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April 29, 2010

Helmut-Zilk-Platz が誕生

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今日は「広場の新しい名前についての話題」です。

恐らくウィーンを訪れた方ならば、必ず通ると思う広場に新しい名前がつけられました。

この広場は、ちょうど国立歌劇場の裏手、アルベルティーナ美術館とカフェ・モーツァルトの間にあります。そう言われると、“前を通ったことがある”と思い出す方が多いのではないでしょうか(団体のバス停もありますからね )。

この広場には、彫刻家A・フルドリチカ作の「戦争とファシズムに反対する記念碑」が建てられていますが、このたび「ヘルムート・ツィルク広場」と命名されました。

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「ヘルムート・ツィルク」(Helmut-Zilk)というのは、1984年から10年間ウィーン市長を務めた方のお名前です(左の写真は広場への命名を伝える新聞記事です。ご本人の写真も出ていますね)。ツィルク氏は大の親日家としても知られており、有名なエピソードに次のようなものがあります。

在職中、日本へ向かう機内で映画「男はつらいよ」を観たことから、ウィーン・ロケを誘致することを決意(しかし、日本人のメンタリティーがてんこ盛りの「あの作品」を面白いと感じるところがすごいですね )。ウィーンが舞台となったシリーズ41作目「寅次郎心の旅路」のロケが実現した…というものです。

ところで、余談ですが、ツィルク氏の奥様は、ダグマ・コラーさんというフォルクスオーパーのスターだった方です。Feriは残念ながら、生で聴いたことはありませんが

日本では、音楽ホールなどは別にすると「最近の方」のお名前(とくに政治家)を公共施設につけるということは少ないですね。最もウィーンでもヘルムート・ツィルクさんが、ウィーン市民から愛されていたからこそ、実現したのだと思いますが。


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街角の話題 |

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Comments

Feriさん、こんにちは。Steppkeです。

確か、昨年行った際に読んだ新聞に、Rathausplatz(市庁舎前広場)を改名することで議論されている(反対派がいる)という記事があったような気がしますが、結局、Albertina前に落ち着いたのですね。

私は、以前からDagmar KollerさんのファンでCDやDVDも各種持っていますが、その中にHelmut Zilk氏との(多分)結婚記念の曲を収録したCDという珍品があります。
曲名はずばり『Wien』で、Udo Jürgens作曲、Zilk氏とKollerさんの二重唱というシングルCDです。ジャケットには、ウェディングドレス姿のKollerさんと並んでZilk氏が写っています。
買ったのは1996年で、お二人が結婚された1978年からかなり経っており、どのような経緯で発売されたのかはCDにも書かれていないのでよく分からないのですが、シュヴェヒャート空港の土産物店に積んでありました。
調べたところ、Kollerさんのサイトで聴けます。( http://www.dagmar-koller.at/main_cd4.html
Zilk氏は、なかなかのバリトンです。(歌っているというより語りという感じですが..)

Posted by: Steppke | April 29, 2010 12:02

Steppkeさま、コメント、ありがとうございます。

ヘルムート・ツィルクさんはウィーン市民に人気がある人だったのですが、広場の命名としては妥当な場所だと思います。

>結婚記念の曲を収録したCD
面白いものがあるのですね。さっそくご紹介頂いたサイトで聴いてみましょう。

Posted by: Feri | April 29, 2010 14:03

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