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May 01, 2010

Anja-Nina Bahrmannさんのアデーレ

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今日、オーストリアはメーデーでお休みです。ウィーンでは昼過ぎまでリンクは閉鎖され、平和的なデモ行進 notes が行われます。中央会場は市庁舎前広場ですが、集会後は、皆さん、三々五々、 event プラターに出かけたりして家族で楽しい一時を過ごすようです。ところが、日本のメーデー中央大会は、「May」になる前の4月29日に行われました。なぜか‥動員がかかる組合員さんから連休の間に行うと不満がでるから(動員がかからない)だとか coldsweats01

さて、5月最初はの記事は「オペレッタの話題」です。

先日(といっても4月ですが coldsweats01 )、フォルクスオーパーでオーケストラピットのトラブルに関する話題をお伝えしましたが、その時の演目、「こうもり」のついてお知らせしましょう。

当日の指揮は、Elisabeth Attlさんでした。彼女は、Steppkeさんが「楷書のイメージ」と表現されているように、「キッチリしすぎている」のが玉に瑕です。それでも、2009/2010シーズン当初にくらべると、多少、オーケストラとのコンビネーションも良くなってきているような気がしました。

平たく言うと、「肩の力が多少抜けてきたような感じ」でしょうかね。ちなみにElisabeth Attlさんが振った「こうもり」は、2009年1月、アイゼンシュタイン役がAdolf Dallapozzaさんだった時に観ていますが、その時よりは良くなったような気がします。まぁ、ベテランのオペレッタ指揮者と比べてしまうと、どうしても問題点が目につきますが、今後もがんばって頂きたいと思います。

一方、出演者の方がキャスティングが良く、各役ともに見事でした。ロザリンデ役はEdith Lienbacherさん(Feriは2008年12月以来)、アデーレ役はAnja-Nina Bahrmannさん(Feriはお初)、イーダ役はElisabeth Schwarzさん、オルロフスキー公爵役はAnnely Peeboさん(2009年に何回か観ています)、アイゼンシュタイン役はDietmar Kerschbaumさん(Feriは2007年12月以来)、ファルケ博士役はClemens Unterreinerさん(初起用)、アルフレード役はJörg Schneiderさん(Feriは2007年12月以来)、イワン役はHeinz Fitzkaさん、フランク役はKurt Schreibmayerさん、フロッシュ役は名優Rudolf Wasserlofさん、弁護士ブリント役はThomas Markusさんという面々でした。なかなか珍しい組み合わせですね。

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さて、ロザリンデ役のEdith Lienbacherさんは、多少ヒステリーぎみな演技が光っていましたね。お芝居のレベルが高く、ロザリンデの性格を見事に表現していました。歌も聴かせるものがありました。

今回、特に良かったのはアデーレ役のAnja-Nina Bahrmannさんです。歌が非常にうまい上に、役の性格描写が見事でした。通常、アデーレ役はぽっちゃり系の方が似合うのですが、彼女はすらっとした長身の歌手です。しかし、お芝居が上手なので、良い雰囲気を出していました heart04 。ちなみに、Anja-Nina Bahrmannさんは、その後、「三つのオレンジの恋」にも出演しています。

オルロフスキー公爵役のAnnely Peeboさんも、安定した歌と演技で、存在感を示していましたね confident

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アイゼンシュタイン役のDietmar Kerschbaumさんは、自分が偉ぶっている時と、浮気がばれてからの落差が見事で、「奥様の尻に敷かれたダンナ」という感じが良く出ていました。お芝居は本当にうまいですね。

アルフレード役のJörg Schneiderさんは、ワーグナー歌手なみの体格なので、お茶目な感じが良く出ていました。こういうお茶目な感じが大切なのですよ。ご本人もノリノリでした。ところで、お芝居をよく観ていたらフォルクスオーパー版では、アルフレードはイーダの恋人という想定なのですね。なるほど coldsweats01 。だから、3幕の最後では、一緒に並んで歌う訳だ wink

さて、ファルケ博士役のClemens Unterreinerさんは、同役には初の起用でしたが、ひげを生やしているため、存在感が抜群でした(群衆の中に埋没することがありません)。多少、大げさなお芝居が引き立っていました good

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ところでKurt SchreibmayerさんやRudolf Wasserlofさんは、このところ、脇役ばかりですが、いつ観ても良い味を出していますね。こういった名脇役がいらっしゃるからこそ、フォルクスオーパーのオペレッタは面白いのですよ。

ところで、今回Feriが観た「こうもり」は、いつもと違うアドリブのオンパレード(何しろアデーレがオルロフスキー邸でイーダから、“じゃぁ、あんたは女優”と言われたとたん“オーソレミーヨ”を歌い出すのですから、びっくり仰天)。同じシーズンでも出演者とそのときの状況によって中身が変わるという典型的な例でした。

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