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August 05, 2009

後からリフトを付けるには…

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今日は「建物にまつわるお話」です。

ウィーンでは古い建物が比較的多く残っていますが、内部は快適に生活ができるようにリニューアルされているケースが多いようです。

古い外観を保ちつつ、快適な生活を送ることができるのも、建物の構造が石造りで頑丈だからでしょうね。つまり、リフォームに耐えられるだけの強度があるのだと思います。

さて、最近の高層アパートやオフィスビルなどでは最初からリフトエレベーター)が取り付けられていますが、古い建物の場合はどうでしょうか

Feriが見た限りでは、なかなか工夫してリフトを設置しているところが多いようです。例えば、あらかじめリフトの設置を想定して階段を螺旋状に建設しているところなどもあります。螺旋階段の中央部(吹き抜け部分)にリフトを入れる訳です。

実際、ちょっと古いホテルなどでは、リフトを設置しているところも利用しました。このリフトも、古いタイプのなるとケージが金網というものもありました(まるで工事現場ですね。さすがに最近は、余り見かけなくなりましたが)。

しかし、あらかじめリフトの設置スペースがない建物では、後からリフトを取り付けるのは、事実上困難でしょう。ところが、最近ウィーンで、「裏技」を使ってリフトを増設している例を見かけました。

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どのようにリフトを付けるかというと、写真のように建物の外側にリフトを取り付けるというものです。考えましたねぇ 。これならば、外側にスペースがあり、建物側はに出入り口スペースが確保できれば、リフトを取り付けることが可能です。Feriの見ている範囲では、外側にリフトを取り付けるケースでは、シャフトの部分をガラス張りにするケースが多いようです。体裁が良いからでしょうね。

ちなみに国立劇場連盟の入っているビル(国立歌劇場博物館の向かいです)も、この方式でリフトを増設しているようです。

高層ホテルやデパートなどでは、リフトからの景色を眺めるため、新築の時からこのパターンで作るケースもありますから、全てが「後付け」ではありませんが、ある種、ユニークな工法ではないかと思います。ただし、この外付けという工法、耐震性の方はどうなのでしょうね。まぁ、こちらでは地震の心配がないですから、こういった方式が採用できるのかもしれません

ちなみに、最近は、どこの国でも身体の不自由な方の利用を前提としたユニバーサルデザイン(バリアフリー)化が急速に進められています。余談ですが、ウィーン市内の路面電車が超低床式のULFに置き換えられている理由の一つにバリアフリーの問題があります。もともと、ヨーロッパは足の悪い方が多い土地柄なので、リフトの設置は今後も急速に進むことでしょう

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