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November 04, 2009

リンクを戦車が…

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今日は建国記念日にヘルデンプラッツで行われたオーストリア連邦軍のフェストにまつわる「後日談」です。

ヘルデンプラッツ全体を使った大規模なフェストでしたから、準備にかなりの時間がかかったようです。また、フェストが終われば、「現状復帰大作戦」が待っています。

好き者のFeriは、連休が終わった27日の朝、ヘルデンプラッツへ出かけてみました。すると、戦車、装甲兵員輸送車、自走砲、装甲車などが隊列を組んでいるところでした。

一般の方はご存じないと思いますが、キャタピラ(本来、キャタピラは登録商標なので、無限軌道と言うのですが)を装備した戦闘車両が一般の道路を走ると路面をかなり痛めます。そのため、通常は戦車トランスポーターという輸送車に載せて運搬することが多いそうです。

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また、自走で一般の舗装道路を走る場合、戦時以外はゴム製の肉球(ゴムパッド)を着脱できる履帯を取り付けることになっています。この方式では、路面にゴム跡は付くものの、接地面がゴムなので舗装路をあまり傷めず、騒音も軽減出来るため、公道などを走る際は、「ゴムパッドの装着」が必須となっています。

今回、旧市内の中心部で行事が行われたため、Feriはてっきり、トランスポーターを使って移送するのかと思っていたのですが、ほとんどの車両は自力で基地まで戻っていました。このほか、一般の公道を走るため、バックミラーの装着、オレンジ色の回転灯を仮設(一部の車両ですが)していました。

さて、Img_8652_001

ヘルデンプラッツで隊列を組んだ戦闘車両は、ブルク門をくぐり、リンクに出て行きました。当然、戦闘車両が走る区間は通行止めです。路面電車も内回りは車列のコースとクロスするためか、通行止めになっていました。一方、リンクには車列を誘導するパトロールカー(警察だけではなく、連邦軍のパトロールカーも参加)が準備をしていました。マキシミリアン門をくぐる時は、慎重の車両を運転していました。そのため、リンクに先に出た戦車は後続の車両が列を作るまで、リンク上で待機していました。

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そして、車列が整ったところで、パトロールカーに先導され、国会議事堂方面へ走り去っていきました。それにしても、通常、この手の大型特殊車両を回送する場合、夜間にやると思っていただけに、連休明けで、道路が混雑する昼間(しかも午前中)、堂々と行っていたのには驚きました coldsweats02 。当たり前ですが、滅多に見ることができない光景だけに、多くの人が camera カメラを向けていましたね。隊員さんもカメラを向けていたところを見ると、よほど珍しい光景なのでしょう。

ところで、主力戦車のレオポルドⅡA は60tほどあるため、ドナウ川の橋を渡る際は、念のため1両ずつ行っているそうです。

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その他の車両や施設についても、順次、撤収作業が進められていましたが、ヘリコプターは最後に撤収するようです。あいにくFeriはヘリコプターの撤収場面を見ることはできませんでしが、おそらくヘルデンプラッツから離陸して、基地へ戻っていったものと思われます。この方が手っ取り早いですからね。ただ、そのためには周囲に仮設されている施設などを完全に撤去する必要があります。当然、その間、ヘリコプターは留置されたままなので、周囲をロープで囲い、隊員が自動小銃を抱えて警備していました。

日本でしたら、皇居前広場に自衛隊の戦闘車両が展示され、終了後、日比谷通り、日中、駐屯地へ戻っていくようなものだと思います。最近の日本では、ちょっと考えられない光景ですね。

ところで、連邦軍のイベントに関する補足ですが、オーストリアは現在でも徴兵制(18歳以上の男子、7ヶ月。ただし、良心的兵役拒否が可能ですが、こちらの方が期間は長くなります)が採用されている関係で、この行事にあわせて「新兵さんの宣誓式」なども行われているそうです。

さて、最後に、リンクを走る戦車部隊の movie 「動画」をお届けしましょう happy01 。珍しいシーンをお楽しみください。


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