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December 29, 2009

こちらも健在、バレエ版「こうもり」

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今日は「バレエのお話」です。

昨シーズン国立歌劇場に登場したバレエ版「こうもり」が、今シーズンも継続上演されています。なかなか面白い演出なので、もう一度観てきました。二回目となると新たな発見もありますね(どなたかの影響でバレエにもはまりつつあるFeriでした )。

さて、当日の指揮は3月と同じMichael Halászが務めました。キャストは、Bella役はOlga Esina(3月と同じ、写真中央)、Johann役はVladimir Shishov(写真左側)、Ulrich役はMihail Sosnovschi(3月と同じ、写真右側)、Dienstmädchen役はRafaella Sant'Anna(3月と同じ)、Drei Kellner役がAlexis Forabosco(3月と同じ)、András Lukács(3月と同じ)、Richard Szabó、Cáarsás-Solist役がDenys Cherevychko(3月は別の役で出演)、Polizeikommissar役がTohmas Mayerhoferという面々でした。

前シーズンのメンバーが多いという印象ですね(まぁ、新しくトレーニングをするのも大変でしょうからね)。なお、当然のことながら、群舞には多くの男女メンバーが出演します。お話の詳細は、当ブログ2009年3月11日版をご覧ください。

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一言で言えば、バレエ版はヨハン・シュトラウスⅡ世の名作オペレッタ「こうもり」の音楽をモチーフにした、「創作バレエ」です。Feriは観ていませんが、バレエもお好きなはっぱさんによるとフォルクスオーパーで上演されているバレエ版「カルメン」も同じようなコンセプトらしいですね(こちらは、音楽すら違うそうですが…)。

なお、オペレッタとは役の名前が異なっているのですが、ベラはロザリンデ、ヨハンはアイゼンシュタイン、ウルリヒはファルケをモチーフにしているのは、すぐにわかります。

ところで、バレエでは、花形は基本的に女性ですから、主役は当然ベラ。5人の子持ちで、子育てに疲れてしまったベラが、華麗に変身して,夜の社交界へデビュー。妻のベラに飽きてしまった夫ヨハンを虜にする…という話ですから、ベラの「華麗な変身ぶり」が見物です(二枚目の写真は華麗に変身してキャバレーに登場したベラ)

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フランス人の作品だけあって、小粋なエスプリのきいた展開となっていますが、今回観てオペレッタ「こうもり」へのオマージュになっていることがよくわかりました。オペレッタに必要な「笑い」の要素を残し、かつ楽しい話にまとめるなど、「センスの良さ」が光ります。

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ところで、今回、Johann役で登場したVladimir Shishovですが、回転軸がぶれるなど、キレが今ひとつでしたね。逆に一人二役などをこなすUlrich役のMihail Sosnovschiは見事な踊りで、カーテンコールでは、唯一花束が大量に投げ込まれていました。また、Bella役のOlga Esinaは安定した踊りで、全く不安なところがありませんでした。さすがです。このバレエ版「こうもり」ですが、オペレッタファンの皆さまには、お勧めできる演目です

ところで、公演内容とは関係がないのですが、当日は「お客さまの層」が、普通のオペラ公演とはずいぶん異なりました。

国立歌劇場は、今ではオペラでも観光客の方が非常に多い(何と言っても「世界の観光地」ですから)のですが、当日は明らかにクラシック音楽にあまり関心のなさそうな方が多数来場していました(変なところで拍手をする人多数。指揮者のMichael Halászがムッとしていたのが印象的でしたね)。

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また、服装の軽装が多く、華やかな雰囲気ではなかったですね。それにしても平土間でスニーカーはないでしょう。恐らく団体さんが大量に入ったのだと思いますが(バレエは比較的安い上に、時間が短く、言葉がわからなくてもOKですからね)。

その後観たアン・ディア・ウィーン劇場の「グルベローヴァ・リサイタル」では、お客さまの見事な鑑賞姿勢(演奏が完璧に終わるまで拍手は一切ありません。つまり拍手のフライングがなかったのです。さすがウィーンの「濃いお客さま」)とは好対照でした


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Comments

Feri さま、
バレエ「も」好きなはっぱです(^.^)
詳しいご報告、ありがとうございました。

シスホフは背が高くてハンサムなんですけど
(確か、オルガ・エシナとカップル?ご夫婦?だと思う)
技術がいま一つ・・・で、最近、出番が少ない模様。
(面喰い?の私には、ちょっと残念・・・・)

ソスノフスキーはちょっと馬面(失礼!)だけど
技術は素晴らしいし、3枚目役のウルリヒにはピッタリだったでしょう。

バレエ公演のギャラリー席には
昔はバレエ・ダンサーだったのよ、という雰囲気を漂わせた老夫人がたくさん来ています。
・・・ほとんどの女性が、かなり丸い体型になっていらっしゃるのがオーストリアらしい(笑)

Feri さんのレポートを読んだら、またバレエを観たくなって来ちゃった。あぁ、どうしよう(自爆)

どうぞ良い新年をお迎え下さい。

Posted by: はっぱ | December 30, 2009 19:10

はっぱさん、こんにちは。

出演者の解説、ありがとうございます。

>シスホフは背が高くてハンサム
確かにその通りですね。

>ソスノフスキーはちょっと馬面
そうですね。でもはっぱさんがおっしゃるとおり、ウルヒリにはピッタリです。

しかし、バレエも奥が深いので、はまりだしたら大変です

それでは、はっぱさんもお元気で

Posted by: Feri | December 30, 2009 22:39

Feri様

あけましておめでとうございます。

日本では大晦日に「こうもり」を生で鑑賞する機会はないので、DVDそ観て大晦日を過ごしました。
C.クライバーの指揮の盤ですが、日めくりカレンダーの31日をめくると32日が出てきました。

Posted by: QQ | January 01, 2010 20:52

QQさま、コメント、ありがとうございます。

そうですね。日本でも年末に「こうもり」を上演する劇場が出てくると嬉しいのですが…どうでしょうかねぇ?

Posted by: Feri | January 01, 2010 22:00

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