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January 02, 2009

番外編 サントリーホール ジルヴェスター・コンサート2008

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12月31日、恒例となったウィーン・フォルクスオーパー交響楽団メンバーによる「サントリーホール ジルヴェスター・コンサート2008《Liebe, Aime, 愛, Amore, Love》ワルツで刻む、ゆく年!くる年!」が行われました。

実は、Feriは以前、ブダペスト・オペレッタ劇場が来日していた頃は、もっぱらそちらに行っていたので、サントリーホールには足を運んだことがありませんでした。今回は、久しぶりにルドルフ・ビービル氏が指揮を執ることになったので、出かけてきました。ちなみに今回で17年目になるそうです(もちろん、連続です)。

今回は歌手として、ナターリア・ウシャコーワ(ソプラノ)とメルツァード・モンタゼーリ(テノール)の二名が参加しています。モンタゼーリも、フォルクスオーパーではずいぶん出番が増えましたね。「ルクセンブルク伯」に初登場したころは、余裕がなかったように感じましたが、最近では「トスカ」などにも出演し、堂々たる歌いぶりになりましたね。

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また、オーケストラですが、コンサートマイスタリンのAnne Harvey-Naglをはじめ、59名が参加していました(オーケストラメンバーの約半数が参加していることになりますかね)。

演目は、ヨハン・シュトラウスII:オペレッタ『こうもり』序曲、ヨハン・シュトラウスII:オペレッタ『ジプシー男爵』から「生まれつきやり手の俺は」(テノール)、レハール:オペレッタ『ジュディッタ』から「私の唇は熱いキスをする」(ソプラノ)、ヨハン・シュトラウスII:エジプト行進曲 op.335、レハール:オペレッタ『パガニーニ』から「だれも私ほどあなたを愛してはいない」(ソプラノ+テノール)、クライスラー:愛の喜び、ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『うれいもなく』、ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『神秘な魅力』 op.173、ここで休憩が入り、後半は、ホイベルガー:オペレッタ『オペラ舞踏会』序曲、ヨハン・シュトラウスII:オペレッタ『こうもり』から「チャールダーシュ」(ソプラノ)、ヨハン・シュトラウスII:『ヴェニスのカーニバル』から幻想曲「エルンストの思い出」 op.126、レハール:オペレッタ『微笑みの国』から「私の心のすべてはきみのもの」(テノール)、ヨハン・シュトラウスII:新ピッツィカート・ポルカ op.449、レハール:オペレッタ『メリーウィドウ』からワルツ「唇は語らずとも」(ソプラノ+テノール)、ヨハン・シュトラウスII:ワルツ『南国のばら』 op.388、ヨハン・シュトラウスII:ラコッツィ行進曲でした。

演目を見ると、通常のワルツに加えて、フォルクスオーパーが得意なオペレッタ系の曲が含まれているところが、良いですね。2008年はレハールの没後60年だったこともあり、レハールのオペレッタを比較的多く入れたようです。なお、星野知子さんが司会・進行を務めました。

また、いらしているお客さまも「常連」が多いようで、レギーナ・レンツォーヴァ(懐かしいですねぇ。今、どうしているのでしょうか)がどうのこうの…といった話が聞こえてきました。なお、プログラムと一緒に、「歌詞の対訳冊子」を配布したのは、すばらしいアイデアですね(いずれも無料)。

プログラム構成は年越しを迎える0時までに本編を完全に終了させ、星野さんのお話で時間を調整するという方法でした。これは良いアイデアですね。また、グリーン・メドゥ・ハンドベル・リンガーズが、午前0時直前に登場し、「蛍の光」を演奏しました(ハンドベルの演奏は、開演前と、休憩中にも行われました。人数も多く、なかなか見事な演奏でしたね)。

0時を過ぎてからがアンコールタイム。まずは、定番「美しき青きドナウ」(今年は日本ドナウ交流年ですからぴったり)、そしてソロが二人揃って登場し、「椿姫」から「乾杯の歌」、最後はおなじみの「ラデツキーマーチ」でした。当初、「こうもり」の「すべてはシャンペンのせい」が出るかとも思ったのですが、如何せん、あちらはソロの人数が必要です(代わる代わる歌いますから)。

そう考えると「椿姫」は妥当な選択でしょう。実際、楽団員(確かクラリネットだったと思います)がこの曲の前に楽屋に飛び込んで、シャンペンのボトルを持って登場し、ソロのお二人、ルドルフ・ビービルにお酌をしていました(これ本物のようです。さすが、洋酒メーカーのサントリーさん)。しかし、ルドルフ・ビービル氏の指揮は、本当に見事ですね。また、楽団の皆さんも楽しんで演奏しているようで、その「気」が客席まで伝わってきました。一方、ルドルフ・ビービル氏の方も、楽団のメンバーを信頼しているようで、細かい指示は出していませんでした。ある意味、理想的な関係かもしれません happy01

途中、星野さんのお話がありました。ただ、テーマの「愛」にちなんだお話で、Feriとしては楽曲の解説を入れた方が、より面白かったように思いますね。そうそう、今回のオーケストラメンバーにFrau Ai Miwaさんがいらっしゃいました。せっかくだから、「今日のオーケストラにも実はAiさんがいらっしゃるのですよ」と紹介してさし上げたら、盛り上がったような気がします(私なら絶対、考えますね)。

また、途中、ウィーンのご紹介をしてくれたのですが、リンクの路面電車が環状運転をしているという前提で話が進んでいました。これは、原稿を作った人の誤りですが、オーストリア市観光局が後援しているコンサートとしては、唯一、残念なところです。それと、フォルクスオーパーの紹介は入れて欲しかったですねぇ shock

なお、同カンパニーは、この後、ニューイヤーコンサートを実施しています(東京公演は1月1日~3日と追加の8日)。それにしても、満員の客席に着飾ったお客さま。世界的不況を忘れさせてくれるようなコンサートでした。

なお、2009年の年末にも、同カンパニーによるジルヴェスター・コンサートが予定されていますが、「日本・オーストリア交流年2009」を締めくくる行事になりますから、さぞかし盛り上がることでしょう(気の早いFeriでした)。

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Comments

突然お邪魔します。
私もこのコンサートに行ってました。
もう6回目くらいかな。

>せっかくだから、「今日のオーケストラにも実はAiさんがいらっしゃるのですよ」と紹介してさし上げたら、盛り上がったような気がします(私なら絶対、考えますね)。

同じこと考えてましたよー!
星野さんが話しをしているときに
楽団員がちらほらとAiさんのことを見てましたね。笑

今年も楽しみだなー。
ってたしかに気が早いか。笑

Posted by: ミッキー | January 03, 2009 at 04:58 AM

ミッキーさん、コメントありがとうございます。

楽しい年越しでしたね。選曲が良かったような気がします。それにしてもルドルフ・ビービルさん、お元気でなによりです。

これからも、お気軽にお立ち寄りください。

Posted by: Feri | January 03, 2009 at 04:44 PM

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