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August 27, 2009

フォルクスオーパー「メリーウィドウ」こぼれ話  出演者編1

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連載第5回は、今日はフォルクスオーパーで上演された「メリーウィドウ」の出演者についての考察です。10年も観ていると「出演者の変化」も興味深いですね。

○指揮者も色々
まず、指揮者ですが、FeriはKaren Kamensek、Michael Tomaschek、Wolfgang Bozic、Leopold Hager、Rudolf Bibl、Elisabeth Attlの都合6名の演奏を聴いています。

見始めた頃は、今ほどオペレッタに詳しくなかったので、細かいところの記憶がありません。記憶にある範囲では、当たり前ながらRudolf Biblがツボを押さえた一番オーソドックスな演奏だと思います。Michael Tomaschek は、主に同カンパニーで合唱指揮を担当することが多いことから、合唱部分のまとめ方は見事だと思います。

一方、Karen KamensekElisabeth Attlは女性ですが、Feriの印象としてはKaren Kamensekの方が、演奏は洗練されており、オーケストラを信頼して任せている部分が多かったように記憶しています heart02 。小柄な人なのですが、なかなかダイナミックな指揮ぶりで、格好が良かったですね。冒頭の写真は、旧演出時代のKaren Kamensekです。

また、舞台とのコンビネーションも良かったですね。彼女は、その後、フォルクスオーパーを離れましたが、「シカゴの公爵夫人」の際にはプルミエに起用されています。

なお、指揮者別でみると、Rudolf Biblが4回、Michael TomaschekとKaren Kamensekが3回となっていますが、まもなくElisabeth Attlが最も多くなるかもしれません。

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○時代と共にキャストも代わる
次に、出演者ですが、2005/2006シーズンにリニューアルを境にメンバーが大きく替わっています。特に新演出のプルミエでは、準備に時間がかかるため「メリーウィドウ初出演」というメンバーになっていました。

さて、Feriが観た旧演出では、ダニロ役はKurt Schreibmayerが圧倒的に多く、Morten Frank Larsenが「次代のソリスト」として出始めた頃でした。

ただ、Morten Frank Larsenですが、出始めの頃は、ベテランのKurt Schreibmayerに比べてお芝居が下手で、話になりませんでした(いわゆる大根役者) down 。新演出になっても、はじめの頃は、お芝居が今ひとつだったですね。

若かったということもあると思うのですが、「退廃的な伊達男」(大使館付武官ですから、プライドが高いのですよね)という雰囲気が弱いのです(要するに「軽いbearing )。その点、当時のKurt Schreibmayerは雰囲気がピッタリでした。しかし、お年を召してくると、さすがにダニロはちょっと厳しいものがあるのか、新演出になってからは、ダニロとして出演している所を観たことがありません。

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このほか、新演出になってからは、Mathias Hausmann、Dietmar Kerschbaumなどがダニロを演じています。ちなみに新演出のプルミエではMorten Frank Larsenが起用されています。

最近ではMorten Frank Larsenも出演回数が増えたこともあり、だいぶお芝居がうまくなってきました happy01 。恐らく、数多く出演することで、自分なりの役のイメージが固まってきたのだと思います。ベテランの領域に入ってきたこともあり、安心して見ることができるようになりましたね。最後の写真で、一番左側に写っているのがMorten Frank Larsen、中央はご存知、名指揮者のRudolf Biblです heart02


confident<続く>

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