« 速報 フォルクスオーパー2009/2010シーズン プログラム発表 | Main | 音楽評論あれこれ »

April 26, 2009

行きがけの駄賃

Img_2356_001


今日は「移動途中に見つけた面白いもの」に関するお話です。

先日、バーデンにオペレッタのチケットを買いに行き、ウィーンに戻るためバスを利用したときの話です。バーデンとウィーンを結ぶバスは電車と同じ会社が経営しているのですが、ルートが異なります。

特にアウトバーンを経由する便(日中は原則として、こちらのルート)に関しては、途中から鉄道線路を離れたルートを走ります。バスはHONDA(そう、日本のHONDAです)の拠点横を曲がるのですが、このあたりは、工場などの産業施設が多いようです。

バスが信号で停車したとき、目に飛び込んできたのが、写真の鉄道車両です。

変わった車両ですが、これは「無火機関車」という蒸気機関車の一種です。普通、蒸気機関車は石炭や薪、重油などを燃焼させてボイラーで蒸気をつくります。

当然ですが、「火気」を使うため、「 火気厳禁」の場所では、使用できませんでした。

今では、ディーゼル機関車など内燃機関を使用した機関車があるので問題ないのですが、昔は内燃機関が発達していなかったため、「無火機関車」と呼ばれる火を使わない蒸気機関車が開発されたのです。

仕組みは、別の場所で作った蒸気を、この機関車の蒸気タンクに注入し、それで走るようになっています。普通の蒸気機関車のボイラーにあたる場所が、蒸気タンクになっているケースが多いようです。当然、煙突はありません。そのため、蒸気機関車なのですが、シンボルの煙突がないという変わった機関車です。

で、この無火機関車を見つけたのは、DROTTという会社の駐車場でした。実際にバスを降りて、会社を訪問して調べれば、もっと多くのことがわかったのでしょうが、根性がないFeriは、そのままバスに乗ってウィーンへ戻りました (もっともこの近くにバス停はありませんでしたが‥言い訳)。

そのため、バスの中から見た範囲(後日、写真を分析しましたが)での情報ですが、DROTTという会社は建設重機のレンタル会社のようでした。

Img_2358_001

というのは、駐車場には整備された建設重機が整然と並んでいたからです。ということは、その昔は、建設重機として、この無火機関車を貸し出していたのでしょう。よく会社のシンボルとして、昔の車両などを展示しているケースがありますが、そのような目的だろうと思います。

学研肌の鉄道ファンの方でしたら、メーカーや製造時期、軌間(レールの幅)などが気になるところでしょう。いずれにしても、こういった産業遺産が突然出てくるところもウィーンらしいところです

|

« 速報 フォルクスオーパー2009/2010シーズン プログラム発表 | Main | 音楽評論あれこれ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 速報 フォルクスオーパー2009/2010シーズン プログラム発表 | Main | 音楽評論あれこれ »