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December 12, 2009

さらばウィーン南駅

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今日は「ウィーン南駅廃止」の話題です。

すでにご紹介しているようにウィーンでは現在、中央駅の建設が進められています。中央駅(Hauptbahnhof Wien)は現在の南駅付近を再開発して建設されるため、工事の進捗に合わせて12月12日をもって南駅が廃止されます。

ウィーンにはいくつかの終着駅がありますが、西欧の列車が到着する西駅は華やかな雰囲気がありました(今は、工事中で、華やかな面影はありませんが… )。一方、東欧の列車が発着することが多かった南駅は、ちょっと哀愁を帯びた雰囲気がありましたね

日本に例えるならば、西駅は東京駅、南駅は上野駅といった雰囲気かもしれません。

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廃止される南駅ですが、地下にSバーンが乗り入れていますので、これは、そのまま継続運行されます(駅も残ります)。また、一部、地上駅を使っているSバーンと近郊列車についても、運行を継続するため、1番線から9番線までの駅舎側半分を閉鎖し、新たにOstbahnhofが仮設されます。そのため、仮設駅舎がホームを横断する形で建設されています(左の写真が仮設駅舎です)。

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さらに、現在の南駅の駅舎は、駅の廃止後、解体されるため、地下のSバーン駅へ向かう出入り口を新しく作っています。

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さて、南駅廃止後、中央駅ができるまで、南駅を発着していた中長距離列車はマイドリンク駅Wien Meidling)発着に変更されます。

そのため、マイドリンク駅も大幅に改良され、中長距離列車の発着に対応するため、待合室なども拡充されました。このほか、中長距離列車のマイドリンク駅発着に合わせて、シュヴェヒャート空港へのBusも南駅からマイドリンク駅発着となります。そのため、南駅からシュヴェヒャート空港へ行くにはミッテ駅からCATか、S7を利用することになります。

ちなみにマイドリンク駅発着となるのは、Wr.NeustadtBaden b.Wien方面から来る列車になります。Oberwart方面、Friedberg方面、Deutsschkreutz方面などの列車もマイドリンク駅発着となります。

何しろ中長距離列車の発着駅を廃止するという前代未聞の出来事だけに、ÖBBでも告知に力を入れています。しかし、オーストリアのことですから、最初の内は混乱することが予想されますね。実際、中央駅工事が始まってから、南駅発着の列車に大幅遅延、運休などが出ているそうです。

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日本で例えるならば、「新宿駅を大改装するので、長距離列車は数年間、三鷹駅発着にしますよ」といったニュアンスかもしれません。

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廃止を前にFeriも久しぶりに南駅に出かけてみましたが、すでに店舗の多くは閉鎖され、レストランもなくなっていました。そのため、余計、寂しい感じがしましたね

ところで、南駅は東方面へ向かう1番線から9番線までと、グラーツ方面へ向かう11番線以降が全く別の場所にあるという変わった構造の駅でした。ちょうど、直角に交わったところに駅舎があるような感じでしたね。

今回の中央駅新設に当たっては、この直角部分をなくして、直通運転ができるように線路の形を変えるという、非常に規模の大きなものです。また、リンツ方面からの列車がスムーズに中央駅に入ることができるように路線の改良も行われるようです(Wienerwald Tunnelが計画されています)。

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