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March 12, 2010

St.Margareten・Opern festspieleガイド

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今日は、夏にオーストリアへお出かけに方向けにSt.Margaretenの「Opern festspiele会場」についてのご案内をお届けしましょう。

○公演に関して
今年の演目はモーツァルトの名作「魔笛」です。公演は20時30分開演、24時終演となります(休憩を含めて3時間30分)。途中に20分間の休憩が1回入ります(今年は2幕後)。

なお、天候によっては、若干時間帯が変更される場合があります(例:開始時間が若干遅れる場合、休憩時間が短縮されるなど)。駐車場には17時頃から入ることができますが、開場は18時30分です。それまでは、駐車場エリアで待機することになります。野外ですから、オーケストラ、歌手ともマイクを使い、音はスピーカーから流されますので、聞こえないということはありません

なお、メルビッシュと同じく終演後、花火が上がります。メルビッシュと異なり、崖の上から直上に花火が打ち上げられるため、迫力があります(最後の写真は客席から見た昨年の花火です)。

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○会場の場所
「Opern festspiele」が開催される場所は、実はSt.Margaretenの街から離れたところにあります。ちょうど、RustとSt.Margaretenの間といったところでしょうか。

なぜ、こんな街外れにあるかと言えば、ズバリ石切場だからです。前もご紹介しましたが、ここで採掘された石が、ウィーンのステファンドームなどにも使われているという由緒正しき石切場です。

○客席と舞台
メルビッシュと異なり、客席の下は土(厳密には石を採掘した後の岩盤)で、コンクリートなどで固めてありません。ただし、通路部分は石畳になっています。椅子そのものについては、メルビッシュと同じく金属製で、クッションなどはないので、長時間の観賞はきついかもしれません。地元の皆さん、クッションなどを自宅から持参しているようです。

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客席は石切場という制約上、いわゆるシューボックス型です。後ろの座席が高くなっているので、舞台からは遠くなりますが、舞台が見えないと言うことはありません。ただ、比較的前の方でも舞台から遠いので、オペラグラスは絶対に必要です。

オーケストラは、客席から向かって右側の舞台袖に「屋根付の小屋」があり、そこで演奏します。屋外ですから舞台装置も大がかりで、なかなか見応えがあります。また、舞台の後ろが「石の壁」なので、火を使った演出が多用されます。例えば、建物の照明などにもたいまつが使われています。今年の演目は「魔笛」ですから、一ひねりした舞台装置が期待できます。周囲を石の壁に囲まれているため、独特の雰囲気ですね。

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駐車場は会場の上にあり、駐車場に車を止めたお客さまは、ここから「石切場の底」にある観客席へ徒歩で向かいます。なお、駐車場から観客席へのアプローチに立派なチケット・オフィスとグッズなどを販売するショップがあります(ショップは会場内にもあります)。チケット・オフィスでは、当日券の購入、事前予約券の入手もできます(営業は通常、公演開始2時間前の18時30分から)。

チケット・オフィスの横から坂を下って会場へは、なだらかなスロープで会場まで行けるようになっています。なお、車いすなども通行できるのですが、身体の不自由な方は、駐車場から会場までシャトルバスサービスを利用することもできます。

○チケットの購入
St.Margareten・Opern festspieleのWebサイトから購入可能です。決裁はクレジットカードになります。チケット購入から公演日まで時間がある場合は、国外でも指定した住所へチケットを郵送してくれます(配達記録で郵送されます)。なお、St.Margaretenも現地の旅行代理店がチケットを確保しているため、現地旅行代理店に問い合わせると良い席が入手できる場合もあります(当然、手数料は必要ですが )。

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○アクセス
現地の人は 自家用車で来る人が圧倒的に多いようです。また、最近ではオーストリアの旅行会社が企画したツアーバスで来るお客さまも増えてきました。駐車場はRust寄りに専用駐車場があり、係員の誘導に従って車を駐めることになります。もちろん、車以外の交通手段がないため、駐車料金は無料です。

なお、ウィーンからは チャーターバスが運行されています。チャーターバスチケットも同サイトから同時に購入可能です。チャーターバスのウィーン側ターミナルはVienna International Busterminal(Erdbergstraße 200 A、1030 Wien)で、18時に出発します。

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○レストラン・ビュフェ
会場に隣接してレストランエリアがあります。二層構造になっており、上部のテラスは日曜日限定でオープンするOpernloungeと呼ばれる有料の施設があります(料金は29ユーロ)。ここでは、飲み物とオードブルが提供され、開演までの一時を優雅に過ごすことができます(メルビッシュのVIPロジェみたいなものですね)。

なお、ここを利用するには事前予約が必要です(Webサイトから利用券を購入することができます。今年は7月25日、8月1日、15日、22日、29日にオープンする予定だそうです。また、団体利用の場合は、日曜日以外でも利用できるようです。

Opernloungeの下は軽食や飲み物を販売する ビュフェがあります。2009年は、Rigoletto、Nabucco、Aida、Fidelioといった名称がついていました。

ビュフェではブルストを初めとする軽食をとることができます。このレストランエリアには小石が敷き詰められており、立食用のテーブルも設置されています(写真をご覧になるとイメージできると思います)。ところで、メルビッシュでは基本的にグラスはデポジット制ですが、このショップではデポジット制が採用されていませんでした(昨年の情報ですが… )。

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面白いのは、このショップの反対側にはfestspiele Weinという売店があり、ここでは、お土産用のグラス付でワインが販売されています(ワイングラスのデポジット料金が2ユーロ、中身は3ユーロ)。さらにワインを専門に販売するブースが二箇所設置されています。開場から開演まで2時間ほどありますので、早めにいらっしゃったお客さまは、ここのレストランエリアで飲食をする方が多いようです。

このレストランエリアは、観客席とほぼ同じ広さがあるため、かなりゆったりとしています。 Esterházy のワインも販売されていますね。

また、CDやDVD、各種グッズを販売する直営のショップも設けられています。化粧室は、客席下の地下に設けられています。また、レストランエリアにも化粧室があります。

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○その他のご注意
メルビッシュと異なり、ノイジードラーゼーから離れているため「蚊の襲来」は少ないようです。

これはメルビッシュと同じですが、客席上には全く屋根がありません。また、雨宿りができるような場所がメルビッシュよりも少ないため、雨具は必ずお持ちになった方が良いでしょう。また、冷えることもあるので、夏向きの防寒対策もお忘れなく

この内容は、昨年のFeriの体験を基本にまとめています。そのため、今年は若干異なるところもあるかもしれませんので、その点は予めお含み置きください。なお、詳細はSt.Margareten・Opern festspiele公式Webサイトでお確かめください。

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Comments

Feriさん、saraiです。

いつもながら、大変ありがとうございます。
そうです。この内容を期待して、おねだりしてしまいました。Feriさんの視点は的確で、まさに望んだ内容そのものです。

現地の旅行代理店にあたって、よい席を確保するといのが気になりました。ただ、普通のオペラハウスと違って、マイク・スピーカーを使うので、あまり席にこだわる必要はありませんね。

あと、そのラウンジはsaraiのスケジュールにあっているので、魅力的ですね。

さて、あとはsaraiのスケジュール上、本当に無理がないか、検証してみます。もう、かなり、詰め込んだスケジュールで配偶者からブーイングが出そうです。

では、本当にありがとうございました!

Posted by: sarai | March 12, 2010 10:08

saraiさま、コメントありがとうございます。お役に立てて、私も嬉しく思っております。
マイクとスピーカーを使いますから、音声の方は全く問題ありませんが、やはり歌手の顔が良く見えないというのは、ストレスになりますね。
なお、ウィーンからチャーターバスでお出かけになるのであれば、往復の心配はありませんから、スケジュールが詰まっていても大丈夫かと思います(Feriの場合は、 レンタカーで行きますから、公演終了後、ホテルの駐車場に車を入れるまで気が抜けません )。

なお、saraiさまなら十分ご存知かと思いますが、日中のスケジュールを軽めにされた方が良いと思いますが‥

夏の野外フェスティバルの場合、天気が唯一気がかりな要素ですね。Feriは、昨年、St.Margaretenで 雨に降られました。しかも、途中で  これだけは、当日になるまで何とも言えませんね。

また何かご質問があたったら、お気軽におたずねください。

Posted by: Feri | March 12, 2010 15:08

Feriさん、saraiです。

お薦め?にしたがって、チケットを購入しました。
すごく人気があるらしく、よさそうな席(2人並び)はもうありませんでした。それでも、公式サイトではなく、スポンサーリンクからチケットサイト(http://www.oeticket.com/)に行くと、座席ビューでの選択ができ、端っこですが、12列目が取れたので、まあまあでしょう。
バスのチケットも同時購入。郵送してもらうことにしました。

これでミュンヘンのトスカの代わりに思いがけず、St.Margareten・Opern festspieleで魔笛を聴くことになりました。

休養はミュンヘンからウィーンへの電車のなかでとることにしましょう。ここはファーストクラスしかないですね。DBで買えば、半額チケットなので、まあ、贅沢でもないでしょう。

大変、お世話になり、ありがとうございます。先達がいるのは心強いものです。

Posted by: sarai | March 13, 2010 22:21

saraiさま、コメント、ありがとうございます。

私が昨年「リゴレット」を見たときも、満席でしたが、「夏のフェスティバル」の場合、チケット手配のタイミングが難しいですね。公演が近づくとエージェントさんからチケットが戻る場合もありますしね。

ところで、チケット購入でご利用になったサイトですが、オーストリアの「ぴあ」みたいなところですね。Feriは利用したことはありませんが、時々、チェックしています。

ミュンヘンから移動の後、観賞となるとちょっと大変かもしれませんが、列車の中でゆっくりお休みになってください(直通の特急列車で4時間13分ですね)。余談ですが、ミュンヘン-ウィーン西駅間には、OBBのRailjetという特急列車が走っています。実際、自分が乗っていないので、ブログでは紹介していませんが、1等の上にプレミアム・クラス(飛行機みたいですが)があります。このクラスでは、飲み物や軽食などが無料で提供されるそうです。

今年、FeriはSt.Margaretenの方には行く予定がないので、ご覧になっての感想をお聞かせ願えれば幸いです。

Posted by: Feri | March 13, 2010 22:51

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