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February 2010

February 28, 2010

ネトレプコさん 歴史的建造物に住むのも大変ですね

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2月最後の話題は「旧市街の住まいにまつわる話題」をお届けします。

ウィーンの旧市街などでは、歴史的建造物が集合住宅などとして使われていますね。もちろん、内部は快適に過ごすことができるように近代化しているらしいのですが(何しろ入ったことがありませんので…)、建物本体は古いままです。特に旧市街などでは築100年などは当たり前で、もっと古い建物も沢山あるそうです。さて、先日、ご当地を賑わした話題です。

旧市街の一等地の住居建物が崩壊の恐れがあるということから、3週間ほど前に、当局から住民全員に退去命令が下りました despair

それだけではありません。建物への立ち入りも禁止になった上に付近道路も ban 通行止めになりました。のんびりしているウィーン当局が、これだけ迅速な対応をとっているところをみると、かなりヤバそうですね。

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February 27, 2010

バラの「冬がこい」

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今日は「公園(庭)の話題」です。

初夏にウィーンのフォルクスガルテンを訪問すると、きれいばバラを見ることができます。本数も多いので、なかなか見事ですね。ベンチに座って、バラを眺めるだけで、ゆったりとした気持ちになります。

シェーンブルン宮殿の花は、季節毎に移設してくるようですが、フォルクスガルテンのバラは地植えで、寒くなる冬場も、そのまま植えられています。いわゆる「冬がこい」はどうするのかな…と気になったので、2月上旬にフォルクスガルテンをのぞいてきました。


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February 26, 2010

分離派会館の地下にできたお店が物議を…

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ウィーンの名所の一つに「分離派会館」(Secession)がありますね。今日は、この「分離派会館」にまつわるお話です。

分離派会館といえば、オットー・ワグナーのお弟子さんであるヨーゼフM・オルブリッヒが設計した建物で、ユーゲントシュティール芸術の「総本山」と言ったところでしょうか。地下には、クリムトの名作「ベートーベン・フリーズ」がありますね。

さて、この分離派会館の地下に、このほど何とビックリ「性風俗店 Club Element6」がオープンしたそうです heart02芸術におけるスキャンダルについて議論してもらうことを目的としたもので、2ヶ月間2月20日~4月18日)の期間限定プロジェクトだとか。

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February 25, 2010

ナッシュマルクト・リニューアルプロジェクト

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今日は、短めの話題ですが、「ナッシュマルクトにまつわるお話」をお届けしましょう。

ウィーン市民の台所的存在だったナッシュマルクトですが、最近では各種のガイドブックやテレビ番組で大々的に紹介されるようになり、「世界の観光地」と化していますね。実際、ナッシュマルクトに行くと、観光客の皆さんを多く見かけますね。

さて、このナッシュマルクトのリニューアルプロジェクトが決まったようです。

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February 24, 2010

冬の楽しみ方いろいろ

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前日のジャンプ団体に続いて、ノルディック複合団体で、オーストリアチームが金メダルを獲得しました。こちらも、前回のトリノに続いて、2大会連続の金メダルです。興味深いのは、前半のジャンプでは3位だったものを、後半の距離で挽回したというところでしょう。

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オーストリアが距離に強いというのは、意外な感じもしますね。一方、アルペンの男子大回転は、残念ながら4位以下にオーストリア選手が3人も並んでしまい、メダル獲得はなりませんでした weep

さて、今日はウィーンの皆さんのアウトドアでの「冬の楽しみ方」を少しご紹介しましょう。

代表的な「楽しみ方」は、当ブログでもご紹介した市庁舎前広場特設リンクでのスケートかもしれません。週末などは、子供さんを連れたご家族をよく見かけます。不思議ですよね。オーストリアは、競技スケートはあまり盛んではないようですが、レジャーとしてのスケートは意外と人気があるようです。

本格的なスキーに関しては、セメリングあたりまでいかないと難しいようですね。余談ですが、最近、オーストリアのスキー人口が減っているようです。自動車の屋根にスキーを積んで走っている自動車を見ると、東欧圏のものが多いとか…

さて、意外とウィーンの人に人気があるのが、冬も run散歩」です。寒い時期でも、カーレンベルクやプラターあたりに行くと、散歩を楽しんでいる人を多数見かけます(トップの写真は、プラターの並木通りです)。

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February 23, 2010

祝、ジャンプ団体金メダル 迷曲“フジヤマにエーデルワイスは咲かない”

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オリンピックも後半に入りましたが、オーストリアも「お家芸」と言われるスキーのアルペン競技では金メダルが、なかなか取れませんでしたが、ジャンプ団体で、選手層が厚いオーストリアが金メダルを獲得しました。やりましたね heart04 。これで、日本チームも表彰台にのぼってくれたら言うことなかったのですが…

という訳で、今日は、オーストリアのジャンプ団体、2大会連続金メダル獲得を祝して、ちょっと面白い話題をお届けしましょう。変なタイトルですが、しばらくお付き合い下さい delicious

一般的にオーストリアのスキー競技と言えば、アルペンスキーですよね。このアルペンスキー選手の中で、日本でも有名だったのが、昨年8月にお亡くなりになったトニー・ザイラーさん(Anton"Toni" Sailer、チロル州キッツビュール出身)でしょう。

ザイラーさんは、1956年にイタリアのコルティナダンペッツォで開催された冬季オリンピックで、アルペンスキーの回転、大回転、滑降の三種目で金メダルを獲得(三冠)し、一躍有名になりました。実は、当時、日本でトニー・ザイラーさんが有名になった理由は、回転でが猪谷千春さんが銀メダルを獲得したからです(猪谷さんは日本人初の冬季オリンピックのメダリストですね。また、今まで、オリンピックのアルペン競技でのメダル獲得は猪谷さんだけですね coldsweats01 )。

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さて、ザイラーさんは、今で言う「イケメン選手」だったため、翌年の1957年には映画出演と相成りました。ところが、これがアマチュア資格に抵触し、1960年のスコーバレーオリンピックには出られないことが決まり、1958年のシーズン後、22歳という若さで引退を表明、本格的に俳優業に転向しています(プロのスノーボーダーが出ている今では考えられないですねぇ)。

その後も movie 映画俳優として活躍する一方、1972年から1976年まで、スキーのオーストリア・ナショナルチームの監督を務め、後進の指導に当たり、アルペンチームの実力強化に貢献しました。

さて、「真面目なお話」はここまで…happy01

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February 22, 2010

落雪にご注意

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今ひとつオリンピックで勢いが出ないオーストリアですが、Andreas Matt選手がフリースタイルスキーのクロスで銀メダルに輝きましたね。しかし、アルペンはダメですねぇ。後の期待はスキージャンプの団体戦でしょうか。

今日は「 snow 雪にまつわる話題 snow 」をお届けしましょう。

冬にウィーン市内を歩いていると、写真のような標識を見かけます。これは、頭上からの落雪を歩行者に警告するものです。

ウィーンの場合、旧市街などでは、装飾を施した中層住宅が多いため、落雪が歩行者を直撃する可能性が高そうですね coldsweats02 。Feriは幸い「落雪の直撃」を受けたことはありませんが、当たると結構、インパクトがありそうです。

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February 21, 2010

番外編 日本オペレッタ協会「チャールダーシュの女王」

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今回、お家芸のアルペンスキーで、なかなか金メダルが取れないオーストリアでしたが、女子スーパー大回転でAndrea Fischbacher 選手がやってくれましたね crown 。一方、選手層が厚く、期待されていたジャンプ・ラージヒルはGregor Schlierenzauer 選手が銅メダルでしたね(しかし、4位と5位がオーストリアだったので、本当に残念 weep )。

さて、このところご無沙汰していた日本オペレッタ協会さまの公演ですが、2月19日~21日の3日間、東京都北区の「北とぴあ」(小ホール、定員420名)で「チャールダーシュの女王」が上演されました。

実は、「チャールダーシュの女王」を日本に紹介するためにご尽力されたのが、現在、日本オペレッタ協会を率いている寺崎裕則さんです。フォルクスオーパーが1982/1983シーズンにプルミエを行った作品を寺崎さんが現地で観て、そのすばらしさに感動。1985年のフォルクスオーパー来日公演の演目に加えてもらったというものです。

ところが、今まで日本オペレッタ協会さまでは、意外なことに「チャールダーシュの女王」を上演したことがなかったのですね。

さて、今回、台本・演出は寺崎裕則さん、指揮は松岡 究さんが務めました。主なキャストは、シルヴァ役は砂田恵美さん(19日・21日)と針生美智子さん(20日)、エドウィン役が田代 誠さん(19日・21日)と小貫岩夫さん(20日)、スタージ役が大塚幸子さん(19日・21日)と小泉英恵さん(20日)、ボニ役が安冨泰一朗さん(19日・21日)と武井基治さん(20日)、フェリ・バチ役が小栗純一さん(19日・21日)と坂本秀明さん(20日)、ジギ・グロス役が阿部六郎さん、リッペルト侯爵レオポルト・マリア役が島田啓介さん、アンヒルテ役が中川眞主美さんという面々でした。

オペレッタ協会さまの公演ではおなじみのベテラン歌役者の皆さんが多いですね。

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February 20, 2010

フォルクスオーパー、オペレッタ鑑賞100回を振り返って

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先日、私自身が、フォルクスオーパーでオペレッタ鑑賞100回を数えたという話題をお伝えしましたが、これまでの11年を振り返ってみたいと思います。

最初にフォルクスオーパーを訪問したのは、1998年12月のことです。このときの演目は「メリーウィドウ」でした。

今となっては旧演出の「メリーウィドウ」が「最も脂がのっていた時期」だったかもしれません。舞台上の内容もさることながら、Feriが一番心を動かされたのは、 happy01 お客さまの楽しそうな表情でした。

オペレッタがお開きになり、クロークでコートを受け取って家路につくお客さまの表情が、皆ニコニコしており、劇場全体が温かい雰囲気に包まれていると感じました。これは、オペラでは、あまり見られないオペレッタ独特の雰囲気だと思っています。これがオペレッタにはまった最大の要素かもしれませんね heart02 。しかし、実は、次にフォルクスオーパーを訪問したのは、2000年1月です。1999年は来日公演があったので、こちらには顔を出しましたが… coldsweats01 

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February 19, 2010

オーストリア料理は「しょっぱい」?

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冬季オリンピックですが、オーストリアの初金メダルが「リュージュ二人乗り」とは、ちょっと意外でしたね。恐らく地元の皆さんもビックリしているのではないでしょうか。

さて、今日は「オーストリア料理の味」にまつわるお話です。

先日、日本航空の機内誌「SKYWARD2010年2月号」に掲載されている浅田次郎さんのエッセイ「つばさよ つばさ」に面白い内容が書かれていました。

昨年10月に国際ペン大会がオーストリアのリンツで開催され、この大会に浅田さんが参加するため、オーストリアを訪問したときの逸話です(国際ペン大会の模様は前に紹介されていました)。

で、この中で“驚いたのは料理のしょっぱさと、デザートの甘さであった”という感想を述べています。浅田さんは、オーストリア訪問は三回目だそうですが、“以前にも増したそう感じたのは、むろんその間に同地の味付けが変わったわけではなく、日本人の食生活全般が数年の間に、いっそう減糖減塩化されていたせいであろう”とも書かれています。

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February 18, 2010

魅力的なグラーツ歌劇場

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三回にわたってグラーツ歌劇場で上演された「チャールダーシュの女王」の話題をお届けしましたが、今日は「劇場そのもの」について、ご紹介しましょう。

グラーツ市は人口25万4554人(2009年4月)で、人口だけで「日本の都市」と比較すると、山形県山形市とほぼ同じです。

そういえば、グラーツも周囲を山に囲まれており、山形市に雰囲気が似ていますね。日本人の感覚からすると、この規模の都市で、座付きのオーケストラや合唱団、バレエ団を抱えている歌劇場を維持しているというのは、驚異ですね(ここでいう「驚異」とは、うらやましいです catface …という意味です。何しろ日本では新国立劇場ですら、座付きオーケストラなどがありませんので… weep )。

さて、グラーツ歌劇場ですが、1899年に完成したそうですから、すでに110年が経過していることになります。また、同じ設計者が複数の劇場、歌劇場を担当しているそうです。

劇場の定員はParterreが499席、Parterre Logenが6ボックス24席、Balkonが170席、Balkon Logenが18ボックス78席、Rangが345席、Rang Logenが16ボックス70席の合計1186席となっています。その他、立ち見がParterreとRangに各100席設定されています。立ち見を入れて、トータルで1386席です。ちなみにFeriのホームグラウンドであるフォルクオーパーは1268席ですから、ほぼ、同規模ということができます。

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February 17, 2010

興味深いウィーンの住民投票 その中身は?

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今日は、現在、ウィーン市で行われている「住民投票の話題」をお伝えしましょう。「行われている」と、現在進行形で紹介したのは、この投票、投票権のある住民に投票用紙が配布され、郵送で投票する仕組みになっているからです(締め切りは3月のようです)。

さて、今回の住民投票のテーマになっている案件は、以下の四つです。

1.地下鉄の週末24時間運転にする
2.気性が荒い犬の飼い主をライセンス制にする
3.小学校を終日化する
4.旧市街への自動車乗り入れ禁止する

興味深い内容が並んでいますね。まず、「地下鉄の週末24時間運転化」ですが、現在、ウィーンでは bus バスが、ナイトライン(NightLine、路線ナンバーにNの頭文字が付きます)という名称で、深夜運転を行っています(日本の深夜バスと同じですね)。おおむね30分に1本程度走っています。

それに加えて、週末だけ地下鉄も24時間運行しようというものらしいのですが、実際、鉄道の終夜運転は、非常にコストがかかりますから、営業的にペイするのでしょうかね。

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February 16, 2010

ULFの広告電車あれこれ

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オペレッタの話題が続いて、お腹が一杯…という方もいらっしゃると思うので、今日は軽い話題で、お口直しです。

今日は「路面電車の広告」にまつわるお話をお届けしましょう。

ウィーン市内を走る路面電車ですが、車体に広告を掲載している車両が多いですね。

実は、昔はかなり派手な広告が多かったのですが、一時、評判が悪かったためか、広告が自粛されていました。その後、徐々に広告が復活し、車両全体に広告を掲載したラッピング電車が再び誕生するようになりました。

特にULF(Ultra Low Floor)と呼ばれる新型車両は、在来車に比べ、車体が大きくい上に長いため、広告効果があるのか、最近は様々なラッピング電車が走っています。ULFにラッピング電車が登場するようになったのは最近のことで、最初は公共広告から始まりました(ピンクリボン運動のPRが最初だったように記憶しています)。

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February 15, 2010

壮絶新演出 グラーツ歌劇場「チャールダーシュの女王」(その3)

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今日も引き続き、グラーツ歌劇場「チャールダーシュの女王」(その3)をお届けしましょう。

第2回までで、公演の概要をお伝えしましたが、シュタットオペレッタ・ドレスデンでお客さまが途中で席を立った理由が、何となくわかりました think

ご存じの方も多いように、ドレスデンは第二次大戦中、連合軍の空爆により大変な被害が出ています。ドレスデン・ゼンパーオーパーに来場されるお客さまの中で、地元の方は、戦争を経験している方も多いですから、一幕はまだしも、二幕に入ったら、その恐ろしい実体験と重なってしまうと思います(一応、脚本の想定としては第一次大戦らしいのですが…)。

しかも、地元にお住まいの方の中にはご家族を戦争で亡くした方も多いでしょう。お芝居だから…と言って観ているには忍びなかったことと思います think

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February 14, 2010

壮絶新演出 グラーツ歌劇場「チャールダーシュの女王」(その2)

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バンクーバーで冬季オリンピックがはじまり、こちらオーストリアでは地元選手の活躍に期待が集まっています。ジャンプのノーマルヒルでは、銅メダルでしたね(ちょっと残念 wink )。さて、「オリンピック」には関係なく、今日も引き続くオペレッタの話題です。

今日は、グラーツ歌劇場「チャールダーシュの女王」(その2)をお届けします。

休憩を挟んだ二幕後半は、皆が塹壕に入り、蓄音機で「チャールダーシュの女王」の音楽を聴いている場面から始まります(この当たりは、なかなか風情があって良いのですがね)。二幕後半の見所は、エドウィンとシルヴァ、ボニとスタージの四人が一緒に歌う場面ですね。

普通、エドウィンはシルヴァが好きだが、スタージにも気がある…ボニはスタージが大好き…この気持ちを踊りながら歌い、表現するという場面です。が、ここでスタージとシルヴァが大げんかを繰り広げてしまいます。お互いに自分の恋人をとられてたまるか…という「女の情念」が出たすさまじいバトル angry 。貴族の気品や情緒などまるでありません。

さらに、四人が歌っている場面に負傷兵が担架で運び込まれてきます。ボニが兵士の頭に手を当てると、頭がとれてしまいます。ところが、頭がなくなった「死体」が突然起き上がり、頭のないままシルヴァと戦場で踊る場面が…「チャールダーシュの女王」はいつからホラー作品になったのでしょう。

そのほか、戦場場面はやたらにリアルです。はっぱさんのブログにもあるように、リッペルト公爵が塹壕の中から手榴弾を投げると、盛大に爆発し、手や足が宙を舞うといった場面もありました。

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February 13, 2010

壮絶新演出 グラーツ歌劇場「チャールダーシュの女王」(その1)

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2009/2010シーズン、フォルクスオーパーではカールマンの作品が消えてしまいましたが、グラーツ歌劇場では「チャールダーシュの女王」が新演出で上演されることがわかりました。

プルミエは1月23日だったのですが、2月上旬、観るチャンスが巡ってきました。今日は、グラーツ歌劇場版「チャールダーシュの女王」のレポートをお届けしましょう。なお、Feriは、グラーツ歌劇場は初めてである上に、「あっと驚く演出」だったので、数回に分けてお届けします。

まず、指揮はTecwyn Evansさんが務めました。また、演出はPeter Konwitschnyさん(これが問題の方)、舞台装置はJohannes Leiackerさん、振り付けはEnno Markwartさんといった皆さんです。

キャストですが、リッペルト侯爵役がGerhard Balluchさん、リッペルト公爵夫人役がUschi Plautzさん、エドウィン役がLadislav Elgrさん、スタージ役がSieglinde Feldhoferさん、ボニ役がMartin Fournierさん、シルヴァ役がÉva Bátoriさん、ローンスドルフ男爵役がJános Mischuretzさん、フェリ・バチ役がGötz Zemannさんといった面々でした。

このプロダクションは、実はグラーツ歌劇場のオリジナルではなく、ドレスデン・ゼンパーオーパーシュタットオペレッタ・ドレスデン(申し訳ありません。Feriが勘違いをしていましたので、訂正しました bearing )から導入したものです(つまり、プロダクションの上演権を購入した訳です。ゼンパーオーパーでは1999年に上演されたようです。ごく最近まで知りませんでした)。

しかも、ドレスデンでは、この演出の上演中、お客さまが騒ぎ出し、中断を余儀なくされた…という曰く付きのプロダクションだそうです。

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February 12, 2010

雪かき四方山話

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日本では11日(木曜日)が「建国記念の日」の祝日だったので、オーストリア風に言えば、今日、12日(金曜日)は「窓の日」になりますね。おそらくウィーンだったら、今日は、突然風邪を引く、お腹が痛くなるといった理由で「お休み」になる方がたくさん出そうです。日本では、まずないでしょうが…despair

今年のウィーンは、気温も低く「 snow 冬らしい冬 snow 」になっています。また、雪も結構降っています。という訳で、今日は「雪かきにまつわるお話」をお届けしましょう。

ウィーンでは、雪の降った朝、道路を歩くと歩道がしっかり除雪されています。また、早朝には雪かきをしている住民の皆さんを見かけることもあります。

皆さん、早朝から熱心ですね。実は、これには理由があるのです。ご存知の方も多いかもしれませんが、自宅前道路の雪かきは、「その住人の責任」になっているのです。万が一、雪かきをせずに通行人が転んで怪我をした場合、雪かきをしなかった住人の責任になります。

という訳で、皆さん、せっせと雪かきに励んでいる…という訳です。

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February 11, 2010

ウィーン名物 「舞踏会」狂想曲

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今日、2月11日、日本は「建国記念の日」で祝日ですが、ウィーンでは舞踏会の中でも最大規模を誇る「オペラ座舞踏会(OPERNBALL)」が開かれます。

ホーレンダー総裁、最後のオペラ座舞踏会ですね。国立歌劇場では、2日前から通常の公演を中止し、舞踏会に向けた設営準備が始まります(翌、12日は「こどものための魔笛」。これはフラットにした床を活用したお客さま参加型のスペシャルイベントです。ここ数年、小澤征爾さんが楽しみにしていたイベントでした)。

Feriは実際にOPERNBALLの会場に入ったことはありませんが、テレビ中継などを見ると、平土間席の上に「仮の床」を設けて舞台と完全にフラットにするため、大規模な工事になるようです。

一夜限りの舞踏会のために、こんなにお金をかけて、面倒なことをしなくても…と考えるのは日本人の悪いところでしょうかね。本来、

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February 10, 2010

フォルクスオーパ-「ハワイの花」プルミエレポート(その3)

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フォルクスオーパー「ハワイの花」プルミエレポート(その3)は、休憩後の二幕と「出演者の感想」をご紹介しましょう。

第二幕は「映画ハワイの花」の続きです。まずは、ジム・ボーイが華麗にサーフィンをしている場面から始まります。そこへハワイアンのラカがやってきて、二人で楽しそうに話をはじめ、それがダンスに変わっていきます。ちなみに公演プログラムには、ジム・ボーイ役のGaines Hallさんが、サーフィンの振り付けをトレーニングしているシーンが掲載されています。

そこへ観光客が大挙してやってきて、ビーチは大騒ぎ(舞台上では、観光客の皆さまがビーチボールのやり取りをします…ゲネプロでは、このボールが誤ってオーケストラピットに落下する場面も coldsweats01 )。ジム・ボーイとラカは人気のいないところへ逃げていきます。

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February 09, 2010

フォルクスオーパー「ハワイの花」プルミエレポート(その2)

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今日は、ネタバレになりますが、これからご覧になる日本のオペレッタファンの皆さま向けに、フォルクスオーパー版の「あらすじ」をご紹介しましょう。

フォルクスオーパー版は、1930年代、ウィーン郊外の映画館に「ハワイの花」という映画を観るため、リスペットとハラルドのカップルがやってくるところから始まります。

ところが、リスペットとハラルドは映画の好みが違うため、上映中に劇場内でけんかを始めてしまいます(お客さまも大迷惑)。そうすると映画に出演中の俳優さん達が、あきれて演技をストップ。そして、スクリーンの中から脚本家のジョン・バッフィーが出てきて、リスペットにリクエストをきくのです。ジョン・バッフィーは、リスペットが好きな俳優オスカー・フォン・ホルメイとのデートを約束し、彼女をスクリーンの中へ連れて行きます。また、ハラルドも渋々彼女の後をついていくのでした(二枚目の写真は、スクリーンの中から飛び出してきたジョン・バッフィーがリスペットに話をしている場面です。他の観客は、皆、フリーズ状態で、二人の世界が繰り広げられています)。

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February 08, 2010

フォルクスオーパー「ハワイの花」プルミエレポート(その1)

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今日は「フォルクスオーパーのオペレッタ・プルミエレポート」です。実は、当初、はっぱさんに先を越された coldsweats01 グラーツ歌劇場「チャールダーシュの女王」をシリーズで先にお伝えする準備をしていました。

が、「ハワイの花」のプルミエを観終わった瞬間から、この高揚した気分を早く日本のオペレッタファンの皆さまに伝えたい…という気持ちになり、急きょ、こちらを先にご紹介することにしました。別に会っていただいたからマイヤーさんに気を遣っている訳ではありません。それくらいに、ウィーン風の味付けがすばらしいオペレッタに仕上がっていたのです。

2月7日、2009/2010シーズンにプルミエを迎える3本目のオペレッタ「ハワイの花」がフォルクスオーパーで上演されました。

「ハワイの花」は、ハンガリー出身のパウル・アブラハムが1931年に作曲したオペレッタですが、最近はあまり上演されることがありません。マイヤーさんは、このところ、近年、上演される機会が少ない演目を選んできますね。今回の作品ですが「Kolonialoperette」という副題が付いていました。ところで、今回のフォルクスオーパー版ですが、オリジナルとはかなり演出が変わっています(とは言ってもFeriはオリジナル版を観たことはありません。たまたま「あらすじ」を読んだくらいです)。

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February 07, 2010

サプライズ ロベルト・マイヤーさんとの面会が実現

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今日は「Feriの私的な話題」をお届けします。

実は、今年、2月にFeriはフォルクスオーパーでのオペレッタ鑑賞(有償公演、ゲネプロ、スペシャルの「オペレッツ」を含む)が100回を迎えることになりました heart02

たまたま、昨年あたりから、2010年年始に達成できそうだったので、Feriはウィーンの友人に触れ回っていました。ところが、ひょんなことから、この話がフォルクスオーパーのディレクターであるロベルト・マイヤーさんの耳に入り、“延べ11年でオペレッタだけ100回。しかも、日本に住んでいる人物とは、いったいどんな人間なのか。是非、会ってみたい”という話になりました。

そして、マイヤーさんから、“是非、会ってみたい”というオファーをいただきました。Feriもびっくり仰天です。当初、Feriがフォルクスオーパーでのオペレッタ鑑賞100回目となる2月5日(こうもり)にマイヤーさんとの面会を希望したのですが、マイヤーさんはお忙しいため、日程調整の結果、2月1日の開演前にお会いできることになりました。

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February 06, 2010

フォルクスオーパー・スペシャル「パウル・アブラハムの夕べ」

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今日はフォルクスオーパーで行われたスペシャル公演のお話です。

「ハワイの花」のプルミエを前に、2月4日、パウル・アブラハムの作品を取り上げたフォルクスオーパー・スペシャル「パウル・アブラハムの夕べ」(Paul Abraham Soiree 副題:Kann nicht küssen ohne Liebe)が開催されました。まぁ、前夜祭といったところですね(実際は、中2日ありますが…) happy01

最近では、プルミエの前には、Stefan Mickischさんによるレクチャー・コンサートが行われるケースが多かったのですが、今回は趣向を変えたプログラムです。

今日はフルオーケストラが出ないので、例によってオーケストラピットはジャッキアップされており、向かって左側にピアノとベースなどが並んでいました。また舞台、右側にはテーブルといすもセットされていました。

司会進行はフォルクスオーパーの演劇マネージャーChristoph Wagner-Trenkwitzさんです。出演者は、Melba Ramosさん、Elisabeth Schwarzさん、Birgid Steinbergerさん、Boris Ederさん、Béla Fischerさん、Morten Frank Larsenさん、Sándor Némethさん、Sebastian Reinthallerさんという「豪華な面々」でした。

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February 05, 2010

Morten Frank Larsenさん、お久しぶりの登板

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今日は、懲りもせずオペレッタの話題です。

最近は、あまりフォルクスオーパーに出演しなくなってしまったMorten Frank Larsenさんですが、2月1日の「メリーウィドウ」にダニロ役として起用されました。

Feriは、昔、Morten Frank Larsenさんがダニロ役として出だした頃は、「軽いなぁ」と思っていたのですが、最近では実力を上げてきて、なかなか良い味を出すようになってきましたね。

さて、当日ですが、指揮はJoseph Olefirowiczさん(この人は「ハワイの花」を振る指揮者です)が務めました。主なキャストは、ヴェランシェンヌ役はRenée Schüttengruberさん、ハンナ役はNatalia Ushakovaさん、ツェータ男爵役はSándor Némethさん(最近、多いですね)、ダニロ役はMorten Frank Larsenさん、カミュ・ド・ロシュ役はSebastian Reinthallerさん、ニグシュ役はGerhard Ernstさんという面々でした。

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February 04, 2010

グルベローヴァさん、デビュー40周年

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今日は「オペラの話題」をお届けしましょう。

お歳を召しても、すばらしい歌声と歌唱技術で抜群の存在感を示すディーヴァ、エディタ・グルベローヴァさんですが、だんだんオペラへの出演が減ってきているようです。確かにオペラで、タイトルロールクラスになると、体力を使いますからねぇ(一晩で数キロ体重が落ちるとも言われています)。

国立歌劇場2009/2010シーズンで、1シーズンぶりにベルリーニ作曲の「清教徒」が上演されることになりました。「清教徒」もグルベローヴァさんお得意の演目です。2007/2008シーズンでは4回上演されたのですが、今回は3回と少なくなっています。これも負担軽減のためでしょうかね。

さて、2010年2月3日、国立歌劇場で上演された「清教徒」への出演で、「デビュー40周年」を達成されました。これはすごい記録ですね。そのため、2月3日の「清教徒」は、デビュー40周年記念公演となりました。

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現時点では何とも言えませんが、グルベローヴァさんが出演する「清教徒」のウィーンでの上演は、今回が最後になる可能性があります。という訳で、Feriも観てきました heart04

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February 03, 2010

謎の箱 その中身は…

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今日は街中で見つけた「謎の箱」にまつわるお話です。

先日、旧市街を歩いていたところ、とある広場にちょっと大きめの木箱が積まれていました。付近で大規模な工事をしている雰囲気もありませんので、いったい何の箱なのかわかりませんでした。

たまたま、積み上げた段数が低いところがあり、上からのぞくことができました。箱の中に収まっていたのは、「クリスマスの時に街路を賑わした電飾」でした。

取り外した電飾は、こういった木箱に収納されて、倉庫に保管されるのでしょう。なるほどねぇ。

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February 02, 2010

フォルクスオーパーの「ラ・ボエーム」

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日本人では好きな人が多いプッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」ですが、現在、フォルクスオーパーでも上演されています。「ラ・ボエーム」は庶民的な内容なので、日本人好みなのでしょうかね。

Feriは、今まで国立歌劇場では何回か観たことがあるので、今回、フォルクスオーパー版を観ることにしました。最近、フォルクスオーパーで上演されるオペラは、「リゴレット」に代表されるように変わった演出が多いので、「ラ・ボエーム」が、どのように料理されているか、興味がありました happy01

で、当日、プログラムを購入して驚きました。というのは、この演目は1994/1995シーズンにプルミエを迎えた演目(1994年11月19日プルミエ、指揮は日本公演でおなじみのAschr Fishさん)を、そのまま「再演」しているのです。最近のフォルクスオーパーでは、中断期間がある作品では、新演出に切り替えるケースが多いのですが、これは珍しいパターンですね。

ちなみにFeriが観た日は、通算83回目でした(中断期間が長かったことがわかります)。ところで、1994/1995シーズンのディレクターは、あのイアン・ホーレンダー氏です。という訳でプログラムも「1994/1995シーズンのも」のを転用していますので、日本語の「あらすじ」はありません。

なお、フォルクスオーパー版の「ラ・ボエーム」は、ドイツ語版上演です(そのため、字幕はなし coldsweats01 )。

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February 01, 2010

今年は大丈夫 スケートリンク営業中

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オペレッタの話題が7回連続で続いたので、今日は気分を変えて「街角の話題」をお届けしましょう coldsweats01 。しかし、「こうもり」シリーズはディープ過ぎたのか、皆さまからのコメントが付かなかったですね。ちょっと残念 coldsweats01

クリスマスの電飾がなくなり、ちょっと寂しくなる、この時期のウィーンですが、毎年恒例の市庁舎前のスケートリンク(Wiener Eistraum)が営業を始まりました。今年は、1月22日から3月7月までの営業です。

実は、当ブログでも何回かお伝えしているのですが、ここ数年、暖冬でリンクを維持するのが大変だったようです(要するに気温が高く、リンクの氷が溶け出してしまうわけですね)。

幸い、今年は snow 厳寒となりましたので、その心配は少ないようです(何しろオーストリアでも観測史上最低気温を記録するくらいですからね coldsweats02 )。

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