リリプトバーンにManner列車が登場
今日はウィーン市民が大好きな「Prater(プラター)の話題」です。
プラターの遊園地エリアには、様々なアトラクションがありますが、歴史の長い設備もあります。大観覧車は代表的な歴史あるアトラクションですが、Liliput-Bahn(リリプトバーン)にも長い歴史があります。
以前にもご紹介したことがありますが、遊園地エリアだけではなく、プラターの公園エリアを巡るため、路線延長は3.9kmもあります。ただし、線路の幅は381mmと狭いのが特徴です。
また、「遊園地の列車」でありながら、Prater Hauptbahnhof(すごい名前)、 Rotunde、、Ernst-Happel-Stadionという三つの駅が設けられています。
このLiliput-Bahn ですが、開業は何と1928年 。という訳で昨年「創業80周年」を迎えています。侮れませんなぁ。
さて、最近、このLiliput-Bahnに有名なお菓子メーカーのManner(マナー)のシンボルカラーに塗られた列車が登場しました。
独特のピンクが特徴の「マナーカラー」に塗られているのは、D3と呼ばれるディーゼル機関車で、1964年に製造されたものです。また、専用の客車1編成も存在し、列車全体がマナーカラーになっています。
なぜ、マナーの列車が存在するのか。答えは、マナーがスポンサーになっているからなのですよ。
ちなみに人気の蒸気機関車はDa1とDa2という2両が在籍しています。この2両はドイツの蒸気機関車製造の名門クラウス社で、Liliput-Bahnの開業に合わせて1928年製造されています。右の 写真は創業当時のもので、プラターの大観覧車下の建物内に展示されていました。
また、ディーゼル機関車は3両(D1~D3)が在籍していますが、2009年にもう一両、中古の車両が登場するもようです。
しかし、ほのぼのとしたアトラクションで、いかにもウィーンらしくてFeriは好きですね。ただ、マナーカラーの列車はちょっと…
しかし、マナーカラーの乗り物は、馬車、路面電車など、どんどん増えていますね 。
| Permalink | 0
Comments