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March 06, 2010

私的“グラーツ”ナビ(その2)

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今日は「私的“グラーツ”ナビ」の後編をお届けしましょう。

市内には美術館、博物館が多数あるのですが、その中でひときわ異彩を放つのがムール川沿いに立つクンストハウスでしょう。2003年に欧州文化首都になったことを記念して建設された芸術文化施設ですが、その外観たるや古都には似合わないユニークなものです。これを見てもグラーツの皆さんは変わったモノが好き…というより受け入れやすい風土…があるのでしょうかね happy01

この当たりまでは、一般のガイドブックなどでも紹介されていますが、地元密着のFeriならではの「私的案内」をお届けしましょう。

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実はグラーツ中央駅にもビックリするものがあります。それは、コンコースの天井に描かれたコンテンポラリーアートです。駅舎そのものは昔のままなのですが、この天井画には度肝を抜かれます。グラーツの面白いところは、ウィーンへの対抗心が感じられることです。この天井画も、その一つかもしれません。

中央駅から旧市街までは、歩いても行くことができる距離ですが、路面電車を利用すると便利です。1日券も4.2ユーロとお安いですから、是非ご利用を。ちなみに今はウィーンでおなじみのULFの親戚に当たる新型車両が多数走っています。こちらは、車内にインフォメーションディスプレイが設置されています(CATの車内に設置されているものと同タイプ)。

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で、路面電車に乗ったら、ぜひ案内放送に注目してください。駅名を放送する前に、ほんのちょっとですが「 notes あるメロディ notes 」が流れます。このメロディ、地元の人は誰でも知っている有名な 「シュタイヤマルク州の州歌」(Erzherzog Johann作曲) の一節なのです(こちらにお住まいの方は、皆さん、何かあると、この歌を歌い出すとか)。全ての停留所で流れますから、聞き逃すことはありません。それだけ地元に誇りを持っているということなのでしょうね。

ちなみに、この notes メロディを聴きたい方は歌の入ったフルバージョンがYou Tubeにアップされています。ただし、市電の車内で聴くことができるのは、出だし分の「ほんの少し」です coldsweats01

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Feri、お勧めの穴場スポットは、「窓から乗り出しているトルコ兵の人形」です。写真をご覧ください。この兵隊さん、建物の壁(実際には丸窓)から、剣を持って半身を乗り出し、下を見ています。それにしても不思議なスタイルですよね。

その昔、オスマン帝国が攻めてきたときの故事に習って設置されたものだそうですが、「その意味」は今ひとつかわりません。建物の屋根裏部屋から飛び出していますから、かなり大きい(おそらく等身大か、それ以上)と思います。

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ただし、上を見ていないと、この前を通り過ぎてしまいます coldsweats01 。グラーツに行ったら、是非探してみましょう(探すところに面白さがあるのですよ happy01 )。ヒントは「サウラウ宮殿」です。

二つ目は、グラーツ歌劇場に隣接する広場に立つ謎のオブジェ(左写真)です。皆さんは、このオブジェ、何に見えますか? 

Feriは最初、携帯電話のアンテナかと思ってしまいましたが、実は「自由の女神」なのですよ happy01

確かにそういわれて観ると右手で高々とトーチを掲げていますし、頭に当たる部分もあります。ただ、オリジナルは聖書を持っている左手には、なぜか丸いものが…これは地球でしょうかね。不思議なオブジェです delicious 。すぐ隣には伝統的な造りの歌劇場がありますので、このコントラストがグラーツらしいですね。

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最後に、もう一つ。こちらは比較的有名ですが、ホフブルクにある「謎の二重らせん階段」(Doppelwendeltreppe)です。

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いわゆるらせん階段なのですが、「両側に分かれた階段が、半周すると一緒になる」という文章では説明しづらい構造なのです。また、階段を支える柱はなく、石積みだけでできているという見事な構造で、1499年に作られたものだそうです。

ちなみに「この階段」がある塔の入り口には案内板(ドイツ語ではDoppelwendeltreppe、英語ではDouble Speral Staircase)が取り付けられていますが、小さいので注意しないと見過ごしてしまいそうです。

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まだまだ、「隠れた見所」の多いグラーツ。ウィーンとはひと味違った魅力のある都市なのですが、日本人のお客さまが少ないのが玉に瑕。

是非、あなたも訪ねてみてはいかがですか(別に当局から袖の下は頂いておりません happy01

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