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January 28, 2010

「こうもり」こぼれ話 フォルクスオーパー編 その4

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昨日、ココログのメンテナンスが実施された関係で、記事のアップに問題が生じていたようです。ご迷惑をおかけしました。

今日は、「こうもり」こぼれ話 フォルクスオーパー編 4回目ですが、「出演者編 その1」をお届けします。

まず、指揮者ですが、Feriが観た中ではヨハン・シュトラウスⅡ世に風貌が似ているAlfred Eschwéさんが一番多く、6回振っています。

彼はオーソドックスな指揮ぶりで、かつ安定感抜群ですから、本当に安心して観ることができますね。そして、大御所のRudolf Bibiさんが3回(意外と少ないですね)で、後はNiels Muusさん、Claude Schnitzlerさん、Leopold Hagerさん、Tetsuro Banさん、Elisabeth Attlさん、Roberto Patemostroさんが、それぞれ1回です。

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とにかく「こうもり」独特に「こぶし」を上手に再現できるのは、何と言ってもRudolf Bibiさんでしょう。これだけは、いわゆる「楽譜の世界」ではなく、「感覚の世界」(感性の世界)だと思うので、経験値がものを言うのだと思います(「こうもり」は、毎回、暗譜ですからたいしたものです confident )。

また、偶然にも日本人の阪 哲朗さんが振った「こうもり」を観ることができたのは、本当に幸運でした。本場、フォルクスオーパーで日本人指揮の「こうもり」を観ることができるとは予想もしていませんでしたからね(二枚目の写真で一番左に写っている方が、阪 哲郎さんです。その右隣はロザリンデ役のEdith Lienhacherさん、フランク役のCarlo Hartmannさんです heart01 )。

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続いて、歌手陣ですが、アイゼンシュタイン役はSebastian Holecekさんが4回、Thomas SigwaldさんとSebastian Reinthallerさん(写真の人)が各2回で、後はMichael Roiderさん、Klaus Wallprechtさん、John Dickieさん、Michael Krausさん、Adolf Dallapozzaさん、Herbert Lippertさんが各1回となっています。

Sebastian Holecekさんは役を良く理解しているので、演技も安定しており、安心して観ることができます。

Thomas Sigwaldさんは、最初は「ちょっと軽いなぁ」と思いましたが、最近では、だいぶ役がこなれてきました。Sebastian Reinthallerさんは、歌、演技とも見事なのですが、「女に目がない、スケベな成金オヤジ」という雰囲気が弱いのですよね。

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しかし、Feriとしては、かつての名歌手Adolf Dallapozzaさんのアイゼンシュタインを偶然にも観ることができたのが、幸せでした(写真はAdolf Dallapozzaさん heart01 )。恐らく歌に関しては最盛期に比べると厳しくなっているとは思うのですが、細かいお芝居はさすがベテランという感じでしたね(ウィーン情緒たっぷり)。雰囲気はピッタリでした(もう少しお若い頃に観たかった… coldsweats01 )。

注目されるのは、最近お亡くなりになったJohn Dickieさんです。彼は、国立歌劇場でもアイゼンシュタイン役として2005年から2007年までの3年間、連続で出演している「掛け持ち組」でした(過去形で書かなければならないのが悲しいですね weep )。歌、お芝居とも抜群な「歌役者さん」でしたね。ただ、Feriの記憶では、上品な演技が得意なようで、「スケベオヤジ」といった役は似合わなかったような気がします。

ただ、「メリーウィドウ」のダニロ以上に出演者がバラエティに富んでいる印象がありますね。アイゼンシュタインは瞬間湯沸かし器のような短気な人間で、かつ女性好きという難しい役だと思います。

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次にアイゼンシュタイン氏の奥さまロザリンデ役ですが、Ulrike Steinskyさん(写真の方)とElisabeth Flechlさんが各4回で、双璧です(どちらもKSです)。

このほか、Edith Lienbacherさん(2回)、Ildiko Raimondiさん、Elisabeth Werresさん、Antonia Brownさん、Kristiane Kaiserさん、Ingeborg Schopfさんが各1回となっています。

ロザリンデ役は歌だけではなくお芝居が上手でないと務まりません。それだけに、当たり外れが多い役でもあります。Ulrike SteinskyさんとElisabeth Flechlさんのお二人は、役どころを深いレベルで理解しており、自分の個性を活かしたロザリンデを演じてくれるので、毎回楽しみにしています。個人的にはUlrike Steinskyさんの方が好きですが…(単に好みの問題です happy01 )。

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また、1回しか観ていませんが、KristianeKaiserさんも、声量が十分あり、聴かせどころの2幕「チャールダーシュ」が見事でしたね。妖艶な「ハンガリーの貴婦人」という雰囲気をプンプンと漂わせていました。この写真は2幕のカーテンコールですが、左からオルロフスキー侯爵役のAnnely Peeboさん、ロザリンデ役のUlrike Steinskyさん、アイゼンシュタイン役のSebastian Holecekさんです。

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なお、ロザリンデ役の「歌での聴かせどころ」は2幕のチャールダーシュです。ここで、転けるといっぺんに興ざめになってしまいます。何しろ、ハンガリーの貴婦人という立場を「故郷の歌チャールダーシュ」で、夜会に集まっているお客さまに証明する場面ですから…(ちなみに右の写真はロザリンデが見事にチャールダーシュを歌い終わったところです heart04 )。

notes 今日も長くなってしまったので、「出演者編」は、明日に続きます happy01


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