツア役でUlrike Steinskyが登場しました。嬉しい!! その模様をお伝えしましょう(冒頭の写真はボツニア伯爵夫人役のMirjana Iroschです。お間違えないように )。Ulrike Steinskyのお姿は次の写真をご覧ください。


当日のキャストですが、指揮は若手のHenrik Nánási(2007年9月にも「伯爵令嬢マリッツア」を振っています)、今日のキャストは、タイトルロールのマリッツア役がUlrike Steinsky(Feriは新演出のマリッツアでは見たことがありません。お初です)、相手役のタシロ役がMichael Endeでした。

Ulrike Steinskyは歌、お芝居、ダンスと三拍子そろった見事な歌役者さんで、彼女のマリッツアを見ることができるだけでも、ラッキーでした。予想通り、オペレッタのツボを押さえた見事なマリッツアぶりで、万雷の拍手を浴びていました。歌唱力もあるので、本当に見ていてほれぼれします

一方、タシロ役のMicael Ende(作家で同じ名前の人がいますが、同姓同名の別人)ですが、歌唱力もあるので、Ulrike Steinskyとのコンビも見事でしたね。ただ、雰囲気が役に合うかどうかと言う点では、好みが分かれそうです。
また、リーサ役はMaria Kékkovács、シュテファン役はKároiy Peller(一昨年のプルミエ時のセカンドクルーです)がつとめていました。

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リーサ役はMaria Kékkovácsは小柄で身のこなしが軽いので、2幕のダンスシーンでは躍動感あふれる演技を見せてくれました(個人的には、Andrea Bognerの方が好きなのですが…)。とくに、2幕のダンス中、ステファンの後ろから肩車をする場面があるのですが、足だけで支えて、後ろから覆い被さっていましたので、身のこなしの良さがよくわかりました(ここはリーサ役の状況により、ステファンがしゃがんでリーサを乗せる場合もあります)。

さらに、ポプレスク侯爵役はSándorNémeth(私の大好きな歌手の一人)、ボツニア伯爵夫人役はHelga Papouschek(2006年12月のプルミエで出演、ただし個人的にはMirjana Iroschの方が役に合っている感じがします)、ペニチェク役はGerhard Ernst(こちらも、短い出演だが、役者さんなので存在感抜群です)が、それぞれつとめていました。

なお、第2幕のキャバレーシンだけは、激しいダンスがあるため、シュテファン役のKároiy Pellerとリーサ役はMaria Kékkovácsは、ワイヤレス・マイクをつけていました。マイクの助けを借りないと「シミーでダンスを」を踊りながら歌う場面で、息が上がってしまうでしょうね。

全体的には、昨シーズンと同じ演出ですが、3幕だけはボツニア伯爵夫人役のHelga Papouschek、ペニチェク役のGerhard Ernstに合わせて、若干アレンジしているようでした。

また、3幕でポプレスク侯爵役のSándorNémethと、元恋人のという想定のボツニア伯爵夫人役のHelga Papouschekとのお芝居が光っていました。さすがにベテランだけあって、このあたりの押さえ方は見事です。フォルクスオーパーのオペレッタでは、いわゆる脇役にベテランを配しているので、舞台がしまるのですよねぇ。

今の「伯爵令嬢マリッツア」は、ブダペスト・オペレッタ劇場との共同製作版ですから、とにかく「楽しいオペレッタ」に仕上がっています。2009/2010シーズンに継続上演されるか、微妙なところなので、良い歌手が出演しているうちに観ておきたいものです

なお、今シーズンは12月に1公演、2009年1月に2公演が予定されています。

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Comments

Feriさんお久しぶりです。このブログにも変なお客さんが来るようになりましたね。それと、写真が拡大して見えなくなりましたがどうすればよいのでしょうか?
さて、1月6日のSAtaatsoperの「こうもり」と5日のVolksoperの「My Fair Lady」を見るべく計画していたのですが、同行予定者が急に具合が悪くなって中止ということになってしまいました。
その代りに、Rudolf BiblさんがVolksoperorchesterを振る公演が東京であるのでそれで我慢することにしました。VOOrch.は複数のクルーがあるのですかね?
Feriさんはオーストリアと日本としょっちゅう往復しておられるのですね。感心しております。
私も昔はSGPと一緒の仕事でSGPに行ったこともあるのですが、オーストリアの有名企業も今や、ほとんどドイツ企業の子会社化してしまったようで残念です。
私などは後期高齢者に足を踏み込むような年ですので寒い時期は避けて、春にでもGräfin MarizaかCsardas Fürstinが見られる時期に再度挑戦してみようかと思っております。 ではよい年をお迎えください。

Posted by: Njegus | December 20, 2008 23:22

Njegusさま、コメントありがとうございます。
また、お返事が遅れて申し訳ございません。まず、写真の件ですが、クリックして戴くと拡大する仕様になっているのですが、今度、改めて確認してみます。

1月のウィーン行き、中止、残念です。次のフォルクスオーパーご訪問を、ロベルト・マイヤーに成り代わりましてお待ちしております。

こちら、オーストリアも景気は低迷していますが、オペレッタやオペラ、コンサートなどの舞台芸術は絶好調です。そのためか、活気がありますね。ある意味、誇ることができる文化があるところが、うらやましい限りです。

ところでフォルクスオーパーのオケですが、ぎりぎり2グループというところでしょうか。ただ、現地で聞いた話ですと、あまり使うことがない楽器などを使う場合は、契約している奏者が加わることもあるそうです。

Posted by: Feri | December 22, 2008 09:36

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