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June 24, 2010

下水道当局も協賛

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6月23日に、日本のNHK BS-2の 衛星映画劇場で、久しぶりに「第三の男」が放映されましたが、今日は「この映画にまつわる話題」です。

「第三の男」は、1949年制作のイギリス映画ですが、舞台は第二次世界大戦後間もないウィーンです。そのため、ウィーン市内でもロケーションが行われており、色々なエピソードがあるようです。このエピソードについては、以前、メイキング番組で紹介されていました。

今、「第三の男」を見ると、当時とほとんど変わらない街並みが出てくる場面があります。映画史に残る名場面と言われる「プラター大観覧車内でのホリーとハリーの再会」、「中央墓地のラストシーン」など、ウィーンがお好きな人にとってはドラマの内容と同時に、舞台となる「当時のウィーンの街」にも興味が引かれます。「第三の男」は、モノクロ映画ですが、光と影を効果的に使っている点も見逃せませんね。

さて、有名な場面の一つに映画のクライマックスである追跡劇の舞台ともなった「下水道でのシーン」があります。下水道特有の怪しい雰囲気がドラマを盛り立てています

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さて、ウィーンの色々な場所が出てくる「第三の男」。当然、観光が大きな産業であるウィーンでは、作品完成後、60年も経過しているにもかかわらず、この作品をしっかり観光ネタにしています。ウィーンの観光ガイドなどに「第三の男ツアー」が掲載されていますね。

その中で、ちょっとユニークなのが「第三の男」の撮影で実際に使用されたウィーンの下水道を巡るという、「ちょっと変わったツアー」があります。

見学するのは「現役の下水道」です。Feriは、残念ながら「下水道ツアー」に参加したことはありませんが、実際、どんな感じなのでしょうかね。観光用に整備されている場所ではなさそうですから、気になるのは「足下が悪いのではないか」ということです。

さらに、下水道ですから、臭気も気になると思います。こちらの方の対策はどうなっているのでしょうか。もっとも、観光用に整備したとしても、それだけお客様を呼べる場所でもなさそうですから、比較的、状況の良いところを中心の紹介しているようです。

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ところで、この「下水道ツアー」ですが、2009年11月2日から休業となっていましたが、今年4月30日から再開されました。何か、工事でもしていたのでしょうか。

また、興味深いのは、このツアーですが、ウィーンの下水道当局も協賛しているということです(まぁ、市の施設を見学する訳ですから、よく考えると当たり前ような気もしますが )。昨年秋に市庁舎前広場で行われたイベントに下水道当局が出展していたのですが、そこでもしっかりと「下水道ツアーのPR」をしていました。商魂たくましいというか、何というか。

ただし、よく考えて見ると、このイベントの時期、残念ながらツアーは休止中だったのですよね。休止中にツアーのPRを平然としているところが、何ともウィーンらしいところです

「映画の話題」に戻りますが、この下水道のシーン、ウィーンで撮影されているのですが、実は、その後、録り直し箇所が発生し、この部分についてはロンドンのスタジオで撮影したというエピソードがあるそうです(以前、メイキング版で紹介されていました)。撮影状況が違っているため、ハリー・ライムの息が白く写っている箇所と、そうでない箇所があるそうです。今でしたら、このような場合、CGを駆使して簡単に整合性をとることができますが、当時では、そういった芸当はありませんでしたからね。

CG技術が高度に発達した現在では、巨大なオープンセットを作らずに、ブルーバックで撮影し、後から背景の街並みを再現するということもできるようになりました。実際、日本映画の「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなどでは、今は見ることができない東京の風景が見事に再現されていましたね(この映画では、都電や自動車、飛行機のような動くものまでCGで作っていたそうです )。話が横道にそれだしてきたので、今日はこの当たりで。

なお、「第三の男ツアー」の詳細はWebサイトで紹介されています。


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Comments

数年前に参加しました。インターコンチネンタルHの近くから地下に入り(入口は例の丸い広告塔です)、ナッシュマルクトで地上に出ました。その後、リンクにもどり図書館の近くの撮影場所などを、めぐりました。すべり易いとありましたので、スニーカーで行きましたが、特段すべるところはありませんでした。また、臭いは殆どしませんでした。

Posted by: 愚庵 | June 24, 2010 20:01

愚庵さま、ご体験情報、ありがとうございます。

臭いがほとんどしなかったというのは、意外な感じがしますが、設備がしっかりしているのかもしれませんね。

Posted by: Feri | June 24, 2010 21:50

記事に書き忘れたのですが、1~2ヶ月ほど前にテレビのニュースで「下水道ツアー」のルート途中にスクリーンを設置して「第三の男」のシーンを上映している…という話題は放送されていたそうです(Feriは見ていません )。時期的に「下水道ツアー」再開のタイミングと重なるので、もしかすると、休止期間中に準備をしていたのかもしれません。ちょっとやり過ぎの感じはしますがね。皆さんはいかがお考えですか

Posted by: Feri | June 24, 2010 22:45

いつも楽しく読ませていただいております。
下水道ツアーに再開されて間もない5月2日に行ってまいりました。参加者はLEDライト付きのヘルメットをかぶり、下水道局のお兄さんの案内で地下に潜りました。ひんやりと湿っぽかったですがにおいは全然と言っていいほどありませんでした。観光用に空調しているのかもしれません。下水道をめぐりめぐって、最後に暗渠になっているウイーン川に出ましたが、そこで暗渠を歩いているツアーの一団に出会いました。愚庵さんがご参加なさったツアーがこれかもしれません。松明を持ってウイーン川を市立公園側からナッシュマルクト方向に歩いていかれてました。ウイーン川に出たとたん暗闇の水路を普通の人が歩いてる姿をみて大変びっくりしました。

Posted by: MARHA | June 26, 2010 12:12

MARHAさま、コメント、ありがとうございます。また、最新の情報、感謝します。

意外と参加している方が多いのにちょっと驚きました。これからも、よろしくお願いいたします。

Posted by: Feri | June 26, 2010 23:43

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