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August 13, 2010

早すぎた廃線 懐かしのザツルカンマーグート・ローカルバーン(上)

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日本はお盆の真っ最中で、なおかつ、週末。ということは当ブログのアクセス数が下がる時期ですね。今回はお盆明けになっても「鮮度が落ちない話題」を選んでみました

今日は「昔、廃線となった鉄道の話題」をお届けしましょう。

今、ザルツブルクからザルツカンマーグートへ行く場合、 自動車や バスで行くのが一般的です。

ザルツカンマーグートの中心地であるバードイシュルへは一応、ÖBBでも行くことができますが、遠回りになるため非常に不便です。しかし、かつてザルツブルクとバードイシュルを結ぶ鉄道(狭軌鉄道)があったのはご存知でしょうか。その名は「ザルツカンマーグート・ローカルバーン」(Salakammergut-Lokalbahn、略称:SKGLB)。

路線はザルツブルクから現在のアウトバーンA1(厳密には平行する一般道ですが)に沿う形でモントゼー湖畔のSt.Lorenzへ向かい、そこから現在の154号線に沿ってウォルフガングゼー湖畔のSt.Gilgenへ。

St.Gilgenからは現在の158号線に沿う形でバードイシュルまで行っていました。また、St.LorenzとMondseeを結ぶ支線もありました。

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ザルツブルクとバードイシュルの間は66.9kmでした。線路の幅は760mmという狭軌鉄道で、最高速度は40km/hだったそうです。狭軌鉄道で67kmというのは、結構、路線延長が長い部類に入るでしょう。

ザルツカンマーグート・ローカルバーンが開通したのは1890年でしたが、ご多分に漏れず、道路整備による乗客激減で、1957年には廃止となっています。やはりザルツブルクから山を越えてウォルフガングゼーにいたる158号線にはかなわなかった…というところでしょう。

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廃止直前の時刻表が単行本に掲載されていたのですが、ザツルブルク-バードイシュル間全線を通して運転されていた旅客列車は、わずか4往復にまで減っていました(その他、区間運転も数本、行われていました)。

有名な狭軌鉄道だったので単行本や同時の映像をまとめたDVDソフトなども発行されています。昔ですから、蒸気機関車中心でしたが、末期には内燃車両も登場しています。

Salzkammergut_lokalbahn_102

当時は旅客列車はもちろんのこと、沿線へ物資を運ぶ貨物列車も頻繁に運転されていたようです。実際に当時の写真や映像を見ると、ウォルフガングゼー湖畔など風光明媚なところを走っており、もし、今も残っていたら、意外と人気が出たような気もします。当時は、このような鉄道を観光資源として残す余裕がなかったということなのでしょうね

Salzkammergut_lokalbahn_101

興味深いのは廃線からすでに50年以上も経過しているにもかかわらず、その遺構が随所に残っていると言うことです。

線路の後は写真のように一部、遊歩道として活用されているほか、一部の駅舎(ウォルフガングゼー湖畔にあります)はレストランとして現在も使用されています。駅舎の転用は建物がしっかりしているためにできることなのでしょうね。Feriも、その昔、友人と訪れたことがあります。

明日に続きます

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