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April 23, 2010

25日は連邦大統領選挙

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今日は「オーストリアの政治」にまつわる話題です。

3月から4月にウィーンへ行った皆さんは、街中で「政党の看板」を多数見かけたと思います。というのは4月25日に連邦大統領選挙が行われるため、その選挙運動という訳です。

連邦大統領(Bundespräsident)は、オーストリアの国家元首です。憲法により6年ごとに改選することと規定されており、1950年以降は国民による直接選挙で選ばれています。

憲法の規定で2期まで再選が認められており、合計12年まで在任することができます。さて、現在の連邦大統領は、2004年に就任したハインツ・フィッシャー(Heinz Fischer)さんです。ハインツ・フィッシャーさんは、グラーツ生まれで、SPÖ(オーストリア社会民主党)に所属しています。

オーストリアの連邦大統領は国家元首ですが、大統領個人の権限は事実上、ほとんどないようです。ちなみに大統公邸は、観光客の皆さんで賑わうホーフブルク宮殿内のレオポルト翼にあります。

ところで、オーストリアの大統領の選出で有名なものに「かつてオーストリアを支配した者、もしくはその家系の者は被選挙権が排除される」というものがあります。つまり、ハプスブルク家の血筋の方は大統領になることはできない訳です

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さて、選挙戦ですが、現職に対して現在、Barbara Rosenkranzさんという女性が自由党(FPÖ)から立候補しています。オーストリアの自由党と言えば、かつてイェルク・ハイダーさんが党首だった政党で、民族主義的な政策が有名です。そのため、このおばさん、選挙活動中も過激な「右寄りの発言」を繰り返して、現地では物議をかもしだしています。そのためでしょうか、選挙用の看板にもいたずら書きが目立ちますね。

現在の状勢は、現職のハインツ・フィッシャーさんが国民的な人気もあり圧倒的な有利な状況だそうです。しかし、EUの拡大により様々な問題が発生しているため、民族主義的な政党が一定の支持を集めており、対立候補のBarbara Rosenkranzさんが、どのくらいの票を集めるかが注目されているそうです(実際、2008年の国民議会選挙では24議席を獲得しています)。

なお、今まで2期12年の任期を満了した連邦大統領はルドルフ・キルヒシュレーガーさん(1974年7月~1986年7月)ただ1人だけです(第7代連邦大統領のトーマス・クレスティルさんは、2期目の任期満了3日前にお亡くなりになってしまいました)。

ところで、前回、2004年の連邦大統領選挙の投票率は71.60 %だったそうですが、日本人から見ると、国政選挙としてはかなりの高い投票率ですね。


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Comments

悲しいかな、日本のマスコミはオーストリアの連邦大統領選挙の結果を伝えるところが少ないようなので、結果をお知らせしましょう。

25日に予定通り連邦大統領選挙が行われ、予想通りハインツ・フィッシャー(Heinz Fischer)さんが圧勝しました(得票率78.9%)。
一方、Barbara Rosenkranzさんは15.6%の得票率にとどまったようです。
ただ、事前にフィッシャー現大統領の圧倒的優勢が伝えられていたためか、得票率が50%程度と、低かったことが問題になっているとか。

いずこも同じ、低投票率でしょうか

なお、オーストリアでは5月にブルゲンランド、10月にはシュタイヤマルク週とウィーンの州議会議員選挙があるそうです。

Posted by: Feri | April 26, 2010 07:55

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