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December 08, 2009

国立歌劇場で行われた「謎のマチネ」

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今日は国立歌劇場で行われた「ちょっと変わった公演」の模様をお伝えしましょう。

最近、国立劇場はチケットの値段が高くなってしまったので、おいそれとは足を運ぶことが難しくなってしまいました。そのため、Feriはどうしても見たい公演に限定する傾向が出てきています。

ところが12月6日の11時から「Matinee zur Premiere MACBETH」なるプログラムを発見しました。お値段は10ユーロまたは6ユーロ。平素192ユーロの席も、この「演目」だけは10ユーロです。というわけで、別段予定もなかったので、値段に釣られて行ってみることにしました。

オペラ「マクベス」は12月7日にプルミエを迎えます。当初、指揮者にDaniele Gattiが登板する予定だったので、非常に注目を集めていました。が、Daniele Gattiが病気のため降板してしまい、ちょっと勢いをそがれた感じがしますね

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さて、「謎のマチネ」ですが、劇場に入ってビックリ仰天。オーケストラピットがアップされており、そこにテーブルといす、ピアノが設置されていました。また、緞帳の前にはスクリーンが掛かっており、「マクベス」をイメージしたスライドが映っていました。

実は、このマチネ、通常の昼公演ではなく、プルミエを前にした「トークショー」なのです。そのため、ご来場しているお客さまの層が明らかに違います。オペラ通の地元の方(ご年配者が多い)が大多数でした。また、いつもはロジェの最前列など、高くて手の出ない席に気軽な料金で座ることができるため、来場している人も多いようです。

最終的には、こういった熱心なオペラファン向けの内容であるにもかかわらず、Parkettはほぼ満席、ロジェはParterre、1.Rang、2.Rangとも最前列は満席になっていました。さすがにBalkonやGalerieは誰も入っていませんでしたが…(チケットは販売していました)。

内容は、司会者二人が「マクベス」の時代背景や史実などを解説した後、スクリーンを使って歴史的名演(マリア・カラスのコンサートを放映していましあ)などを紹介されました。その後、ゲストとして、プルミエでDaniele Gattiに代わって指揮をすることになったGuillermo Garcia Calvoが登場し、司会者の質問に答える形で演奏のポイントなどを解説を行いました。

当たり前ですが、ドイツ語だけのトークショーなので、Feriのつたないヒヤリングスキルでは1/4程度しかわかりませんでした。途中、一部の旋律をピアノで演奏する場面もありましたね。そのほか、「マクベス」のプルミエにかかわる関係者が登場し、色々な裏話を披露していました。約2時間、休憩なしでゲストが交代で出演する形で進められましたが、プルミエの舞台内容などは映像では一切紹介されませんでした。これは12月7日まで内緒ということなのでしょう

しかし、こういった通好みのトークショーが行われているところが、奥行きの深さを感じさせます。逆に歌手や指揮者はやりにくいですよね。こういったトークショーで知識をつけたお客さまが来場する訳ですから…

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