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March 23, 2010

飼い主さんがんばって! 罰金は1400ユーロだよ

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今日は 犬の飼い主ライセンス」の続報をお届けしましょう。

まぁ、ウィーンを訪れる日本人観光客の皆さまにはあまり関係のない話ですが、興味深い「規制」ですよね。7月1日の施行が決まったライセンス制ですが、詳細が徐々にわかってきました。

まず、対象となる犬種ですが、ドーベルマン(これはわかる)、ロットヴァイラーなど14種で、何とシェパード(シー・シェパードではありません )も入るそうです。

シェパードは忠誠心と服従心に富み、訓練を好む性格であるところから、各種の作業犬として活躍していますよね。しかし、シェパードが入ったということは、この「訓練の仕方」に問題のある飼い主がいるということなのでしょうか。ちょっと嘆かわしいですね。そういえばドーベルマンも警察犬などで活躍していますね。

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さて、違反した場合(要するにライセンスを取得せずに飼っている場合ですよね)の罰金ですが、最高額は1400ユーロ(18万円弱ですかね)だそうです 。また、前回お知らせしたように違反した場合、対象となる犬は当局に収容されてしまいます。

で、ライセンスはどのように付与されるかが気になりますね。日本だったら、お役所に申請すればもらえそうな気がしますが、こちらウィーンは厳しいですよ。

何と飼い主と愛犬が、一緒に実技試験を受ける必要があるそうです。実技試験のポイントですが、1.犬が飼い主の命令に従うか2.飼い主が犬を十分にコントロールできるかだそうです。

多分に私見が入りそうな内容ですが、動物愛護団体の専門家が試験官になるようです。実技試験でライセンス付与を決定するというのは実用的ですね。また、子犬の場合は、生後6ヶ月経過してから受験することになるようです。

ちなみにオーストリアに限らず、こちらでは「危険な犬」とは生まれつきのものではなく人為的要因、つまり「飼い主の躾け方」によるものであるという認識が一般的です。
なお、Hundefuhrerscheinはドイツで数年前から始まった制度ですが、ドイツでは義務化されていないようです。しかし、日本で実施したら、落第者続出ようのな予感が

では、ライセンス取得試験に合格しなかった場合はどうなるのか…が気になりますね 。どうやら、再試験が認められているようでです。しかし、2回(当面は移行措置で3回)試験に不合格になってしまうと、犬は当局に収容されてしまうそうです。これは結構きついですね。

自動車の運転免許のようにライセンスを取得してから運転する訳ではないですから、これは難しいですね(犬を入手してからトレーニングをして、受験しなければならない訳ですからね)。ちなみに3枚目の写真は、ウィーンの動物保護当局のWebサイトで、詳細な情報が掲載されています。

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日本だったらライセンス試験の受験に向けた民間のトレーニング会社などが繁盛しそうですが、こちらはどうでしょうか 。また、続報が入りましたら、お知らせしたいと思います。

余談になりますが、シェパードと言えば、その昔、Feriが東ドイツへ行ったときに強烈な思い出があります。当時、列車で東ドイツから西ドイツへ出る場合、国境の駅で長時間停車し、密出国者がいないかを東ドイツの国境警備隊(まぁ、実際は軍隊ですね)が徹底的に検査をしていました。

車両内はもちろんのこと、車両の床下まで調べていました。その時に大活躍していたのがシェパードの軍用犬です。不審者がいたら、問答無用で飛びかかってきそうな迫力がありましたね。当時、一緒だった友人に“あれはドイツ語しか理解できないだろうから、飛びかかってきたらお手上げだね”などと冗談を言っていましたが…当然、軍用犬の写真などはありません(カメラを向けた… )。


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Comments

案の定と言うか、ライセンス制の詳細が発表されてから「動物愛護センター」へ持ち込まれる犬君が増えているそうです。
まぁ、 成犬になってから再訓練をするのは、かなり大変ですからねぇ。

Posted by: Feri | March 24, 2010 08:38

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