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July 30, 2009

びっくり仰天 公演中にオーケストラピットが…

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今日は、夏休みで休演中の「フォルクスオーパー・オペラの話題」をお伝えしましょう。

先日、「ロシアの皇太子」でオーケストラピットが無くなっていたいという話をお伝えしました。

実際、フォルクスオーパーに限らず、歌劇場でガラコンサートやコンサート形式のオペラなどを上演する場合は、オーケストラピットの床を完全にジャッキアップして、舞台の床と同じレベルにしてしまいます。これは、国立歌劇場でも同様です。

ところが、かつて公演中にオーケストラピットをジャッキアップさせるという「驚きの演出 」が存在したのです。

2001/2002シーズンにフォルクスオーパーでは、ワーグナーの名作「ニュルンベルクのマイスタージンガー」がラインナップに加わりました。

ご存知のように「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は、通常、歌合戦の場面で大人数の合唱団が登場し、華やかな舞台になります。当然、舞台がある程度広くないと迫力ある舞台を創ることは難しいので、本来ならばフォルクスオーパーよりも国立歌劇場向きの演目です。

Feriは2001年9月にフォルクスオーパーで「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を観る機会がありました。実は、この演目をライブで観るのは、これが初めてでした(国立歌劇場では2002年5月に観たのですが、逆でなくて良かったというのが正直なところです )。

やはり舞台が狭いこと、ピットが狭いという物理的な問題からオーケストラの人数を増やしにくいということで、かなり厳しい公演でした。

まず、近代演出なので、出演者は皆さんスーツやドレス姿…当然、舞台装置も相当簡略化したものでした。クラシックな演出が好みのFeriは、この手の演出はどうも雰囲気が出ないのでピンと来ないですねぇ。ただ、フォルクスオーパーの舞台規模を考えると、このような演出にする以外、上演できない演目だと思うので、やむを得ないところでしょう。まぁ、冒頭の写真をご覧頂ければ、舞台の雰囲気は伝わると思います

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さて、Feriがビックリ仰天したのは、第3幕「ペグニッツ河畔の歌合戦会場」のフィナーレ場面です。

マイスターが決まる場面で、オーケストラピット全体が突然、ジャッキアップ 。オーケストラピットは、舞台とほぼ同じレベルまで上がってきました。そしてヴァルターがジャッキアップしたオーケストラピットに入り、オーケストラメンバーの中を回遊しながら歌い出しました

そして、勝利の月桂冠をオーケストラの譜面台にかけてから、舞台に戻っていくのです。二枚目の写真は、ちょうど、ジャッキアップが終わった当たりのものです。

その後、再び、オーケストラピットはジャッキダウン。オーケストラメンバーはオーケストラピットが動いている最中もしっかり演奏していました。何しろ、舞台の途中で突然、オーケストラピットがせり上がってくる訳ですから、これには唖然としました

Feriが今までにフォルクスオーパーで観たオペラ、オペレッタで、演奏中にオーケストラピットがせり上がってきたのは、この「ニュルンベルクのマイスタージンガー」だけでした。それだけに強く印象に残っています。

最もFeriは全ての演目を観ている訳ではありませんので、もしかしたら他のプログラムで同様の「珍演出」が採用されていた可能性があるかもしれませんね

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