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April 25, 2009

速報 フォルクスオーパー2009/2010シーズン プログラム発表

2009_2010_vop

フォルクスオーパー・ファンの皆さま、お待たせしました 。2009/2010シーズンの上演プログラムが発表されましたので、その概要をお知らせします。

来シーズンも「あっと驚く演目」が加わった反面、Feriの悪い予感が当たってしまいカールマンの作品が消えてしまいました 。ウーン、残念

○オペレッタ
まずは、Feri注目のオペレッタですが、プルミエは3演目です。しばらく上演されなかったカール・ツェラーの「小鳥売り」が新演出で登場します(9月8日プルミエ)。

さらにジャック・オッフェンバックの「酋長アーベントヴィント」(10月25日プルミエ)とパウル・アブラハムの「ハワイの花」(2月7日プルミエ)がラインナップされました。

Feriは両方とも観たことはありませんが、「ハワイの花」には有名な曲がありますよね。

ロベルト・マイヤーは明らかに、今までやっていなかった演目を掘り起こして、古くからのオペレッタ・ファンの来場を喚起しようという作戦に出ていることがわかります。正直、オペレッタ・ファンでしたら、「酋長アーベントヴィント」と「ハワイの花」は、ぜひ観たいと思いますからねぇ

酋長アーベントヴィント」ですが、以前、お芝居版をロベルト・マイヤー主演で上演していたことがあるようです(アカデミー劇場らしいですが)。このときは、「タンホイザーと80分」よろしく、マイヤー自身が一人三役を演じるという、大変楽しいプログラムだったようです。さて、オペレッタ版はいったいどうなるのでしょうか。作品に関する資料を調べたのですが、今のところ手に入れることはできませんでした。

また、継続上演されるプログラムは「こうもり」、「メリーウィドウ」、「ルクセンブルク伯」、「愉快なニーベルゲン」、「かの国から来た従兄弟」、「地獄のオルフェウス」の7演目です。また、スペシャル扱いですが、オペレッタ歌手による軽妙なコンサート「オペレッツ」も再び登場します(これは、意外とお勧めです )。

○オペラ
プルミエは4演目です。ヴェルディの「リゴレット」(10月17日プルミエ)、クリスティアン・コロノヴィッツの「アントニオと鬼」(子供のためのオペラです。12月13日プルミエ)、プロコフィエフの「三つのオレンジへの恋」(4月17日プルミエ)、そしてモーツァルトの「後宮からの誘拐」(6月12日プルミエ)です。

「三つのオレンジへの恋」はちょっと興味がありますね。また、日本のファンにもおなじみの「リゴレット」を、どのように料理するかが注目されます。

継続上演されるプログラムは「ラ・ボエーム」、「ヘンゼルとグレーテル」、「セビリアの理髪師」、オイゲン・ダルベールの「低地地方」、「トスカ」、エルンスト・クレネスの「Kehraus um St.Stephan」、「カルメン」、「椿姫」、「魔笛」、「フラ・ディアボロ」、「ナクソス島のアリアドネ」の11演目です。

なお「虫の衣装」で、話題を集めた「ツゥーランドット」はついに消えてしまいました

○ミュージカル
ミュージカルのプルミエは1演目ですが、何とビックリ、リチャード・ロジャースの名作「南太平洋」が、コンサート形式で上演されます(プルミエ1月16日)。どんな舞台になるか、興味がありますね。

このほか、継続上演されるプログラムは「ガイズ・アンド・ドールズ」、「マイ・フェア・レディ」の2演目です。いずれも評判が良いので、妥当な選択でしょう。
ただ、永年親しまれた「アナテフカ」(屋根の上のヴァイオリン弾き)が姿を消しています

○バレエ
バレエのプルミエは「カルメン」と「バレエガラ」(シーズンの最後に当たる6月29日と30日に開催)の2演目です。バレエ版の「カルメン」はちょっと興味がありますね(11月21日プルミエ)。このほか、継続上演されるプログラムは「マックス&モーリッツ」、「くるみ割り人形」、そして「クィーンに捧げるダンスオマージュ」の3演目です

○スペシャル
こちらはマイヤー出演の「タンホイザーと80分」と「クリスマスコンサート」(今年はマチネとソワレの2回公演)、そしてディープなファンには人気が高いStefan Mickisch によるレクチャー・コンサート(「リゴレット」、「三つのオレンジへの恋」、「後宮からの誘拐」)もラインナップされています。また、2月4日には「Soirée mit Christoph Wagner-Trenkwitz: Paul Abraham」と題された演目が登場します。
ところで、詳細は発表されていませんが、イベント用に改装されるエリアを使用した「Heute im Foyer…」という公演がラインナップされています。いわゆる劇場を使わない「公演」で、当初は「休演扱い」になっていました(実際、劇場のホールは休演です)。こちらは、後日、詳細が発表されるのを待ちたいと思います

○フォルクスオーパーも値上げ
来シーズンから、フォルクスオーパーも値上げになるようです。具体的には、オペレッタなど従来、75ユーロだった席が80ユーロ、65ユーロが70ユーロ、50ユーロが55ユーロ、33ユーロが36ユーロ、19ユーロが21ユーロ、6ユーロが7ユーロ、4ユーロが5ユーロ、2ユーロが3ユーロ、1.5ユーロが2ユーロにそれぞれ値上げになります。他のカテゴリーも同じように値上げされるようです。国立歌劇場ほど派手な値上げでないのは助かりますが、それでも痛いですね

オペラについては、今年はオーソドックスな内容に戻っているような感じですが、オペレッタについては、意表を突かれましたね。少なくとも、「酋長アーベントヴィント」と「ハワイの花」は、予想もしていなかった演目です。おそらく、両演目とも地元でも注目されることでしょう。

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