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November 27, 2009

「チャールダーシュの女王」こぼれ話 その5 出演者編 後半

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昨日に引き続きフォルクスオーパー版「チャールダーシュの女王 出演者編 後半」をお届けしましょう。

さて、第2幕から登場するエドウィンの婚約者スタージ役ですが、FeriはMartina Dorakが圧倒的に多く、4回見ています。

あと1回(2008年)はDenise Beck(トップの写真)ですが、これはMartina Dorakの勝ち。何と言っても彼女の魅力が全開の役でしたので…happy01 正直、この役を観て、彼女のファンになりました(その後、「メリーウィドウ」のベランシェンヌでもはまりましたが…)。

失礼ながら、当時の彼女は若かったですから、はつらつとした演技が、快活なスタージのイメージにピッタリでしたね。Feri個人としては、はまり役だと思っています heart04

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エドウィンの従兄弟になるボニ役は、Josef Luftensteinerが4回と、圧倒的多数を占めています。

今ではベテランの領域に達しているJosef Luftensteinerですが、若かった頃の彼は、ボニ役がピッタリでしたね(特に雰囲気が合っていました)。Feriは、ボニを演じるJosef Luftensteineを観て、彼のファンになりました happy01 。ちょっととぼけた感じが、良かったですね。

Josef Luftensteinerは、本来はバリトン歌手なので、役が限定されやすいのですが、お芝居が上手なので、フォルクスオーパーでは、色々な演目に出演しています。最も2008年公演で観たMarko Katholも、意外と声量もあり、演技も上手だったですね。

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そして、お待たせ heart01 フェリ・バチ役(正式にはフェリ・フォン・ケレテス、ハンガリーの貴族)ですが、Feriが観ているのは、Sándor NémethKurt Schreibmayerという名優お二人です。

どちらも、役の本質を深く理解し、見事に名脇役のフェリ・バチ役を演じています。特に3幕「ヤイ ママン」では、激しいダンスを披露しながら歌いますから、歌って、踊って、お芝居ができるという「歌役者としての力量」が問われます。

そんなフェリ・バチ役にぴったりの歌役者と言えばSándor Némethでしょう。彼はハンガリーの出身ですからねぇ。また、タップダンスが上手で、「ヤイ ママン」の場面では、その特技を思う存分発揮していました lovely 。ちなみに写真は「ヤイ ママン」の場面ですが、左からJosef Luftensteiner、Ulrike Steinsky、Sándor Némethです。

Kurt Schreibmayerも大好きな歌手の一人ですが、フォルクスオーパー版のフェリ・バチ役に不可欠な「哀愁」が弱いため、雰囲気が合わない感じがします(要するに立派すぎる感じがするのですよね)。

Feriがフェリ・バチの演技で心に残っているのは、最後の場面です。シルヴァとエドウィン、スタージとボニ、リッペルト侯爵夫妻という3組のカップルが踊る場面で、フェリ・バチだけは、あたかも相手がいるようなシャドー・ダンスをするのですよね(お相手は若い頃に恋をしたオルフェウス劇場の歌姫でしょうか confident )。フォルクスオーパー版の場合、この場面に、フェリ・バチの気持ちが集約されているような気がしています。

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ちなみにボニとフェリ・バチは、若くて優柔不断なエドウィンの恋を、陰ながら応援するという「粋な役」ですね。この「粋な雰囲気」が、どれだけ出るかが重要だと思っています。ところで、最近心配なことと言えば、次回、「チャールダーシュの女王」がフォルクスオーパーで復活した場合、フェリ・バチ役に誰が起用されるか…ということです。Sándor Némethは、最近、「メリーウィドウ」のゼータ男爵役などで出ていますが、さすがにお年を召されたようで(ゼータ男爵役などにはピッタリなのですが…)。中堅どころで、フェリ・バチ役にぴったりの歌役者さんが思い浮かびません。粋なオヤジ、出てこい heart04 と叫びたくなりますね。

余談ですが、以前、お開きの後、近くの某カフェで一杯やっていたら、当日フェリ・バチ役で出演したKurt Schreibmayerが友人一行とご来店。お酒を飲みながらしばらく歓談しているのを目撃したことがあります。お客さまも、別段、有名人が来ている…という目で見ないところが、ウィーンらしいですね。ちなみに左の写真で、左側に写っているのがKurt Schreibmayerですね happy01

さて、エドウィンの父であるリッペルト侯爵役ですが、こちらはRudolf Wasserlofが3回、Heinz Holecekが2回となっています。どちらも、なかなか良い味を出していますが、個人的にはRudolf Wasserlofの方が、役には合っているように感じます。当時は「メリーウィドウ」のツェータ男爵などにも良く出演しており、ベテランらしい演技で舞台を引き締めていました。

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リッペルト公爵夫人も重要な役柄ですね。特に3幕のお芝居がポイントです。かつて、オルフェウス劇場の歌姫(シルヴァの大先輩)で、当時、フェリ・バチが惚れていたが、叶わぬ恋だった…という展開も好きです。こちらはベテランのSigrid Martikkeが4回と圧倒的に多くなっています。2008年については、Regula Rosinが務めました。

Sigrid Martikkeは、日本公演で「こうもり」や「ボッカチオ」などに出演していますから、ご覧になった方も多いと思います。KSの大ベテランですから、脇役ではありますが、本当に良い味を出していましたね happy01 。ちなみに夫役のRudolf Wasserlofとのコンビネーションも抜群で、本当にすばらしかったですね。

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さて、このように5回にわたり、フォルクスオーパーの「チャールダーシュの女王」をご紹介しましたが、カールマンの代表作にふさわしい「見事な舞台」でした(今シーズン、上演されていないため「です」という現在形でご紹介できないのが残念でなりません)。

フォルクスオーパーで、最近上演されているカールマンものとしては、「伯爵令嬢マリッツア」があります。こちらは一回、珍演出でケチをつけてしまいましたが、仮に「チャールダーシュの女王」をリニューアルする場合、くれぐれも珍演出にすることだけはご容赦願いたいと思っています。

現時点では、何の情報もありませんが、2009/2010シーズンでカールマンの作品が、全くなくなってしまっただけに、来シーズンあたり、何か復活しそうな予感がします。Feriはカールマンの躍動感溢れる曲は好きなので、是非、また観たいと願っています heart02

まぁ、実際にはキャスティングの関係などから、部内では秘密裏に2010/2011および2011/2012シーズンの主要演目(特にプルミエもの)は決まっているとは思うのですが、部外のFeriは知るよしもありません。

ただ、問題なのは、その時、この「磨き抜かれた定番演出」でいくのか、それとも「新演出」(今風の演出)に切り替えるのか…ということです。最初にも書きましたが、舞台装置や衣装の劣化を考えると、そろそろ「危ない」(つまり新演出化)ような予感がするのですが…think

ただ、演出をいじっても「こうもり」のように、従来の演出をさらにブラッシュアップし、良くなった例もありますから、オリジナル重視路線を期待したいものです。マイヤーさん、お願いしますね delicious (陰の声:日本語じゃわからん bearing )。

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Comments

Feriさま。5回にわたる力作をありがとうございました。日本でも最近は見る機会が少なくなったと感じておりますが、来年2月19-21日に東京王子と名古屋(詳細不明  http://ent.pia.jp/pia/event.do?eventCd=0946096) で同じ日に「チャールダッシュの女王」の公演があるようです。フォルクスオパーの話題に場違いな話題かもしれませんが、東京の公演はオペレッタ協会(http://www.operettahouse.com/index01.html) 主催で、小さいホールのようですのでフルオーケストラは期待できませんが、カールマンの音楽が生で聞ける機会なので行ってみようかと考えております。

Posted by: Zsupan | November 27, 2009 at 01:36 PM

R・ヴァッサーロフ迄出たならJ・フォルストナーも取上げていただきたかったですね。第3幕、ホテルの給仕長マックスの役で忙しく出たり入ったり、劇の進行とは直接関係無いのですが雰囲気の盛り上げにはぴったりでした。1985年の来日公演「チャルダーシュの女王」で既に大活躍でした。この方、実は素晴らしい歌唱力(バリトン)の持ち主ですが、独特の風貌と抜群の演技力ゆえに歌わないお芝居だけの役を演じる事がしばしばでした。主役級の歌う役では「ヴェニスの一夜」を見たことがありますが、鬘をつけていたため暫く彼とは認識出来ず、あの上手い歌手は誰だろうと思っていました。
長らく名脇役として活躍していましたが今シーズンのVOPのパンフレットの名簿には彼の名前が無くチョッと寂しい想いです。如何したんでしょうねえ。Feriさんご存知ありませんか?

Posted by: Unicorn(ユニコーン) | November 27, 2009 at 02:49 PM


Feriさま!

present「素敵なプレゼント」barの宣伝、ありがとうございます〜〜。

いつも感謝しておりますheart

チャルダーシュの女王、キャスティング、演出にいたるまで物凄い情報@。@さすがです。

昔「カルテット用チャルダーシュの女王」を、サンクト・ギルゲンで公演した事があります(笑
場所の問題で小さくしてもオケが入らなかったようです。。
チェロ、フルート、バイオリン、ピアノの4人。
当然ながらみんなめちゃくちゃ忙しい!
私は第一バイオリンであり、フルート、オーボエ、クラリネットの旋律まであったようです。面白かった。
歌手はなかなか良かったです〜。

でもでも、ホンモノ聴いてみたいです。はは。

Posted by: lara | November 27, 2009 at 04:12 PM

Zsupanさま、コメントならびに情報提供、ありがとうございます。

私もオペレッタ協会さんの公演は、観に行っています。ただ、最近は公演数が減ってしまい残念ですね。とくに予算的に厳しいようで、アンサンブル形式にせざるを得ないようです。もし、時間があうようならば、また行きたいと思っています。

Posted by: フェリ | November 27, 2009 at 05:53 PM

Unicornさま、コメント、ありがとうございます。
J・フォルストナー…申し訳ございません。失念しておりました coldsweats01

Unicornさまもご指摘のようにフォルクスオーパーのオペレッタですばらしいのは、実は脇を固める皆さんが芸達者だということだと思います。かつて、タイトルロールを飾ったような方が、キャリアを重ね脇役として舞台を引き締める…伝統のなせる技でしょうね。

最近は味のある歌役者さんが少なくなってFeriも残念です。それにしても、次のフェリ・バチ役は誰が起用されるでしょうかね coldsweats01

さて、来シーズンの復活はあるでしょうかね?

Posted by: フェリ | November 27, 2009 at 05:57 PM

Feriさん、こんばんは。Steppkeです。またまた読みごたえのあるシリーズでした。

ZsupanさんやUnicornさんも書かれている通り、Die Csárdásfürstinは、Volksoperが1985年の来日(3回目)に持って来た演目です。1982/83年シーズンの新演出ということでしたので、日本のオペレッタ・ファンはかなり早く接することが出来たことになりますね。
初来日(1979年)がDie FledermausとDie lustige Witwe、2回目(1982年)はこれらに加えてWiener Blutと、StraußとLehárのよく知られた曲で固めていたところに、Kálmánという多分ほとんど知られていない作曲家の、しかもほぼ新演出と言える舞台を持って来たということは、Volksoperはかなり自信をもっていたということでしょう。
1985年には確か東京で3回の公演があり、私は先ず2回目に行きました。東京文化会館でしたが、やはり満席という訳ではなく、左右のブロックや2・3階席あたりには空席が目立ったと記憶しています。しかし、それまでに接した3演目が限りなく楽しいオペレッタ(初めて生で接したオペレッタなので、はまったことは確かです)というところでしたが、この演出は、特にFeri bácsiという男の人生まで感じさせるもので、単に楽しいだけではない、オペレッタの深さというものに目を開かせてくれました。Robert Herzlは多くの優れた舞台を手がけていますが、その中でも特に素晴らしいものだと言えます。(再演、是非このままでお願いしたいですね)
そして、それはSándor Némethというオペレッタの名手を得て、初めて実現できたものだと思います。第1幕の幕切れでシャンパン・グラスを叩きつける場面は、衝撃的でした。最後のシーン、独りで回りつづけるのは、心に痛く、(私も)身につまされます。これが第1幕冒頭に繋がって円環が閉じ、初めて幕開きシーンの意味が分かる..
翌々日、3回目(85年来日の最終公演でもありました)の当日券を躊躇なく買ったのは、言うまでもありません。この公演がライヴで録られたものでしたが、Sylva、EdwinのペアとBoniが代わり、2回目よりも強力になっていました。特に、Sylvaを歌ったMilena Rudiferiaは、録音されたものを含めても一番だと思っています。
私も、テレビ放送(これも3回目の公演だったと思います)を、今は亡きβ方式で録画しました。オリジナルはNHKに残っているはずなので、DVDで市販されることを強く望んでいます。

ところで、2回目(私にとっての1度目)の公演の際(と終演後)、面白い体験をしました。
私の席は1階2列目の右側ブロックだったのですが、空いていた1列目に、開始直前、場内が暗くなりかけた時になって一人の女性が急いで座りました。それが何と、Melanie Hollidayだったのです。Valencienneやガラコンサートの為に来日していましたが、Csárdásfürstinでは出番が無いので、席も空いているから観に来たのかなと思いました。結構派手なアクションで喝采を送ったりしていましたが、特にNémethさんに対しての声援が多いと感じられました。
そして終演後...私はいつものように最後までカーテンコールを見届けてゆっくりと会場を後にし、上野駅で山手線に乗りましたが、再び何と!!、同じドアからHolliday、Némethご両人が乗り込んで来たのです。すぐに気付きましたが、舞台の余韻を残したいこともあって、話しかけたりサインをもらったりする気にはなりませんでした。(今思うと、ちょっと残念でしたね)
車内の近くには、同じく公演帰りのおば様方数人(プログラムやパンフレットの束を持っているので分かります)も乗っておられました。彼女たちは、乗り込んで来た背の高いカップルがVolksoperの出演者であることには気付かれたようでしたが、NémethさんがあのFeri bácsiだということには気付いておられない様子でした。付けヒゲを取ったら結構若い顔でしたし、まさかあの熱演を演じたご当人が、それもこんな短時間で同じ電車に乗って来るとは思われなかったのでしょう。彼にもそれが分かったようで、私と目が合ったのでお互い笑っていましたが、そのうち、彼は顔の下半分を持っていた本か何かで隠し、自分からFeriであることを示しました。
私は東京駅で降りたのでその辺りまでしか目撃しませんでしたが、お二人(とおば様方)はそのまま山手線で先に行かれました。
Volksoperには、日本でもヴィーンでも様々な思い出がありますが、これが一番強烈ですね。

Posted by: Steppke | November 27, 2009 at 08:43 PM

Steppkeさま、ありがとうございます。コメントというより、記事一本分の濃い内容で、感服しました。

私は残念ながら参入が遅かったため、1985年公演には間に合いませんでした。

来日時の宿泊先ですが、恐らく高輪の某ホテルだと思います。そうすると品川まで電車で…というのもうなずけますね。

また、私は残念ながら、NHKの放送は見たことがありません weep。フォルクスオーパーの来日公演では、1999年のものが、翌年3月にNHKで放送されましたが、これが唯一です(ただ、これはダイジェスト版でした)。このような舞台公演放送は、著作権が複雑に絡んでいるため、映像化や再放送は難しいようです。余談ですが、この前、スカラ座来日公演の「アイーダ」をノーカットで放送していましたが、恐らく二度と放送されることはないと思います。

是非、来シーズンの復活を「強く」願っている日本のFeriでした。

Posted by: フェリ | November 27, 2009 at 09:00 PM

Feriさん、

>このような舞台公演放送は、著作権が複雑に絡んでいるため、映像化や再放送は難しいようです。
残念ながら、そうでしょうね。
ただ、NHKの録画は最近DVD化されることも多く、オペラでも、2度と放送されることはないだろうと思っていた、Wiener Staatsoperの1980年来日公演『Le nozze di Figaro』(この公演も生で聴きました)が発売されたので、Volksoperも何とかならないかと期待はしています。
Staatsoper(Böhm, Prey, Janowitz, Popp, Baltsa, Weiklという錚々たるメンバー)よりも難しくはないと思いますが、需要があまり無いと思われているのでしょうかね?

Posted by: Steppke | November 27, 2009 at 09:56 PM

Steppkeさま、コメントと情報提供、ありがとうございます。

確かに「伝説のイタリア・オペラ・ライヴ・シリーズ」も発売されていますので、NHKエンタープライズさんに期待したいところですね。まぁ、個人的には有料のオンライン配信でもOKですが。

それよりも本家フォルクスオーパーがオペレッタのDVDをシリーズ化してくれたら最高なのですがね。

余談ですが、コメントをお寄せ頂く皆さまは、かつてβをお使いになっていた方が多いですね。かくいうFeriも、ビデオを最初に購入した時はSONYのβでした。ただ、その後、レンタルソフトが入手できなくなるなど、周辺環境が悪化したため、断腸の思いでVHSにしましたが…

先日、久しぶりに保管してあったβのデッキを出して、古いビデオを再生しましたが、ちゃんと映ってビックリ。昔の機械は、作りが丁寧だったのでしょうかね。

Posted by: フェリ | November 27, 2009 at 11:16 PM

saraiです。
遅ればせながら、詳細かつ膨大なご報告、ありがとうございました。

よく歴史が分かりました。saraiが見たのは2002年でしたが、ずっとプロダクションが変わってなかったんですね。それと今年は公演がないとは驚きです。
はっきり言って、フォルクスオーパでは、オペレッタだけをやってほしいというのがsaraiの願いです。
ミュージカルは見たくないし、オペラはシュターツオーパで見たい(わがままモード)。
また、フォルクスオーパで昔のままの「チャルダッシュの女王」が見たいなあ!!
ところで、みなさんの来日公演のNHK録画、凄く羨ましいです。一度見てみたいものです。
それにみなさんのこのオペレッタに対する思いにも感動です。

Posted by: sarai | December 03, 2009 at 11:02 AM

saraiさま、コメント、ありがとうございます。

今シーズンのフォルクスオーパーはカールマンものがなくなってしまったのが、Feriも残念でなりません。「マリッツア」については、ブダペストオペレッタ劇場の演出なので、おそらく契約が切れたため、上演打ち切りになったのだと思っています。

Feriも個人的にはフォルクスオーパーではオペレッタを8割くらいの比率で上演してもらいたいのですが、問題はご商売という点ですね。おそらくオペレッタだけ上演していたら、来場するのはご年配の方だけになってしまうと思います。となると将来性が乏しいですよね。

実際、補助金をもらっているとは言え、今は「民間企業」ですから、如何に利益を確保するかが重要なテーマになっています。そうなると、ある程度、集客が期待できる(しかも将来にわたって)演目を選択せざるをえないという事情があると思います。

それと、国立歌劇場は、正直言って「高い」ですから、地元の皆さんはおいそれと舞台の見える席のチケットを買うことができません。

一方、フォルクスオーパーは「国民歌劇場」ですから、地元の皆さんでも、ちょっと無理をすれば一番よい席を利用することもできます。そのように考えると、観光客中心の国立歌劇場と、地元の皆さん中心のフォルクスオーパーという流れがあるようにも思います。

ただ、オペラの演目についても、国立歌劇場と同じ演目を上演するのはあまり得策ではないように思います。フォルクスオーパー向きの演目(たとえば「マルタ」など)を選んでもらいたいと思っています。

ミュージカルについては、意見が分かれるところですね。ただ、こちらは演目数を増やす傾向ではないので、安心はしていますが…

Posted by: Feri | December 03, 2009 at 04:30 PM

Feriさん、こんにちは。saraiです。

フォルクスオーパへの愚痴にも、適切なお答え、ありがとうございました。
気になるのはウィーンでもオペレッタのファンは高齢化しているというお話です。こういう文化(オペラに対してはサブカルチャーになるのでしょうか)は大事にしたいものです。ちょうど、日本の歌舞伎のように感じます。とはいえ、実はsaraiもこの年になって、ようやく、歌舞伎座に行き、実に楽しい思いをしました。

話は変わりますが、さる筋からの情報では、Feriさんは現在、ウィーンでの音楽生活を楽しんでおられるようですね。グルヴェローヴァのツェルビネッタのご報告も楽しみに(羨ましく?)お待ちします。

ではまた。

Posted by: sarai | December 04, 2009 at 02:43 PM

saraiさま、コメント、ありがとうございます

「ウィンナオペレッタの今、悩み多きフォルクスオーパー」については、改めてまとめたいと考えています。ただ、時期はお約束できませんが…

さて、音楽編の第一段としてフォルクスオーパーの「リゴレット」をアップしました。この後、久しぶりの「ルクセンブルク伯」の模様などもお届けする予定です。もっとも、昼間は仕事もしているのですが…

Posted by: Feri | December 04, 2009 at 04:01 PM

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