« ケルンテン州の里風庵 | Main | メルビッシュ「ロシアの皇太子」(その2) »

August 23, 2010

メルビッシュ「ロシアの皇太子」(その1)

Img_100_7310_001

8月のオペレッタと言えばメルビッシュを外すわけにはいきません。昨年はミュージカル「マイ・フェア・レディ」になってしまったので、オペレッタの復活は2年ぶりということになります。2010年の演目はレハールの作品「ロシアの皇太子」です。

メルビッシュの場合、巨大な舞台を使うため、演目に向き、不向きがあります。全般的に大人数が出てくる屋外のシーンが多い方が栄えます。「ロシアの皇太子」は微妙なところでしょうね。

さて、いつもながら巨大な舞台装置が印象的でしたが、メルビッシュ名物の電飾アーチ(ラスベガスと揶揄されていましたが… coldsweats01 )と大階段が今年は設置されていませんでした。これは意外でしたね。

Img_106_6068_001

例によってSerafinさんの口上によって舞台が始まりました(いつもながらサービス精神旺盛ですね)。演出は、オリジナルに近い設定になっていました。ちなみに今回の演出はPeter Lundさんです。

まず、一幕に関しては、向かって左側が宮殿、右側が兵士の宿営地という設定でした。通常、ここは宮殿内部のことが多いのですが、さすがにアウトドアのオペレッタなので、すべてを室内にしてしまうのは抵抗があるために、こういった設定にしたのだと思います。

そのため、皇太子とソーニャの出会い(武闘シーン)は、「屋外の宿営地」という想定に変更されていましたが、これはなかなか良い演出ですね。当然、兵隊がたくさんできて、舞台に変化をつけていました。

Img_106_6084_001

また、今年は、例年以上に「舞台装置の移動」で変化をつけていました。たとえば、奥の宮殿が一部、右に移動すると、宮殿内部になるような仕掛けになっていました。なお、一幕は50分ほどの上演時間でした。

さて、二幕については、一幕から暗転で入ります。メルビッシュらしく皇太子が連隊長に昇進したことを祝う式典の場面が見事に再現されていました。メルビッシュの場合、舞台が広いので、こういった式典や群舞は大変魅力的です。とにかく人数の多いアウトドア場面はすばらしいですね。正直、これを楽しみに来ている人も多いかもしれません。ここでは、ロシアのシンボル「マトリョーシカ」を模した巨大な人形が登場します。

Img_106_6086_001

反面、室内でのお芝居は舞台が広いだけに、声は聞こえるものの、演技が今ひとつはっきりしないという感じになります。二幕後半は、宮殿内部になります。今回は、宮殿内部もゴージャスな感じで作られており、雰囲気が出ていましたね。そして、ソーニャと皇太子が、イタリアへ船で逃避行をするところで、休憩となります。一般的な公演よりも二幕を短縮している感じがしました(約30分でした)。その理由は「明日へ」…heart04


※「人気ブログランキング」に登録しています。下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります。

Br_banner_himawari


オペレッタ |

« ケルンテン州の里風庵 | Main | メルビッシュ「ロシアの皇太子」(その2) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« ケルンテン州の里風庵 | Main | メルビッシュ「ロシアの皇太子」(その2) »