あっ、ハンドルが二つある
今日は 「ちょっと変わった自動車のお話」です。
先日、Tramwaytag2009での「体験運転の話題」(一般の来場者を対象とした体験運転)をご紹介しましたが、その後日談です。
今回、路面電車は通常の営業用車両を使っていたようですが、バスの方が教習専用車を使っていました。日本ではこの手のイベントを行う場合、徹底した安全対策が求められるため、車両を運行するエリアを完全封鎖し、一般のお客さまが入らないようにして行うのが一般的です。
ところが、今回のTramwaytag2009では、体験運転のバスが走る道路を普通のお客さまが平気で横切っています。
さらに、路面電車の場合、線路がありますから、突然、変な方向に行ってしまう…という事態は考えられません。しかし、バスの場合、ガイドウェイがありませんから、何かの拍子に進路が変わったら事故につながるのではないか…と心配でした(まぁ、余計なお世話ですが )。
で、体験運転用の停留所付近で教習専用車の写真を撮っていたところ、運転台にハンドルが二つあるように見えました。改めて確認してみると、運転席にハンドルが二つ並んでいるではありませんか 。
日本の自動車教習所で使用している乗用車の場合、教官席にもブレーキペダルがついていますが、さすがにハンドルが二つ付いているという車をFeriは見たことがありません。正直、ビックリしましたね 。
恐らくハンドルだけではなく、アクセルやブレーキも付いているのでしょう(これは乗車していないので、未確認です)。
通常はトレーニー(この場合は体験運転参加者)がハンドルを握っているものの、緊急事態には隣に座っているトレーナーがハンドルを握るという仕組みだと思います。
そういえば、 旅客機も操縦桿が機長席と副操縦士席の両方に付いていて、それぞれ動作が連動していますから、これと同じ発想ということになります。
なかなか良いアイデアを考えたものですね。これでしたら、教官が注意していれば、体験運転も大丈夫かもしれません。しかし、日本にもこういった教習専用バスはあるのでしょうかね
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