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May 27, 2010

国立歌劇場の屋上に…

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今日はシーズン終盤を迎えた「国立歌劇場の話題」です。と言ってもオペラやバレエの話題ではありません。

ところで、皆さんは5月22日は「何の記念日」だかご存じですか。Feriも最近まで知らなかったのですが、国連が設定した「国際生物多様性の日」(International Day for Biological Diversity, World Biodiversity Day)だそうです。生物の多様性に関する条約( Convention on Biological Diversity)が締結された日を祝うことを目的に定められたもので、1993年に開かれた国連総会で定められました。2000年までは、条約が締結された12月29日だったのですが、現在では、5月22日になりました。

ちなみに2010年のテーマは「発展と貧困解消ための生物多様性(Biodiversity, Development and Poverty Alleviation )」で、世界各地で5月22日を中心に記念イベントを開催されました。なお、国連ではこの日の午前10時(現地時間)に「 植樹を行なおう」と呼びかけており、これに呼応して各国・地域では植樹イベントが開催されています。

さて、こちらウィーンでは、ちょっと変わった催しが行われました。

実は、Feriも知らなかったのですが、ウィーン国立歌劇場の屋上に「蜂の巣箱」が置かれているのですが、すでに蜜ができているそうです (飼育数は6万匹とか)。そこで、「国際生物多様性の日」を記念して、オーストリアのニコラウス・ベルラコビッチ環境大臣や国立歌劇場の次期総裁メイエールさん、 スポンサーの大手銀行の頭取などのVIPが巣箱の前に集まり、蜂蜜を試食したようです。

ところで、ニコラウス・ベルラコビッチ環境相は、25日の記者会見で、“ミツバチは生物多様性の建設者だ。このプロジェクトによって、生物多様性構築に向けた取り組みや、働き者だが絶滅の心配も出ているこの昆虫についての意識を高めてもらいたい”と語ったとか。何となくこじつけみたいにも感じるのですが…

ご存じのように、オペラ座の蜂蜜と言えば、パリのガルニエ宮が有名ですね。メイエールさんは“20年前にパリのオペラ座総裁時代、屋上に巣箱が置いてあった。蜂蜜は人気商品だった”とコメントを述べています。

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ちなみにガルニエ宮の方は、道具係が小道具として蜂を飼育するために「蜂の巣箱」を屋上に設置したのが始まりだとか。このガルニエ宮の屋根に住み着いた蜂によって作られる蜂蜜は、フォション社によって「オペラ座の蜂蜜」(Le Miel Recolte sur les toits de l'Opera de Paris)として販売され、ガルニエ宮の土産物の一つなっています。

気になる「国立歌劇場産の蜂蜜」の行方ですが、一部は、今後予定されているガラコンサートで販売され、収益はオーストリア環境省が推進している「Vielfaltleben」というグリーンプロジェクトに寄付されるそうです。いずれ、収穫量が増えれば、ウィーンでも「国立歌劇場ブランドの蜂蜜」が販売されるかもしれません

ところで、ウィーン国立歌劇場屋上にある「蜂の巣箱」ですが、なんとインターネットでライブビューイングが実施されています(見ても蜂が出入りしているだけですが)。アドレスはここです。ご興味のある方は、是非ご覧ください。ただ、時差を考慮しないと、真っ暗です。

なお、日本では農水省の主導で5月22日(土曜日)に、愛知県 安城市にて、生物多様性の日関連イベントが行われています。ただ、今年は宮崎県で発生している口蹄疫の問題などがあり、大々的にはPRできなかったような感じがします。

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Comments

日本でも銀座の屋上の蜜蜂が有名ですが、ちょうど1週間前にその養蜂家の話を聞き、元気な日本蜜蜂の姿を見てきました。某政党本部の屋上にも巣箱があるそうです。
東京は皇居を始め農薬におかされていない「きれい」な蜜源の宝庫とのこと。
農薬メーカは認めたがらないようですが、蜜蜂大量失踪との関連は間違いないようです。
ウィーン国立歌劇場の蜜蜂の環境はもっと快適でしょうね。

Posted by: セバ | May 28, 2010 08:04

セパさま、コメント、ありがとうございます。

意外と都心部でも蜂を飼っているところがあるのですね。さて、国立歌劇場の蜂くんたちは、どこへ蜜をとりにゆくのでしょうか?

Posted by: Feri | May 28, 2010 08:09

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