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April 30, 2010

グラーツ歌劇場2010/2011プログラム発表

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昨日、NHK-BS2でドイツ映画「菩提樹」(原題はDie Trapp-Familie)を放送した関係でしょうか。映画「菩提樹」の記事にアクセスが増えたようです。そうそう、今日は「続・菩提樹」(Die Trapp-Familie in Amerika )を放送していましたね。

ところで、今日はオーストリア流に言えば、「窓の日」ですね。実際にFeriの友人の中には、休みを「正式」にとって旅行に行っている人もいます  オーストリアだったら、かなりの人が、“すみません、突然、体調が悪くなりました ”ということになるのかもしれません

さて、各劇場で新シーズンのプログラムが発表されていますが、4月27日にグラーツ歌劇場からも発表がありました。その概要をお伝えしましょう。

来シーズンは、オペラでは「影のない女」(9月25日プルミエ)、「椿姫」(1月22日プルミエ)、「ドン・ジョバンニ」(11月6日プルミエ)、「ファウスト」(3月19日プルミエ)、ショスタコーヴィッチ作曲の「ムツェンスク郡のマクベス夫人」(4月9日プルミエ)、ベルリーニ作曲の「カプレーティとモンテッキ」(I CAPULETI E I MONTECCHI、5月19日プルミエ)、「ラ・ボエーム」(再演)などが上演されます。

このうち「椿姫」の演出は、あの鬼才ペーター・コンヴィチュニーさんが初めて担当しますので、色々と話題が豊富な舞台になることでしょう(好き嫌いは別にして,間違いなく話題にはなります )。なお、ヴィオレッタ役にはMarlis Petersenさんが起用されるそうです。

「ムツェンスク郡のマクベス夫人」はウィーン国立歌劇場、「カプレーティとモンテッキ」はバイエルン国立歌劇場のプロダクションのようです。

ところで「ムツェンスク郡のマクベス夫人」ですが、ソヴィエトでは初演時に、“ブルジョワ趣味の不健全な音楽”と決めつけられて、当時、上演禁止となったそうですね 。その後、ショスタコーヴィッチは、露骨な場面を削り、作品名も「カテリーナ・イズマイロヴァ」と改めて再発表したという曰く付きのオペラです。何となくグラーツ向きな気もします。

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Feri注目のオペレッタ作品ですが、カール・ツェラーの「小鳥売り」が上演されることになりました。来シーズンのオペレッタは、この1作品だけです。プルミエは2011年2月12日に行われますが、フォルクスオーパーのプロダクションが採用されるようです(そういえば、今シーズンも「THE SOUND OF MUSIC」がフォルクスオーパーのプロダクションでしたね)。余談ですが、本日、グラーツ歌劇場で「こうもり」が最終公演を迎えます。同劇場のサイトで画像や動画を観ることができますが、なかなか興味深い演出のようです。これを見落としたのは痛かった 。ちなみにフロッシュには、ロベルト・マイヤーさんも特別出演していたようです。でも、奇抜な演出で度肝を抜かれた「チャールダーシュの女王」は再演されないようですから、結果論としては、「観ておいて良かった」ということになりました(観なければコメントもできませんから )。

そして、ミュージカルでは「雨に唄えば」が登場しました。プルミエは10月16日ですが、意外と上演回数が多いのにビックリ。

バレエではヘンデルの音楽を使った「メサイヤ」が登場します。振り付けはDarrel Toulonさんだそうです。
「Klassik am Sonntag」と題した室内楽のコンサートも、今シーズンに引き続いて上演されます(2010年11月21日、2011年3月27日、5月29日)。

プレス・リリースでは詳しく紹介されていないので、よくわかりませんが「カンタベリー城と秘密の扉」(Das Gespenst von Canterville)という作品も上演されます(11月19日プルミエ)。オスカー・ワイルドの原作を映画にした作品(子供向けのドイツ映画)が有名ですが、これを舞台作品にしたものでしょうか。

ところで、グラーツ歌劇場はいわゆる大劇場以外を使った公演も比較的多く行われています。どういった形なのかは見たことがないので、何とも言えませんが、興味深いところです。

ダイレクターのEinen besonderenさんは、2シーズン目ということですが、やはり若いお客さまにもご来場頂くように工夫しているようです。

なお、新シーズンのプログラムについてはAustria-fan.comのWebサイトに掲載されていますので、そちらをご覧ください。

また、詳細はグラーツ歌劇場の公式Webサイトをご覧ください。

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Comments

Austria-fan のサイトからお邪魔します。来年1月半ばから3月末までウィーンに滞在する予定です。期間中近隣で「ドン・ジョヴァンニ」はグラーツとザルツブルグだけのようです。どちらもチケットが高くても40ユーロほどとちょっと拍子抜けですが、どちらがお勧めですか?

それと、フォルクスは当日券はたいていあるでしょうか?

Posted by: | September 24, 2010 13:22

お問い合わせ、ありがとうございます。
まず、フォルクスオーパーですが、演目によって当日券の有無が大きく異なります。また、ご希望の料金カテゴリーが残っているかどうかわかりませんので、ご予算を押さえたい場合は、事前にご購入になった方が良いと思います。

「ドン・ジョバンニ」の件ですが、私自身、グラーツとザルツブルクで観たことがないので、明確なお答えはできませんが、グラーツはなかなか良い出来上ですよ。

Posted by: Feri | September 24, 2010 19:38

早速お返事をありがとうございます。HNを入れ忘れていて失礼しました。価格的にあまりに安いのでどうなのかな(大した経験もないのにおこがましいですが)と思ってたんですが、価格=質とは限らないんですね。グラーツのほうが回数が多くて融通が利くのでこっちにしようと思います。

国立歌劇場のチケット状況をみると、スタンバイ以後、2カ月前販売で残っているのは高い席が多いですが、フォルクスも同じということですね。

Posted by: Bon | September 25, 2010 10:59

Bonさま

グラーツは日本人の方も活躍しているので、応援して挙げてください。ただし、演出については好みが分かれそうです。

お問い合わせの件ですが、ご存知のように国立歌劇場は観光客が多いですが、フォルクスオーパーの方は、地元の方(ただし、ウィーン在住とは限りませんが)が中心です。そのため、チケットはやはり比較的お手頃な値段のカテゴリーから売れているようです。
わだ、私などは前に座高の高い方が座ってしまうと、前が見えなくなるため、観やすい席を選んで買うようにしています。これは、好みの問題ですからね。

フォルクスオーパーは1ヶ月前発売なので、私は発売時当日にチケットを購入して、その後は、あまり確認していません。今発売中の10月分を見ると、万遍なく席が余っているような感じですね。

それから、ブンデス・テアター・カルテ所有者は公演前日に割引販売があるので、ここで一挙に売れてしまうケースがあります。この当たり、ある種の駆け引きでしょうか?

Posted by: Feri | September 25, 2010 11:09

いろいろ教えてくださってありがとうございます。ついでにお尋ねしますが、ブンデス・テアター・カルテはウィーン在住の方対象なのでしょうか。Culturallのサイトでみたのですが、クレジットカード付きか、デビットカード形式のように思えました。PDFの申込みフォームはドイツ語のみで、私のドイツ語はラジオ講座の初歩(^^;;

それとフォルクスにとてもお詳しいFeriさまは、もしかしてかつてここでボー・スコウフスをご覧になったことがありますか?

Posted by: Bon | September 26, 2010 19:25

Bonさま

ブンデス・テアター・カルテですが、国外に住んでいても発行可能だと思います(銀行引落機能は、オーストリア国内に銀行口座を持っていないとだめですが)。ただ、全てにのんびりしている国なので、申し込んでから、実際にカードが発行されるまでに、半年近くかかることもある…という話を聞いたことがあります。で、私は持っておりません。

>ボー・スコウフス
残念ながら観ていないと思います。

Posted by: Feri | September 26, 2010 22:40

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