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October 04, 2009

「こうもり」こぼれ話 国立歌劇場編<2>

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昨日に続いて国立歌劇場のオペレッタ「こうもり」にまつわるお話です。

Feriは、残念ながらウィーンで年末を迎えたことがないので、12月31日のスペシャル版「こうもり」は観たことがありません。この「スペシャル版」では、 happy02 サプライズが用意されていることが多く、それを楽しみにしているファンも多いとか…一度、観たいとは思っているのですが…お金が…coldsweats01

ただ、年明けに国立歌劇場で何回か行われる「こうもり」お正月公演(実質的にはオマケ公演になるのでしょうが…)は、幸せなことに、ここ数年、観ることができました。

国立歌劇場の「こうもり」は年末年始スペシャルなので、通常、1月上旬に公演が集中しているのですが、2003年だけは、なぜか2月になっても上演していました。また、こういった事情からか、出演者はフォルクスオーパーよりも固定しているようです。

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まず、指揮者ですが、最近はBertrand de Billyが多いですね(2007年~2009年)。その前は、グルベローヴァの旦那さんFriedrich Haiderが2年ほど務めていました。

Feriは、2004年は国立歌劇場で「こうもり」を観ていませんが、2003年はビックリ仰天、Mr.オペレッタRudolf Bibiが振っていました(ただし、2月でしたが)。

次に出演者を見るとアイゼンシュタイン役は、2003年はMichael Roiderで、その後はJohn Dickie(2005年~2007年)とBo Skovhus(2008年、2009年)でした。余談ですが、Michael RoiderとJohn Dickieはフォルクスオーパーでもアイゼンシュタインを演じています。

アイゼンシュタイン役のJohanDickieは、フォルクスオーパー組なので、歌、演技とも良いのですが「根は女好きのスケベオヤジ」というイメージが、今ひとつ弱い気がします。ただ、これは国立歌劇場版演出によるところも大きいかもしれません(基本的にフォルクスオーパーよりも上品な仕上がりになっていますので coldsweats01 )。

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お相手のロザリンデ役ですが、Iidikó Raimondi(2003年、2006年、2007年)、Regina Scbörg(2005年)、Silvana Dussmann(2008年、2009年)が、それぞれ出演しています。こちらもIidikó Raimondiはフォルクスオーパー組です。当たり前ですが、フォルクスオーパー組のIidikó Raimondiはイメージにもぴったりで、良い演技をしていました。ただ、2幕のチャールダーシュが「決まらない年」もあるのですよね。これが残念 sad 。ちなみに左側の写真は、2007年のカーテンコール時ものです。左から2番目がロザリンデ役のIidikó Raimondi、その右隣がアルフレード役のHerwig Pecoraroです)。

さらにアデーレ役は、Laura Aikin(2003年)、Alexandra Reinprecht(2005年)、Diana Damrau(2006年、2007年)、Ileana Tonca(2008年、2009年)を観ています。今まで観た中では、Diana Danrauが、かわいいのでアデーレの雰囲気がぴったりです。たが、演技がちょっと過剰気味な感じがしますね。

「こうもりの復讐」の仕掛け人であるファルケ博士役ですが、Adrian Erödが圧倒的に多く、2005年から2006年、そして2009年に起用されています。なお、Adrian Erödも、2000年と2003年に同じ役でフォルクスオーパーに登場しているところを観ています。

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同じ役を国立歌劇場とフォルクスオーパーの両方で見ると、演出の違い(人物像についての解釈の違い)がよくわかって面白いですね。

Adrian Erödは比較的小柄な人なので、アイゼンシュタイン役の歌手が大柄で押しが強い場合、ファルケの印象が薄くなってしまうことがあります。このあたり、キャスティングの難しさを感じますね think

※以下、続く notes

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