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January 12, 2009

今シーズンの「マイフェアレディ」は

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日本は今日、「成人の日」の祝日でお休みですね。余り関係ありませんが、今日はミュージカルの話題です。

フォルクスオーパーで、昨シーズンから再演となったミュージカル「マイフェアレディ」が、2009年1月から上演されています。今シーズンの状況をお伝えしましょう。

まず、キャストですが、主要な役は2007/2008シーズンと全く同じでした。

ちなみに、昨年の記事(2008年5月5日付けです)をひっくり返すのもたいへんだと思うので、Feriが観た時のキャストをご紹介すると、イライザ役がKatharina Straßer、ヒギンス教授役がHerbert Föttinger、大佐役がPeter Matić、イライザの父役がGerhard Ernst(前シーズンはRobert Meyerでしたね)、ヒギンス教授の母役がLouise Martina、フレディ役がLukas Permanなどといった面々でした。

なお、指揮は、昨年と同じく、楽しそうな指揮ぶりが印象的なDavid Leviが務めました(この人は、本当に楽しそうに振る人ですね)。

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演出や舞台装置は、昨シーズンと全く同じです。正直、昨シーズンはRobert Meyerが目立っていましたが 、今日のGerhard Ernstもなかなかの演技でした(写真で一番右側の紳士がGerhard Ernstです)。

Robert Meyerよりも体が大きいので、演技が全般的にユーモラスに見える点がプラスかもしれません(特にダンスの場面は、大きな体で軽やかな演技をしますから、インパクトがありますよね)。二シーズン連続なので、その他の出演者についても、演技や歌は、だいぶこなれてきている印象を持ちました。

主役のイライザ役Katharina Straßerですが、演技は良くなったと思います。とくに淑女になってからの仕草などが、細かい芝居が上手になった印象を受けました。ただ、Katharina Straßerは、その雰囲気に似合わず、もともと「声が太いタイプ」(セリフの部分を聴くとよくわかります)なので、歌う場面になると、事実上、途中から「裏声」を使わざるを得ないようです。この点で、ハンデキャップがあるように感じました 。改めて、キャスティングの難しさを実感しました。

でも、かわいらしいから、客席から拍手喝采を浴びていました。役のイメージには合っていますから、OKということで… ちなみに下の写真ですが、左側は指揮者のDavid Levi(終わった後もニコニコ)とイライザ役のKatharina Straßerです。

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これ以外のキャストに関しては、合格点ですね。最後は、ハッピーエンドになるミュージカルですし、「正しい言葉遣いができないとハッピーになれないのよ」という示唆に満ちたお話なので、子供さんを連れた地元のお客さまが多数来場していました。

それにしても、いつも思うのですが、フォルクスオーパーのオーケストラは、本当に器用ですね(もちろん、良い意味で )。オペラやオペレッタはもちろん、軽音楽の要素が入ったミュージカルも高いレベルで演奏してしまうのですから…

なお、以前もご紹介したように本ミュージカルは「完全ドイツ語版」(お芝居の部分が多いですから、当然と言えば当然ですが…)ですから、地元の皆さんはお芝居の部分で、たいへん盛り上がります。つまり、明確にドイツ語圏のお客さま(要するに地元の皆さま)を意識したミュージカルと言うことですね。

さて、今年はメルビッシュでもミュージカル「マイフェアレディ」が上演されますから、その前にフォルクスオーパー版をご覧になっておくと、色々と楽しめるかと

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ちなみに、すでに一部の配役が発表されておりますが、それによるとヒギンス教授役がMichael Maertens、イライザ役がKatrin FuchsNadine Zeintl(ダブルキャストですね)、そしてピカリング大佐役はご想像通りHarald Serafin となっています 。 さて、どんな楽しい舞台を見せてくれるのでしょうね。

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