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February 09, 2010

フォルクスオーパー「ハワイの花」プルミエレポート(その2)

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今日は、ネタバレになりますが、これからご覧になる日本のオペレッタファンの皆さま向けに、フォルクスオーパー版の「あらすじ」をご紹介しましょう。

フォルクスオーパー版は、1930年代、ウィーン郊外の映画館に「ハワイの花」という映画を観るため、リスペットとハラルドのカップルがやってくるところから始まります。

ところが、リスペットとハラルドは映画の好みが違うため、上映中に劇場内でけんかを始めてしまいます(お客さまも大迷惑)。そうすると映画に出演中の俳優さん達が、あきれて演技をストップ。そして、スクリーンの中から脚本家のジョン・バッフィーが出てきて、リスペットにリクエストをきくのです。ジョン・バッフィーは、リスペットが好きな俳優オスカー・フォン・ホルメイとのデートを約束し、彼女をスクリーンの中へ連れて行きます。また、ハラルドも渋々彼女の後をついていくのでした(二枚目の写真は、スクリーンの中から飛び出してきたジョン・バッフィーがリスペットに話をしている場面です。他の観客は、皆、フリーズ状態で、二人の世界が繰り広げられています)。

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スクリーンの中では、ちょうど「ハワイの花」の撮影真っ最中。主演女優のスザンヌ・プロヴァンスやが、色々とスタッフに注文を出しています。リスペットも突然、映画の役をもらうことに…役はハワイのアメリカ総督ロイド・ハリソンの姪ベッシー役です。そして、さっそく衣装合わせや、演技の稽古が始まります(下の写真が映画俳優に華麗に変身したリスベット)。その様子を見るハラルド。撮影もだんだん快調になってきました。最初のうちは、撮影スタッフも舞台上を所狭しと動き回ります。そして脚本に沿ってベッシーとオスカー・フォン・ホルメイのラブシーンが展開されます。

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さて、映画「ハワイの花」は、アメリカのハワイ総督ロイド・ハリソンが、姪のベッシーをハワイの民族派リーダーリロ・タロと結婚させ、アメリカの統治を確固たるものにしようと企むところから始まります。

ベッシー役に扮したリスペットはオスカー・フォン・ホルメイが好きなので、良い役をもらいましたね。当然、役の上でもリロ・タロに夢中になるベッシー。そこへ、カナコ・ヒロとラカというハワイアンが、子供の頃、リロ・タロと婚約していたラヤ王女が、ハワイに戻ってくるという重大なニュースを持ってきます。

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舞台では、映画の演出として、子供の頃のリロ・タロとラヤが「許嫁の儀式」を挙げる場面が、回想シーンとして再現されます(映画ですから芸が細かいですね happy01 )。

来る「春の祭り」で、ラヤ王女が「花の女王」(ハワイの花)に選出されると、ハワイは再びハワイアンたちの支配下になるのです。穏やかではないロイド・ハリソン総督。映画の脚本では、ハワイで不安が広がる中、船でハリウッドの映画俳優に化けたラヤ一行がハワイに向かってきます。

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ハワイに向かう船中、ラヤはジャズシンガーのジム・ボーイはいい関係に heart04 。本来の脚本では、ラヤは海軍士官のキャプテン・ストーンと恋仲になるのですが、ジム・ボーイは“今回の演出ではストーンはいないよ”と言い放ちます(左の写真はジム・ボーイが水兵達を率いて、盛り上がる場面です)。

脚本家のジョン・バッフィーは急きょ、海軍士官のキャプテン・ストーンを映画に出演させるため、それまで傍観者だったハロルドを指名します。あれよあれよという間に、立派な海軍士官の誕生です。

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海軍士官役に変身したキャプテン・ストーンは、脚本通り、ラヤ王女と恋仲 lovely になっていきます。ちなみに、キャプテン・ストーンは、ラヤ王女に一目惚れするものの、ハワイ王女であることを察し、軍人として義務とラヤ王女への愛情で悩むという役です。

ラヤ王女はアメリカのハリウッド女優スザンヌ・プロヴァンスと偽ってハワイに上陸します。ハリウッドの大女優を歓迎する催しがハリソン総督主催で開催されます。

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スザンヌ・プロヴァンスがラヤ王女だと知っているリロ・タロも、歓迎式典にカナコ・ヒロとともに出席します。リロ・タロはラヤ王女がてっきり許嫁の自分をダンスのパートナーに指名してくれると思っていたのですが、ラヤがパートナーに選んだのは、キャプテン・ストーンだったのです。

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この場面を見て、リロ・タロは集まったハワイアンの前で、スザンヌ・プロヴァンスが実はラヤ王女であることを明かし、ハワイの民衆が歓呼の声をあげるところで、第一幕がお開きとなります(ここはソロ歌手、合唱団、バレエ団総出という、華やかな場面です happy01 )。右側の写真は、ことの成り行きを心配そうに見守るベッシーです。


notes 調子に乗って書いていたら、長くなってしまいました。休憩後の「二幕の模様」は、明日、お届けします notes

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