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January 25, 2009

地下鉄U6の世代交代が完了しました

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今日は、ウィーンの 地下鉄にまつわるお話です。

ウィーンに行かれた観光客の皆さまも、路面電車と一緒に地下鉄(Untergrundbahn、略してU-Bahn)もご利用になると思います。

その中で、異色を放つ路線がFloridsdorfとSiebenhirtenを結ぶU6でしょう。何しろ、地下区間よりも高架区間が多く、なおかつ走っている車両も、U1からU4と異なる路面電車スタイルですから…

U6は、一応、地下鉄の分類にはなっていますが、シュタットバーン(Stadtbahn)や路面電車路線の高架区間などを統合して、1989年に生まれた路線です。従来の地上設備に合わせた関係で、車両が路面電車スタイルになっているという訳です。

前置きが長くなりましたが、ウィーン市交通局のWebサイトによると、このU6で使用されている車両が、2008年末に新型のType Tに統一されたようです(古いタイプの車両については、2009年1月に最後の運転があったようです)。

昨年までU6を利用した方は覚えているかもしれませんが、今まで車両は、床が高い路面電車スタイル(Typs E6/c6)のものと、路面電車で見かけるULFの兄貴分のような低床式(Type T)のものがありました。

両車は、それぞれ連結して運転することができるようになっているため、今までは、一つの列車に両方の車両が使われているケースも多く見られました(3ユニット併結が一般的で、両端がTyps E6/c6、中央がType Tといったケースもありました)。ただ、Type Tの方が低床式なので、ホームとの段差がなく、乗り降りが楽なので、どうしてもこちらに人が集まっていたように思います。Type Tが増えてからは、ほぼ各列車にType Tが最低でも1ユニットは入るようになっていたようです(バリアフリーの関係でしょうね )。

今まで両方の車両が長らく併用されていたので、旧型車両の方は真面目に 写真を撮ったことがありませんでした。と言うわけで、今日は新しい車両の方だけでご勘弁を

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ちなみにType Tは、1994年頃から投入されたU6専用車両です(ウィーン・ローカルバーンの新型車両は兄弟分に当たります)。途中、モデルチェンジをしながら、徐々に増備されて、旧型車両(Typs E6/c6)を駆逐するに至ったという訳です。本来は、U1~U4と同じ車両が使用できれば、効率が大幅に上がるのでしょうが、地上設備の改修が大変なので、U6に関しては車両をType Tに統一することで、近代化を進める方針をとったのでしょう。

ところで、お役ご免となったTyps E6/c6ですが、1990年まで製造されていたため、条件さえ合えば、まだまだ使用できます。実際、一部はオランダのユトレヒトに売却されているそうです 。ユトレヒトに行った方は、懐かしのU6に会えるかもしれません。

なお、当ブログでも、以前紹介しましたが、ウィーン市交通局では、路面電車や地下鉄の鉄道模型(HOスケール、1/87)を販売していますが、Type Tの模型も販売しています。お値段は131ユーロ(モーター付が161ユーロ)となっています。最近販売されたものだけに、良くできていますね。

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