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January 18, 2009

「最後の晩餐」の仕掛け

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今日は日曜日。キリスト教の信者が減っているとは言え、ウィーンではまだまだミサに参列する方(ステファン教会などでは、外国から来たお客さまも多いですが)が多いようです。

という訳で、今日は「教会にまつわるお話」です。

礼拝堂に「最後の晩餐」の絵が掲げられているミノリッテン教会(MINORITEN KIRCHE)は、ご存知の方も多い思います(イタリア語のミサをやっていることで有名なようです)。

昨年のアドヴェント期間中、ミノリッテン教会に立ち寄ったところ、案の定、観光客の皆さんが多数いらっしゃていました。皆さん、やはり「最後の晩餐」の絵がお目当てなようです。しばらく礼拝堂の中にいたところ、「最後の晩餐」に照明が当たる時がありました。

ただし、常時、照明が当たっているわけではなく、一定の時間がたつと、また暗くなるのです。当初は、係員が捜査しているのかと思いましたが、それらしい人物はいません。で、絵の掲げてある壁近くに行ってみると、何と向かいの柱に料金箱が設置されていました。

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この料金箱に 50セント硬貨を入れると、写真撮影用として一定時間、「最後の晩餐」に 照明が当たる仕組みになっているのです。考えましたね 。確かに、教会には献金箱が置いてあるところが多いのですが、こちらの方が集金効果は高いでしょうね。

もちろん、「誰か」がお金を入れて、照明がついているときに、同席した「他の人」が写真撮影をすることは、もちろん可能です。見ていたら、意外と多くの人が50セント硬貨を入れて、照明を付けて、絵を見ていました。

このほか、ミノリッテン教会でも、クリスマスに合わせて「キリスト生誕のジオラマ」が設置されるのですが、これが見事なのです

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普通は、キリストが生まれた厩周辺のみを再現したものが多いのですが、ミノリッテン教会のものは、その周辺の「住民の生活」まで見事に再現されています。しかも、一部は電動で動くようになっています。例えば、釣りをする人の竿が動くといったギミックが仕組まれています。パン屋さん、鍛冶屋さんなど、生活感のあるジオラマで、見ていても心が和みます。

皆さまも機会があったら、ぜひ一度ご覧ください。といっても、今年のアドヴェントの時期まで、出てこないとは思いますが

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