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April 13, 2009

プログラムあれこれ

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このところ、「音楽の話題」が少なくて、申し訳ありません 。何しろ、聴いていない、観ていないものですから… そろそろ「オペレッタの禁断症状」がでそうです

さて、今日はオペレッタやオペラの 公演プログラム」にまつわるお話です。

まず、こちらのプログラムはサイズが小さくて良いですよね。国立歌劇場の場合、縦20.5cm、横11.5cmなので、女性のハンドバッグや男性のセカンドバッグに簡単に入ります(冒頭の写真が国立歌劇場バージョンですね)。

一方、フォルクスオーパーの方は、現在、二種類のサイズが存在します。一つは国立歌劇場と同じ、縦20.5cm、横11.5cmのもの、もう一つは、縦17.0cm、横11.8cmのものです。前者は、古くから上演されている演目(「こうもり」「チャールダーシュの女王」「ウィーン気質」など)で、表紙のデザインも公演名称以外、同一です。

それに対して、後者は最近プルミエを迎えた作品のもので、デザインも表紙にカラー写真を取り入れるなど、「今風」になっています。こちらの方が、縦寸法が短いので、取り扱いは楽でしょうかね(中段の写真がフォルクスオーパーのプログラムです)。

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面白いのはプログラムの構成です。日本では、おおむね招へい元によってプログラムの構成は決まっています。それに対して、こちらのプログラムは、作曲家のバイオグラフィは入っていることが多いのですが、それ以外は、作品解説に重点を置くもの、時代背景に重点を置くもの、登場人物の紹介に重点を置くものなどなど、様々です。

とはいっても必ず入っているのが「あらすじ」です。以前は、ドイツ語、英語、イタリア語などだけだったのですが、最近では、国立歌劇場やフォルクスオーパーのプログラムにも、「日本語のあらすじ」が掲載されるようになり、便利な時代になりましたね

ちなみに、フォルクスオーパーの場合、新演出などでプログラムを作り替える時に「日本語のあらすじ」を入れているようなので、古い演出の作品では、「日本語のあらすじ」が掲載されていないケースもあります(皮肉なことに日本人がよく観る「こうもり」などは入っていませんね )。

一方、国立歌劇場については、オペラに関しては、ほぼ全演目に「日本語のあらすじ」が入っているようです。

ところで、以前から疑問に思っていたのは、この「日本語のあらすじ」が、必ずしも親切な記述ではない…ということです 。当初は、ドイツ語版を日本語に訳しているため、翻訳の問題もあるのかなぁと思ったのですが、最近、面白い話を聴きました。

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実は、最近、こちらではプログラムに掲載されている「あらすじ」は、演出家が執筆しているというのです 。そうなると、演出家によっては、「ネタバレ」を防ぐために、意図的に結末やポイントをぼやかしているケースも考えられます。さらに、当初の演出が途中で変更された場合、最初の演出家が執筆した「あらすじ」が、そのまま使われていると、舞台上の流れと合わないという事態も発生します。

ちなみに、日本公演で販売されているプログラムは、 お値段が高い(オペラの来日公演では2500円が相場になってしまいましたね)こともあり、まず、サイズが大きい。故に持ち運びがたいへんです(裸で持ち歩くのは、どうもねぇ )。

さらに作品解説や「あらすじ」はもとより、出演歌手のプロフィールも詳細に記述されています。「あらすじ」意外に「見どころ、聴きどころ」をまとめているケースもあります。当然、来日公演に合わせて作成しているので、舞台上の流れともずれているというケースもありません(写真は現地公演のものなので、日本の舞台と違うことはありますが…)。

ただ、丁寧すぎて、「大きなお世話」というご意見もあるようですが…(事前に十分に調べる、CDなどを聴き込む、終わってから自分が良いと思った歌手を調べてみる…というプロセスが楽しいのに…という意味ですが )。

なお、ウィーン国立歌劇場のプログラムでも、一部の演目は日本の音楽評論家などが、オリジナルとは別に執筆しているケースもあります(ばらの騎士など)。このような例では、日本で販売されているプログラム並の「親切な内容」になっています。

しかし、演出家が執筆しているとなると、「あらすじ」も、また別の楽しみ方が見えてきますね

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