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July 19, 2010

エコボートはいかが?

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今日、日本は「海の日」でお休みです(7月第3月曜日という移動祝日、制定当初は7月20日でした)。

「海の日」の前身は、「海の記念日」という記念日す。海の記念日は、1876年に明治天皇の東北地方巡幸の際、灯台巡視船「明治丸」をご利用になり、7月20日に横浜港に帰着したことに因み、1941年に制定されたそうです。歴史があるのですね

という訳で、今日は「 水ものの話題 」をお届けしましょう。ヨーロッパでは日本よりもエコロジー運動が普及しているため、太陽光発電や風力発電などが盛んです。まぁ、問題点が全くないわけではありませんが、一つの考え方なのでしょう。当ブログでもたびたび紹介していますが電動バイクなども日本よりは積極的に開発されているようです。

さて、春先にウィーンの新聞に太陽光発電で動く「エコボート」の話題が紹介されていました。要するに太陽光発電装置(太陽電池)で電池に充電し、モーターでスクリューを回して航行するシステムのようです。

あまりスタイルは良くありませんが、たしかに通常の運行では排気ガスなどは出さないので「究極のエコボート」と言えるかもしれません。

オーストリアでは、以前からザルツカンマーグートの湖などでは、バッテリーで動く電気ボート(E-Boot)が実用化されています。静かな点はすばらしいのですが、バッテリーへの充電がネックです。また、バッテリー容量の問題から、長時間の航行は困難でした。この点、太陽光発電ならば、晴れている日が続けば、エネルギー供給の問題はありません。

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新聞記事によると、この 太陽光発電ボートですが、ドイツの造船所で建造されたようですが、記事には太陽光発電ボートを開発しているオーストリアの団体のWebサイトアドレスが出ていたので、早速調べて見ました。

この団体はオーストリアのSolarwaveというNPOらしく、エコ活動の一環として太陽光発電ボートを研究・開発しているようです。

当然、自慢のエコボートですから、こちらのサイトには詳細が紹介されていました。これによると、最新のモデルSolarwave 46は船体は新素材(ケブラーなど)を使って軽量化を図った双胴船で、太陽光発電をメインエネルギーとしていますが、そのほかに風力発電も使っているようです。

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驚いたのは、太陽電池で発電した電力は、航行用のモーターに使用されるだけでなく、船室内の各種設備にも供給されている点です。船室内の写真を見てびっくり仰天 。調理用の電気レンジや暖房装置、洗濯機などの設備が完備した立派なクルーザー仕様なのです 。Feriなどは「エコ=質素」と考えがちですが、エコを標榜しながらもゴージャスなレジャーを楽しもうという発想がヨーロッパらしいですね。

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当然のことながら、ボートの運航のみならず、船内での生活でも化石燃料を一切使うことなく、長時間のクルーズが楽しめることが大きなウリになっています

Solarwave 46のサイズですが、全長13.9メートル、全幅7.5メートル、全高4.5メートルです。双胴船のため、長さの割に幅が広く、その関係でキャビンがゆったりしています。気になる発電能力ですが、太陽光発電で50KW、風力発電で10KWの電力を確保できると紹介されています。また、速度は最高速度が9ノット、巡航速度は4~8ノットだそうです。さすがにエネルギー特性を考えて、ゆっくり目に設定されていますね。

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しかし、化石燃料を使うことがないので、食料と水さえ確保できれば、航続距離の不安はありません。このサイトでもSolarwave 46航続距離は60000kmと紹介されています。

興味深いのは競艇用のボートではありませんが、スクリューの工夫で航行性能が変わるためか、スクリュー形状の研究が行われていることが、Webでも紹介されています

日本でも、最近は自作の太陽光発電ボートの競技会などが開催されていますが、いずれも手作りの一人乗り小型バージョンです。また、将来の貨物船として太陽光や風量を使った船の研究開発なども進んでいますが、小型船ながらオーストリアが一歩リードしているということでしょうか。


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