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July 29, 2010

MADE IN SEKI, JAPAN

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オーストリアでは、自動車をはじめ色々な日本の製品が販売されていますが、今日は「ちょっと変わった商品のご案内」です。

毎年、夏にFeriが「里帰り」するザルツブルク州の某街での出来事です。夜、食事をとるためホテルを出て、街の中を散歩していました。

地方の小さな街ですが、この地域の中心的な街であるため、中心部には結構お店が並んでいます。ある金物屋さんのショーウィンドウをのぞいていたとき、見覚えのある商品を見つけました。

そう、「包丁」です。店はもう営業していない時間帯だったので、ショーウィンドウの中に飾ってある商品を確認しただけなのですが、日本でおなじみの包丁です。とりあえず写真を撮って、その後、分析をしてみました。

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KASUMI」というローマ字表記があり、パッケージには刀鍛冶職人の写真が使われています。さっそくインターネットで調べたところ、この製品は日本にある株式会社スミカマという会社の製品でした。

同社は、「刃物の産地」として有名な岐阜県関市にある会社で、創業は大正5年だそうです。いわゆる地方の中小企業ですが、先進的な技術導入にも積極的で、高品質な刃物、家庭用品等を企画・製造・販売しています。1991年にはドイツ・フランクフルト・メッセ・アンビエンテに出展するなど、本格的な海外展開を行っているメーカーさんで、現在、世界30数カ国に弊社の製品が出荷しているとか。そのうちの一ヵ国が、オーストリアだったという訳です。会社の海外進出に合わせて、社名も漢字表記から、カタカナ表記に切り替えたようです。

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どちらかというとニッチ市場なのかもしれませんが、逆に日本の伝統的な技術と高度な技が融合され、市場で支持されているように感じます。正に「世界に誇るMADE IN SEKI, JAPANの包丁」と言って良いでしょう。

さて、Feriが街の金物屋さんで見つけた包丁ですが、「霞KASUMI ダマスカス包丁シリーズ」というものです。刃芯は刃物用として特別に作製された超硬質合金が使用されており、その両側には32枚 のステンレス層を重ね合わせて、本鍛造により製造されているものです。パッケージの写真ではありませんが、霞 KASUMI包丁は熟練した職人によって一丁づつ丁寧に仕上げられているとか…

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ちなみにプライスカードには「Japanische Küchenmesser」と表示されていました。そして、気になるお値段ですが、98ユーロ(11000円)でした。初めは“高いなぁ”と思ったのですが、後日、日本国内で販売されている値段を調べたところ、価格差がないのが驚きでしたね

日本が得意なデジタルカメラやゲーム機、自動車ならばわかるのですが、こういった日本伝統の製品が、ザルツブルク州の小さな街の金物屋さんで販売されているのを見て、Feriも日本人としてちょっと嬉しくなりました。

きっと、この街の家庭(もしくはレストランの厨房)でも、「MADE IN SEKI, JAPANの包丁」を使っているオーストリア人がいることでしょう。末永くご愛用を

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