« 魅力的なグラーツ歌劇場 | Main | フォルクスオーパー、オペレッタ鑑賞100回を振り返って »

February 19, 2010

オーストリア料理は「しょっぱい」?

Img_105_2141_001a

冬季オリンピックですが、オーストリアの初金メダルが「リュージュ二人乗り」とは、ちょっと意外でしたね。恐らく地元の皆さんもビックリしているのではないでしょうか。

さて、今日は「オーストリア料理の味」にまつわるお話です。

先日、日本航空の機内誌「SKYWARD2010年2月号」に掲載されている浅田次郎さんのエッセイ「つばさよ つばさ」に面白い内容が書かれていました。

昨年10月に国際ペン大会がオーストリアのリンツで開催され、この大会に浅田さんが参加するため、オーストリアを訪問したときの逸話です(国際ペン大会の模様は前に紹介されていました)。

で、この中で“驚いたのは料理のしょっぱさと、デザートの甘さであった”という感想を述べています。浅田さんは、オーストリア訪問は三回目だそうですが、“以前にも増したそう感じたのは、むろんその間に同地の味付けが変わったわけではなく、日本人の食生活全般が数年の間に、いっそう減糖減塩化されていたせいであろう”とも書かれています。

Img_105_1988_001

甘党の浅田さんをもってしても、ホテル・ザッハーのカフェで召し上がった本家「ザッハートルテ」だけは、生クリームがついていることもあり、半分でお手上げだったとか…まぁ、確かにこちらのトルテなどは、甘さもさることながら、大きいですからねぇ

味覚は人によって様々ですから、味を紹介するのは難しいのですが、Feri自身はオーストリアで様々な料理を食べていますが、「しょっぱい」と感じたことはありません。Feriは味覚がオーストリア人化しているのでしょうかねぇ。ただ、味付けに変化が乏しいため、食べている途中で飽きてくることは多々ありますが…

Img_105_1841_001

皆さまのご感想はいかがでしょうか。味覚は個人の感じ方なので、どのように感じている方がいらっしゃるかを知りたいところです。是非、コメント欄に皆さまのオーストリア料理に関する「味の感想」をお寄せ頂ければ幸いです(最後の写真は代表的なオーストリア料理「ターフェルシュピッツ」です)。

ところで、浅田さんは“糖分と塩分、加えて脂肪分の総摂取量はおそらく日本人の数倍にも上ると思えた”と書かれていますが、これはその通りでしょうね。ですから、オーストリアでは体格のよろしい紳士、淑女の皆さまが多いようです。一方、日本料理は世界に類を見ないほど淡泊なので、味の濃い「ウナギの蒲焼き」と「天ぷら」が外国人に好まれるのだろう…とも分析しています。なるほどねぇ。確かに、それは言えるかもしれませんね。

Img_105_1659_001

今の日本は世界に冠たる「減糖減塩王国」かもしれません。それが、結果として高血圧や糖尿病の減少につながり、世界一の長寿大国となったのでしょう。ただ、浅田さんもエッセイを“今もかたくなに伝統的食生活を守っている世界の人々を見るにつけ、その長寿の対価としてわれわれが支払ったものもまた多いのではなかろうかと思う”と結んでいます。

日本で減糖減塩化が進められたのは、医療費の削減が目的かもしれませんが、反面、オーストリアのように食生活を楽しむという側面が置き去りにされたとすれば、これはこれでちょっと寂しいですね。もっとも、さすがに日本と言うか、最近では「減塩」でも美味しい食品が多数開発されていますが…(先日、某所で見つけた「塩辛」には、「究極の減塩」というキャッチフレーズがついていました)。

このあたりは、人によって感じ方も違うと思いますが、「チャールダーシュの女王」の「ヤイ・ママン」ではありませんが、“人生、いつまで続くかわからない”ですからね。

「人気ブログランキング」に登録しています。下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります。

Banner_br_ume

グルメ・クッキング |

« 魅力的なグラーツ歌劇場 | Main | フォルクスオーパー、オペレッタ鑑賞100回を振り返って »

Comments

Feriさん、

どーも。
毎年クリスマスをウィーンで過ごしていた時期がありますが、特にオーストリア料理を「しょっぱい」と感じたことはなかったと記憶しています。でも、若干脂っぽさはありました。ケーキに関して言えばどれもとても美味しかったですし、ウィーンのケーキは大好きです。でも本家のザッハートルテは、ちょっと甘過ぎてダメでした。期待が大きかったので、「こんなもんなのかなあ…」というのもあったと思いますが。
日本に何度も出張に行っていた英国人の友人は「日本料理は糖分が少ないから、食後にメチャクチャ甘い物が食べたくなる」と言っていました。塩分が足りなければ、塩とか醤油で食事中に調整できすが、確かに砂糖は後から振り掛けるわけにはいかないので…。
私は料理する時に塩を使い過ぎる傾向にあるので、ちょっと減塩しなければ、と思っています。

Posted by: | February 19, 2010 21:08

コメント、ありがとうございます。

>日本に何度も出張に行っていた英国人の友人は「日本料理は糖分が少ないから、食後にメチャクチャ甘い物が食べたくなる」と言っていました。

これは興味深いお話ですね。ところで、この方は「和菓子系」は大丈夫なのでしょうか。

私の友人の旦那さんはオーストリア人で、甘いものが大好きなのですが、和菓子系も大丈夫と言っておりました。

ところで、ザッハートルテですが、私の友人(これは日本人ですが)は、甘さは全く気にならないようです。人によって感じ方が違うのですね。

Posted by: Feri | February 19, 2010 21:34

ウィーンのコーヒーハウスでは、糖尿病の人のために砂糖の代わりに人工甘味料を使った(それでもおいしい)トルテを置いてあるところもあるのですが、日本ではそういうものをおいているカフェもケーキ屋さんもお目にかかったことがありません。糖尿病でもおいしいお菓子を食べられるオーストリアは、やはりお菓子大国ですね!

Posted by: Tokyoite | February 20, 2010 00:48

こんにちは、初めてコメント差し上げます。

ウィーンに住み始めて5ヶ月になりますが、元々好き嫌いがあまりないせいか、食事についてはこれまで特に不満はありません。
長く住んでいる方々からオススメのレストランを教えていただいたり、日本から観光で来る知人と一緒に食事をしたりして感じるのは、全てではありませんしもちろん例外も多いとは思いますが、ガイドブックで取り上げられているウィーンの有名店は味が典型的で極端になっているような気がします。逆に有名ではなく美味しいと思えるお店では、どちらかと言うと味にバリエーションがあって複雑なように感じます。
どちらがいいとは一概に言えませんが、有名店は分かりやすい味と言えるんじゃないかと思います。それがときにしょっぱすぎると感じたり、甘すぎると感じるなど、表現しやすくなる原因のように思いました。

有益な情報が多く紹介されていてありがたいです。今後も拝見したいと思っています。

Posted by: Joe | February 20, 2010 01:50

Tokyoiteさま、コメント、ありがとうございます。

>糖尿病の人のために砂糖の代わりに人工甘味料を使った(それでもおいしい)トルテを置いてあるところもある

さすがにお菓子の先進国。良く研究されているようですね。今度、私も探してみますね。

Posted by: Feri | February 20, 2010 08:37

Joeさま、コメント、ありがとうございます。

お褒めをいただき、恐縮です。そういえば、Feriもウィーンでは、地元の皆さんが利用するようなお店を探しては、利用しています。オペレッタやオペラのチケットにお金を使ってしまうため、食事はお安いところが中心です。でも、個人的にはそういうところの方が味も雰囲気も好きですが…

味(味覚)というのは、一番、個人差が出やすいので、ある意味、面白いテーマかもしれません。

今後ともよろしくお願いいたします。

Posted by: Feri | February 20, 2010 08:40

初めまして。
最近、Feriさんのブログを知り、楽しく読ませてもらっています。

オーストリア料理で一つだけしょっぱいと感じたものがありました。
ニンニクのスープです。ですが、これは、私が行ったお店がたまたまかもしれないので…。

デザートは私には全般的に甘く感じます。
甘くても、カフェの雰囲気にうっとりしながら、完食しましたが(^O^)

Posted by: nao | February 20, 2010 09:00

naoさま、コメント、ありがとうございます。

>ニンニクのスープ
温まりそうですね。確かに、この手のものは塩が利いているかもしれませんね。

これからもお気軽にお立ち寄り下さい。

Posted by: Feri | February 20, 2010 09:48

Feriさんこんにちは
いつも楽しく読ませていただいています。
遅くなりましたがフォルクスオーパー100回観劇おめでとうございます!
私はウィーンが大好きで時々出かけますが、
オーストリア料理で特にしょっぱく感じるのはスープです。特にクレープ入りのコンソメスープはどこのお店もしょっぱいように感じました。

ケーキは種類にもよりますが日本の甘さ控えめの味覚に慣れているせいか確かに甘いように思います。

でも、ウィーンのカフェでコーヒーと甘めのケーキでのんびりくつろぐのは観光で疲れた体を休めるのにはいいかもしれません。
これからも盛りだくさんのオーストリア情報楽しみにしております^^

Posted by: sommer | February 20, 2010 15:28

いつも楽しく拝読しております。
味覚は国・個人でさまざまですから、話題にはぴったりですね。
個人的にはカフェDiglasが大好きです。
カフェWeimarも、フォルクスオーパーの後にはいいですね。
Feriさんはどこのカフェがお好きですか?

これからも楽しいブログを続けてください。

Posted by: wien | February 20, 2010 20:04

sommerさま、コメント、ありがとうございます。


>クレープ入りのコンソメスープ
はい、Feriの大好物です。塩味が効いているとは思いますが、「しょっぱくてだめ」だったことはありません。最もビアやワインが、必ずお隣になるので、それも影響しているかもしれませんね。

これからも、お気軽にお立ち寄り下さい。

Posted by: Feri | February 20, 2010 20:10

wienさま、コメント、ありがとうございます。

>カフェWeimar
はい、常連です もし、あそこで、変な日本人らしき人物を見かけたら私かもしれません。

ちなみに、お恥ずかしながら、ワイマールのボーイさんにも覚えられてしまいました。

皆さまのコメントを励みに、色々な話題をご提供したいと思っております。

Posted by: Feri | February 20, 2010 20:12

Feriさん、

どーも!週明けにサイトを開けたら”味”でとても盛り上がっていたので、私も追加で…。

>日本に何度も出張に行っていた英国人の友人は「日本料理は糖分が少ないから、食後にメチャクチャ甘い物が食べたくなる」と言っていました。
>これは興味深いお話ですね。ところで、この方は「和菓子系」は大丈夫なのでしょうか。

この人は和菓子は今一歩のようでした。理由は”淡白すぎる…”との事。でも、このところ和菓子は英国でも人気があって、ロンドンの中心地にある源吉兆庵は、いつも現地の人達でにぎわっています。人気があるのはドラ焼きと、卵生地で焼いたお饅頭だとか。イタリア人の友人にも好評です。

甘さとは関係ありませんが、ウィーンのカフェで出されるコーヒーは本当に美味しいと思います。コーヒーのチェーン店などがオーストリアに進出してしまわない事を祈念しております。

Posted by: | February 23, 2010 03:04

コメント、ありがとうございます。

>どら焼き
確かに人気がありそうですね。そういえば、友人の旦那さまも、好きだったような。
なお、意外と好評なのが、「日本にしかない洋風菓子」だそうです(この話題はいずれ…)。

>コーヒーのチェーン店
大変残念ながら、ウィーンではすでにシアトルの某チェーンがかなり出店しています。ケルントナーシュトラーセの入り口にありますからねぇ  また、例の携帯カップを持って、飲みながら街を歩いている人を見かけるようになりました。

さすがにカフェーについては、伝統的なお店も健在ですが、ちょっぴり心配です。「カフェーの話題」も、いずれご紹介しましょうね。

Posted by: Feri | February 23, 2010 08:00

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 魅力的なグラーツ歌劇場 | Main | フォルクスオーパー、オペレッタ鑑賞100回を振り返って »