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July 25, 2010

ウィーンの公共交通機関もエアコン装備へ ただし…

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日本は連日、猛暑が続いていますが、比較的暑さに強い日本人でも、この暑さは厳しいですね

さて、今日は「エアコンの話題」です。

7月に入ってからウィーンも日本のように暑い日が続いていますが、こちらは最近まで「エアコンなし」が普通だったので、気温が異常に高くなると本当に大変です。

日本では、今や通勤電車や通勤用のバスでもエアコン装備は「当たり前」ですが、これではエアコンを装備している車両の方が少ないのが現状です。

ちなみに路面電車でエアコンを装備しているのULFの2次車(車両番号52~、702~)だけです。

この写真は、エアコンを装備したULFの車内(天井)です。釣り手の横にあるスリットが空気吹き出し口になっているのですが、日本の鉄道車両のものに比べると、ずいぶんと控えめなことがわかります。

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また、地下鉄もエアコンを装備しているのは、Type V/vという6両固定編成の新型車両(写真の車両です)だけです(現在、プロトタイプ1編成を含めて26編成が運用されています)。まだまだ少ないですねぇ。

逆にバスの方が車両の交代が早い分、エアコン装備車両が多いようです(WienerLinien では500台以上バスを保有していますが、178台がエアコン装備だそうです)。

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さすがに、近年、頻繁に発生する 夏の高温 に音を上げたのかWienerLinienでは、本格的に車両へのエアコン装備に取り組み始めることにしたようです。

計画では、2019年までにすべてのバスがエアコン装備になるそうです。バスは鉄道車両よりも寿命が短いので、ある程度、短期間(といっても9年間もかかる訳ですが…)で対応が可能なのでしょう。一方、路面電車と地下鉄の方は車両の寿命が長いこともあり、2030年までかかるそうです。いやはや気の長い計画ですね

ところで、こちらのエアコンは日本とはちょっと考え方が違います。というのは、「積極的に車内を冷やす」というよりは、「車内の温度が上がりすぎないようにする」というスタンスのようです。つまり、冷房装置の能力が低めに設定されているらしいのです。そのため、今回のように極度の高温になると、故障していなくても冷房装置の能力が追いつかなくなってしまうケースがあるようです。

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そういえば、ドイツが誇るICEの冷房装置が故障し、車内温度が50℃になり、体調不良のお客さまが続出した…というニュースもありましたね。ICEは高速鉄道車両なので、当然、窓は開きませんから…

ところで、日本よりも先に猛暑に見舞われたウィーンですが、オーストリア連邦鉄道(OBB)が粋なサービスをはじめました。このサービスとは、ウィーン西駅とマイドリンク駅で、「アイステーの無料提供」です。

提供する時間は、気温が上がる12時から17時の間らしいのですが、10000リットルが用意されているとか。日本よりも自動販売機などが少ないので、こういったサービスは喜ばれると思います。


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Comments

エアコンの付いていないULFは猛暑では温室と化しますからね…まだ窓が大きく開く旧型車両のほうが風通しが良くて過ごしやすいという。

トラムの完全冷房化が2030年ということは、今の旧型車両もまだまだ安泰、ということでしょうか?徐々にULFが増えていますが、旧型車もあの形・あの色がウィーンを象徴するだけに、もう暫く活躍してほしいと思っています。

ところで、最近市電でも新たな路線計画があるみたいですね。しかも実現すれば日本人にはおなじみの電停名ができるのだとか…。

Posted by: K.Horikiri | August 09, 2010 11:54

K.Horikiriさま、コメント、ありがとうございます。
ULFができた当初は、まさかこんな猛暑が来襲するとは思ってもみなかったことでしょう。
何しろ予算が限られていますから、在来車も大切に使うしかないようです。
路線計画の件は、改めてご紹介することにしましょう。

Posted by: Feri | August 09, 2010 16:46

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