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September 15, 2009

“Tramwaytag 2009”がありました

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毎年、9月上旬に実施されるTramwaytag(路面電車の日)が、今年も9月12日(土曜日)に開催されました。

オペレッタも好きですが、乗り物系も好きなFeriも出かけてきました(忙しいヤツ)

今年の会場ですが、11区の中央墓地に隣接したHauptwerkstätte Simmeringという場所でした。昨年は車両基地だったのですが、今年の会場は、Wiener Linienの中央車両修理工場でした。確か、以前も、この修理工場で行われたことがあったようです。

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修理工場のため、最寄り駅からの交通機関がなく、SバーンのSt.Marxと地下鉄U3のSimmeringから路面電車やバスのオールドタイマーを使ったシャトルサービスが実施されました。

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さて、Feriはこの修理工場を見学したのは初めてですが、ビックリしたのは路面電車だけではなく、地下鉄、バスの定期検査や修理を行っているということです。そのため、こう上の敷地も非常に広いですね。

会場には、日頃は路面電車博物館に保存されている電車、保守用の車両、一般営業車などが展示されたほか、工場内の試運転線を使ってオールドタイマーの無料試乗会も行われていました。例によってウィーン・ローカル・バーンも協賛して参加していましたね(同社のオールドタイマーも運転されていまいた)。

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工場内部も一般公開されており、定期検査で分解中の路面電車は地下鉄を観ることができました。ちょっと変わったところでは、RingTramの2号車や軌道検測車、シーメンス社が開発した次世代100%低床車モデル(通称Avenio、テルアビブに導入されるようですが…)なども展示されていました。このほか、Wiener LinienのPRブースやフリーマーケット、鉄道模型の展示・販売なども行われていました。

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基本的に、鉄道ファン向けのイベントではなく、家族向けのイベントなので、会場にはステージも設けられており、午後からはポピュラーミュージックのバンド演奏なども行われたようです(18時からはオープン・エアー・ディスコが開催されたようです)。

オーストリアでは、この手のイベントに欠かすことのできない ビアや ワインの屋台も随所に設けられており、工場構内は巨大なビアホール状態でした

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さて、今年のTramwaytag、最大の「売り」は、路面電車(ULF、タイプE2)、地下鉄電車(U6に使用されているタイプT)、路線バス(ただし教習車)の体験運転ができる催しです。工場と言うことで、路面電車に関しては、工場を取り囲むように試運転線(エンドレス)があるので、ここを使っていました(オールドタイマーの無料試乗会と同じ線路です)。

地下鉄電車については、専用の試運転線(直線コース)を使っていました。また、バスについては、工場構内の道路を使っていました。

これは、さすがに人気が高く、開場と同時に整理券配布ブースには、長い行列ができていました。体験運転については、1人で一周するのではなく、途中で、何人かが交代して一周する方式をとっていたようです(地下鉄電車についても、直線コースの往復途中に交代していたようです)。

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もちろん、教官が隣についていますので、安全面の問題はないようです。しかし、電車については線路がありますから、スピードを出しすぎない限り安心ですが、バスの方は実際の大型車両免許を持っていない素人が、ハンドルを握る訳ですから、最初は信じられませんでした

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しかも、構内の道路を閉鎖している訳ではなく、一般の人が横断している場所もあるのですよ。もちろん、教官が隣にいますので、緊急時には対応できるようにはなっていると思いますが…なお、この教習用バスですが、興味深い仕掛けがありましたので、別途、後日、ご紹介しましょう(乞うご期待、だれも期待しないかなぁ)。

Feriも、バスはともかく、ULFは運転したかったのですが、体験運転の整理券配布に気づくのが遅れてしまったため、チャンスをゲットすることはできませんでした。大人だけでなく、子供さんや女性も楽しんでいましたね。

最後にオールドタイマーの運転風景を動画でご紹介しましょう。ちなみに後半に写っているクリームとブルーの電車はウィーン・ローカル・バーンのオールドタイマーです(初めて自力で走っているところを観ました )。



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Comments

Feriさん、Steppkeです。

動画にあったLokalbahnのオールドタイマーですが、6月に行った際に見ました。
国立歌劇場前の普段Baden行きが留まっている停留所に見慣れぬ車両が居たので、近付いてみたところ、Lokalbahnのオールドタイマーでした。
Sonderzug(特別列車)と表示してあり、運転席の窓には「ART for ART」のロゴに数字の「10」があしらわれたシールが貼られています。オペラ等の舞台衣装や装置を製作している会社の10周年で、車両を借り上げて何処かに向かうところのようでした。
動画に映っていた車両と似たものが2両(多分そのうち1両は同じものでしょう)と、それらに挟まれて小型で更に古そうな車両の計3両が連結されおり、中では祝杯をあげている姿も見えました。
隣(市電62系統用の線路)にはLokalbahnのULFも到着し、行き先の電光掲示板に同じく「ART for ART」の表示があります。
写真を撮っていると、程なく2編成とも発車して行きました。

Lokalbahnにオールドタイマーがあることを初めて知りましたが、しかもなかなか洒落た配色でした。
昔の塗色を残しているのでしょうか?

Posted by: Steppke | September 18, 2009 00:18

Steppkeさま、コメント、ありがとうございます。

私も路面電車博物館の方では、何回かローカルバーンのオールドタイマーを見たことがあります。昔はブルーが今よりも明るかったようですね。

普段はEichenstr.近くにある車両基地に保管されているようです。こちらでは、オールドタイマーによる貸切運転(いわゆる団体臨時列車ですね)が盛んですし、向かう先が保養地のバーデンなので、Steppkeさまが目撃されたような「用途」も十分考えられますね。

ちなみに市内を走る路面電車ですが、こちらもオールドタイマーの貸切は可能で、盛んにPRしています。

Posted by: フェリ | September 18, 2009 09:28

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