« 「チャールダーシュの女王」こぼれ話 その1 | Main | 「チャールダーシュの女王」こぼれ話 その3 »

November 24, 2009

「チャールダーシュの女王」こぼれ話 その2

2001_01_1141471_img

今日は昨日に引き続きフォルクスオーパーの「チャールダーシュの女王」にまつわる話題、「その2」です。

第2幕は、ウィーンのリッペルト侯爵の館です。エドウィンの父、リッベルト侯爵が息子とスタージの婚約発表のパーティを間いているところから始まります。

舞台装置は、第1幕の劇場とは打って変わって、大きなドーム状の大広間です。比較的シンプルな舞台装置ですが、照明を工夫することで、変化を出しています。また、一部は「吊りもの」を使って邸宅内の居室を表現しています。最近のコンパクトな舞台装置に比べ、スケールの大きさを感じることができます。Feri個人としては、こういった舞台装置の方が好きですね。

エドウィンは、アメリカヘ行ってしまったシルヴァの本音を探り出そうと懸命です。彼はスタージに“彼女から連絡があるまでは結婚できない”と告げるのですが、スタージもエドウィンが歌姫シルヴァに恋をしていることを、薄々感じています。ここでの二人のやり取りが面白いところです。

2002_09_3414152_img

そこヘシルヴァが、ボニと現れるのですが、婚約記念パーティに潜り込むため、形の上ではボニ夫人となっているため、紹介されて慌てるエドウィン despair 。一方、ボニもスタージとは幼なじみで、合った瞬間に、惚れてしまうと言う「オペレッタらしい複数の恋物語」に始まります。

第2幕のハイライトは、エドウィンとシルヴァのデュエット“踊りたいの”でしょうね。また、ボニとスタージのデュエットも楽しい曲です。

2001_01_1141472_img

結婚したくても、身分(要するに世間体)が邪魔をしてウィーンでは、シルヴァに結婚を迫れないエドウィン。いかにも、優柔不断な坊ちゃんという感じです。

結局、エドウィンを好きなのにも関わらず、態度が気に入らないシルヴァは、皆の前で、ブダペストで書いた「結婚を約束した書面」を破り捨て、ボニと一緒に立ち去ります(雰囲気としては、スタージに後ろ髪を引かれるボニを引っ張ってリッペルト邸を後にするような感じですが…)。

最後、シルヴァがエドウィンに駆け寄り、キスをしてリッペルト邸を後にする場面に、シルヴァの女心が良く現れていますね heart03

2幕は全般的にダンスを交えた重唱が多い上に、心ときめくメロディー…物語も佳境に入ってきて、エンディングへの期待が高まります heart02 。ところで、2幕では主要な配役のうち、唯一、フェリ・バチだけが出てきません。

notes 以下、明日に続く…heart04

|

« 「チャールダーシュの女王」こぼれ話 その1 | Main | 「チャールダーシュの女王」こぼれ話 その3 »

Comments

Feriさま、いつも楽しく拝見させていただいております。
偶然FM放送から流れてきた音楽に引き込まれてしまった-それが「チャールダッシュの女王」との最初の出会いでした。1985年フォルクスオパー日本公演の時のものでした。この時の公演はNHK教育テレビ(モノラル)でも放送され(VHSに残ってはいるんのですが)、CDもDENONコロンビアから発売されています(昨年再発売されていますので入手可能だと思います)が、今回Feriさんのご紹介の演出とほとんど変わっていません。それだけよくできた演出なのではないかと考えます。
エドウィン:F.ウェヒター(あのエーベルハルト・ウェヒターの息子さん)、シルヴァ:ルディフェリア、スタージ:E.カーレスそしてFeriは今でも現役S.ネーメット(おなじみ“ニホンゴで”のリフレインもこの時から入っています)、指揮は大御所ビーブルという布陣で、その後何回か日本やウィーンで見たなかでも私にとって演出も含め1番ではないかとおもっております。ネーメットさんがJai Mamamのダンスでシルヴァを首にかけ宙をグルグル振り回していたのが印象的で、その後見たの公演ではさすがに体力的に無理だったのか、「宙をグルグル」はありませんでした。
DVDもUNITEL版やメルビッシュ版が入手可能になりましたが、フォルクス・オパーのものはありません。新演出になる前に今の演出のDVDが入手可能になればと思うのは、叶わぬ望なのでしょうか。

Posted by: Zsupan | November 24, 2009 at 02:37 PM

Zsupanさま、コメント、ありがとうございます。

私も日本でのライブ版CDは持っております coldsweats01 確かに映像版が欲しいですよね。ちなみに発売されているフォルクスオーパーの映像作品としては、「クーハンデル」と「シカゴの公爵夫人」くらいしかありません。ただし、記録としては撮ってある可能性が高いので、将来的には何とも言えませんが…

とにかくオペレッタの映像作品はメルビッシュを除くと非常に少ないので、頭が痛いところです。

なお、「チャールダーシュの女王」にまつわるお話は、後数回続きますので、またご感想をお寄せいただけると幸いです。

Posted by: フェリ | November 24, 2009 at 04:37 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 「チャールダーシュの女王」こぼれ話 その1 | Main | 「チャールダーシュの女王」こぼれ話 その3 »