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February 16, 2010

ULFの広告電車あれこれ

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オペレッタの話題が続いて、お腹が一杯…という方もいらっしゃると思うので、今日は軽い話題で、お口直しです。

今日は「路面電車の広告」にまつわるお話をお届けしましょう。

ウィーン市内を走る路面電車ですが、車体に広告を掲載している車両が多いですね。

実は、昔はかなり派手な広告が多かったのですが、一時、評判が悪かったためか、広告が自粛されていました。その後、徐々に広告が復活し、車両全体に広告を掲載したラッピング電車が再び誕生するようになりました。

特にULF(Ultra Low Floor)と呼ばれる新型車両は、在来車に比べ、車体が大きくい上に長いため、広告効果があるのか、最近は様々なラッピング電車が走っています。ULFにラッピング電車が登場するようになったのは最近のことで、最初は公共広告から始まりました(ピンクリボン運動のPRが最初だったように記憶しています)。

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最近は、車体に特殊なフィルムを貼る方式が中心となったため、昔に比べて凝ったデザインの広告を作ることができるようになりました。また、小さいドットを入れることで、車内からの視界を確保できるため、窓部分にも広告を掲載できるようになりました。

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写真をご覧になるとわかりますが、在来車の場合、窓が開けられるようになっているため、窓部分への広告掲出はフィルムを使っても難しいのですが、ULFは基本的に窓上部がスライド式になっているだけなので、広告を貼り付けやすいようです。

もっとも最近では、在来車でもラッピング広告を身にまとった車両もいるようですが…(この場合、窓部分はフィルムをカットしています)。

なお、ULFの場合、側面は全面広告仕様になっていても前後だけは、写真のようにオリジナルの塗装を守っているようです(お客さまが間違えないような配慮でしょうか)。

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ちなみに最近日本でも見かけるラッピング電車やバスも、塗装ではなく、特殊フィルムを使った方式が多数を占めているそうです。確かに塗ってしまうと、剥がすのが大変ですからねぇ。

という訳でULFのラッピング電車が急増中です(Wiener Linienも広告収入を頼りにしているのでしょう  いずこも同じ公共交通機関の窮状 )。

冒頭の写真ですが、ピンクの下地にロープウェイのゴンドラが描かれているデザインです。これは、ロープウェイのPRではありません。某携帯電話会社が販売しているスマートフォンのPRです。

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ゴンドラに描かれているgoogleなどの会社名は、そのスマートフォンで表示できるサイトを持つ会社…という訳です。考えましたねぇ。色はけばけばしいですが、実際、ゴンドラが走っているようにも見えますから、このアイデアは逸品です。

二枚目のULFは、なかなか綺麗なデザインです。広告主は、「パープルの乳牛」で有名な、某チョコレートメーカーさんです。ULFの広い「幕板」部分を空にしたのは、なかなか優秀なデザインだと思います。ストーリー性のある広告のようでした。

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三枚目のULFはかなり芸術的なイラストが描かれていますね。車体に描かれている「メッセージ」を見ると、どうやら金融機関のPRのようです。

ただ、側面には具体的な企業名が書かれていないようです。それにしても奇抜なイラストで,注目度は抜群ですね

皆さまもお暇があれば、リンクなどを走っている路面電車の広告にも注目してみてください。面白い発見が色々あると思います。


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