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August 29, 2010

トロッコでGO(その1)

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今日は夏季限定の「楽しいアトラクションの話題」です。

こちらでは、夏の時期はアウトドアのアトラクションが盛んです。ポピュラーなところではサイクリングなどがありますが、今日、ご紹介するのは、ちょっと変わった サイクリングです。

ブルゲンランド州のオーストリア連邦鉄道(ÖBB)路線で、旅客営業をやめてしまった路線があるのですが、ここを使って人力トロッコを走らせるアトラクションが運営されているのです(Draisinentourという名称です)。

実は、2009年5月にウィーンのアム・ホーフ広場でブルゲンランド州のPRイベントをやっていました。その際、Draisinentourがトロッコの現物を持ち込んで、PRしていました 。ちなみに二枚目の写真が、「アム・ホーフ広場でのPR」の模様です。

Feriは、たまたま、このイベントでパンフレットを入手していたので、いつかは訪問してみたい…思っていました。

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しかし、ブルゲンランド州の南部にあるため、アイゼンシュタットあたりから行く場合、ハンガリーのショプロン(Sopron)経由の方が早いので、ちょっと躊躇していました。しかし、その後、はっぱさんにショプロン経由でddeutschkreutzにあるVinatriumに連れて行っていただいたことで、ハンガリー内を車で通行するめどがつきました。今回、アイゼンシュタット滞在中に、予定が変わったために訪問したものです。

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さて、このトロッコ列車ですが、運転されているのはHoritschon/NeckenmarktOberpullendorfの間で、Horitschon/NeckenmarktはÖBBの駅(通常営業中)となっています(Wien Meidling からHoritschon/Neckenmarktまでは直通の快速列車で1時間30分ほどです)。日本流に言うと「盲腸線」(反対側が、どこにもつながっていない鉄道路線)です。ところが区間ですが、全線で何と22.7キロもあるのです

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基本的に勾配の関係からか、Horitschon/NeckenmarktからOberpullendorfへ向かうようになっているようです。しかし、実際に営業していた鉄道路線ですから、下り坂オンリーではありません。途中には上り坂も含まれています。一気に走るのはさすがに無理があるため、途中には「お休み処」が3カ所設けられています(このお休み処が、こぎ手の中間目標になるわけですね。わかります )。

これらは、いずれも今は使われなくなった駅を転用しており、 レストランなどが設置されています。

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人力トロッコとご紹介しましたが、専門的には「軌道自転車」と呼ばれるもので、本来は線路の保守を担当する鉄道係員(日本では保線職員と言っていますが)が線路の巡回用に使っていたものです。

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この施設では、この「軌道自転車」を一般用にアレンジして使っています。基本となるスタンダードタイプは2軸式で、定員は4名です(使用料金は平日が52ユーロ、週末は60ユーロ)。このほかにファミリータイプ(定員5名)、Verein7(定員7名)、Verein9(定員9名)、Verein10(定員10名)、V12(定員12名)、Geburtstag(誕生日バージョン、定員5名)、Rollstuhl(定員3名)など、様々なバージョンがあります(当然、料金は違います。ちなみに右の写真はスペシャルバージョンです )。

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スタンダードタイプの場合、こぎ手は左右の二名で、後ろにベンチシートが設置されています(ベンチシートにはシートベルトが設置されています)。これが定員が増えると、当然、車体重量が増えるため、こぎ手が増えるようになっています。

また、車輪も増えて3軸式になります。ただ、基本構造は一緒で、ペダルがチェーンで連結されているだけです(高級自転車のように変速機はついていません )。ブレーキは足踏み式のものが左右に取り付けられています。こぎ手のサドル前にはハンドルがありますが、軌道上を走るため、単なる「手すり」という位置づけです。ただ、ハンドル状にした方が力が出るのでしょうかね

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こぎ手(兼、運転士)用にハンドル横には、ドリンクホルダーが取り付けられています(オーストリアにしては細かい配慮ですね)。このドリンクホルダーですが、ミネラルヴァッサーを入れる想定なのですが、途中のお休み処でふと見ると、ビアの瓶が…やりますねぇ 。とにかく基本構造は至って簡単です。

また、連結運転も可能で、簡単な連結器も装備されています。Feriが見た日も、連結運転をしているグループもありました。

<明日に続きます

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